モリ介です、こんにちは。今週も始まりました。宜しくお付き合いお願いいたします。
日中はまだ暑いけど、朝晩は本当に涼しくなりましたね。市場のように、朝早い仕事をしていると、通勤時の服装が、悩ましいんですよ。だって、出かける時は、肌寒くて長袖にしたいけど、帰る頃は暑くて長袖ではちょっとキツい。でも、半袖、長袖のどちらかしかありませんから。早朝、震えながら車に駆け込んで、暖房しながら会社に来る、ってのもね。ま、長袖を捲れるだけ捲って、汗を流しながら帰路に就くのが、いいんでしょうかね。それにしても、どうでもいい話ですな。
そして、先週の黒ニンニク話の続き。ニンニクって、中国産のような、一つのかけらが小さく数が多いタイプと、国産のように、かけらがごろっと大き目のものに、分かれます。種類が違うみたい。黒ニンニク製造機にも、コースが2通りあって、原料によって選択するようになってる。コースが違うと、機械の動きがどう変わるのか、よくわかりませんが。で、あとは、設定する時間が選べるような仕組みに。え? 時間を選べと言ったって、どうしたらいいか判らないよ。とりあえず、一番短い時間にするか。やってみて、後から追加設定すりゃいいし。一番短い時間は、というと、168時間。丸一週間ですな。何か所か底に穴が開いた、5号のホールケーキ大の金属の入れ物に、ニンニクを並べる。それを2つ作って、二段重ねに。あとは、時間を設定して、スタートボタンを押すだけ。168時間後には、電源が切れる設定みたい。
「多少臭うよ。」前に、黒ニンニクを自家製でできることを教えてくれた方が言ってたっけ。半日ぐらい経つと、ニンニクの臭いがしだした。モリ介ん家の建物内のちょっと低い所に、物置代わりに使ってるスペースがあって、そこにセットしたんだけど、きっちり閉まる扉が無いので、臭いがモロに家の中へ。玄関と洗面所がもうアウト。台所と居間は、引き戸で区切られてるから、大丈夫だったけど。ニンニク嫌いのモリ介嫁は、そりゃ怒るわな。開始から丸3日ぐらいが、とにかくひどい。多少じゃないですよ。そう言えば、教えてくれた師匠も、外の物置でやれ、って言ってたような。3日経った後は、臭いもあまりしなくなる。そして1週間後、ついに完成。
見た目は、黒くしなびたニンニク、って感じ。皮は、思ってたほど剥きづらくはない。食べてみると、味は確かに黒ニンニク。食感は、柔らかく煮た里芋がちょっと乾いたみたいなイメージですかね。でも、中国産原料は、一かけらが、とにかく小さくて、むく手間が半端ない。一度にたくさんは食べられないので、数個を一週間ぐらいかけて食べたんですけど、だんだん水分が抜けて、最後はグミみたいな食感に。歯にくっつくったら、ありゃしない。おそらくですけど、市販の黒ニンニクは、原料の水分含有量に応じて、加熱時間を変えたりしてるんだと思います。やっぱり中国産のこの品種はダメだ。国産のネット入りを買って、また作ってみよう、ということで、今度は国産ニンニクでの、黒ニンニク造りでございます。話は、まだまだ続く。
しょうもない話に付き合わせて、すみませんね。前にも書きましたが、写真の所まで、スクロールしていただくと、魚の話題にすぐたどり着きますんで。そして、今日の卸売場の話題へ。今朝は、入荷量も魚の種類も、充分ではないですかね。サンマ、ブリ、カツオに、アジ、サバ、イワシ、スルメイカと、大衆魚は大体ある感じ。珍しい魚や、今シーズンのモリ介初見の魚も色々ありましたよ。本当は、全部お届けしたいけど、撮った写真の枚数も多いし、書き込む文章量もそれなりになる。実は、この時点で、通常時の30分遅れ。ヤバイヤバイヤバイ。また、タグ付けやアイキャッチ設定が後回しになるかも。
えーと、まずは一発目。盛岡の人は、あまりなじみが無いんだけど、モリ介からすると、試してみないのはもったいない、というお魚。
北海道は、函館産のハタハタ、です。3キロ、16尾入りで、体長は25センチほど。真ん中のハタハタは、一番下の魚と比べて、お腹がぷっくり。もしかすると子持ちかな。いや、モリ介と同じく、ただの肥満体かも。もう少し後の時期になると、オスハタハタと子持ちで、選別されたものが入荷してくるけど、まだまだ走りの時期、ということで、オスメス混み、の可能性もありますね。以前にも書いた記憶がありますけど、モリ介も結構いい歳になるまで、ハタハタって食べた事が無かったですよ。実家での食事にも、出てきたことはありませんでしたね。初めて食べたのは、岩手県内だけど、ちょっと秋田寄りにある温泉地での夕食。ハタハタの焼き物と、鍋が出てきたんですね。最初は「うわ~、何だこりゃ~」って感じだったんですけど、他に食べるものもないので、恐る恐る食べてみたんです。モリ介と同じく、盛岡市内出身のモリ介嫁も、もちろん生まれて初めて。食べた結果、とにかく旨い。骨は硬いけど、身離れが良いんですよ。カレイなんかよりは、はるかに食べやすいですよ。脂もあるし、卵であるブリコの食感もいい。少し大きめで、プチプチ、というよりはブチブチですかね。これも旨いんです。機会があれば、また食べたいんですけど、盛岡だと、どこのお店にもある訳じゃないので。これも前に書いたはずだけど、秋田の人のハタハタ愛は半端じゃない。10年以上前だけど、ある大型店舗では、生ハタハタの売場は、およそ30尺でしたね。サイズの大小や、様々な尾数のパッケージが並んでる。そのほかに、干物や味付けなどの加工品もあるし、冷凍品のコーナーでは、3キロぐらいの箱入りまであるんですから。事情を知らないモリ介は、思わず笑っちゃいましたよ。そのくらい夢中になる程、旨い魚ってことですよね。秋田の人に独占させておくのは、勿体なくね? でも、秋田では、ここ数年大不漁らしいので、北海道産ハタハタも、秋田あたりの引き合いが強くなって、盛岡への入荷も絞られてくるかもしれませんね。お店で見かけたら、即買い、をお勧めします。今日の入荷では、もう少し小ぶりな、広尾産や根室産もありましたが、一番大きな、函館産をチョイスしました。
そしてもう一ネタは、やはり土曜日にお送りしたボタンエビについて、標準和名トヤマエビ、のほうのボタンエビが入荷してましたので、そちらをご紹介。産地は秋田県で、特大サイズの3.3キロ子無しです。
うーん、もうちょっと赤みがあるのかとおもいきや、そうでもないですかね。以前にご紹介した時に、漁法によっては、少々の退色もあり得る、ということでしたので、そういう事かもしれません。いずれにしても、ボタンエビとトヤマエビ、この2種類を並べられても、モリ介には区別が難しいと思われます。毎度毎度書いてますけど、旨けりゃどっちでもいいです。
今朝は、他にも色々と取材が出来たんで、また、明日以降お届けすることにしたい、と思います。お時間ですので、このへんで。今日もお届けしたのは、モリ介でした。また、明日、お目にかかります。