モリ介です。こんにちは。本日もお届けしてまいりますよ。
昨日は珍しく一日雨でしたね。そんな日に限って買い物を頼まれたり、腰の治療があったりで本当大変。車を降りて店まで傘をさすまででもないし。でも傘をささないと結局濡れちゃうんですよね。濡れ染みが出やすい服装だったものだから店に入るとずぶ濡れ感満載。だけど本人は意外と気にしてないんですよ。 移転前の昔の市場の冷凍庫って、今の卸売場から冷凍庫までの距離のだいたい3倍ぐらい遠いところにあった。その距離をね、帽子に作業着といういでたちで、濡れネズミになりながらガラガラと台車を押して品物を取りに行ったもんです。冷凍庫に着くと、当然ずぶ濡れ。そこから冷凍庫の中に入るわけだから、 中では濡れた作業着が凍ってバキバキに。冷凍庫から品物を出してまた台車に乗せて、 再び濡れネズミになりながら帰ってくるわけだから、そりゃもう大変ですよ。 帽子はかぶっているもののそんなに役に立つわけもない。 雨の日はこれの繰り返しですから。多少の濡れなんて気になるわけもないでしょ。 傘をさせばいいって? あのね、100キロぐらいの荷物が台車に乗るんですよ。片手じゃしんどいでしょう。 雨ガッパも着たままじゃ冷凍庫では作業しづらいし、着たり脱いだりも面倒だし。結局面倒が無い濡れネズミを選んじゃうワケ。まだ若かったしね。今は冷蔵庫も近いし、フォークリフトもあるし、荷物はパレット積みだし、ホント楽。あの作業を今やれ、って言われても、できないだろうし、やる気にもならない。当時は冷凍庫に床に直積みでしたからね。という事は手積みなわけ。よくやってたな~。
来週は気温がぐっと下がりそうですね。最低気温、3℃とかの予報も出てる。半袖を卒業して、薄手の長袖になったと思ったら、もう厚手の出番かよ。モリ介嫁も、気を利かせて長袖を色々と出してきてくれてはいるけど、毎回、ボタンが閉まらないヤツも持ってくるんですよ。去年入らなかったじゃん。捨てる? 痩せたら着るんだよ、しまっておいてよ。でも何ですかね、痩せたら着る、って。こういう会話をしてる人って多いと思いますが、実際に痩せて着られた人、っているんでしょうかね。ま、モリ介だけは違いますがね。着る、ったら着るんだよ。そのうち本気出す。
さてと、今朝の卸売場へ。各地で悪天候でしたから仕方が無いけど、予想通り荷物は少ない。ネタ、あるかな~。あれ?いつもの宮城産のカツオ箱がない。ん?もしかして、もしかする? 去年は、海にはカツオしかいないんじゃないの?というくらい、三陸はカツオが好漁だったけど、今年は総じて不漁。担当者によれば、三陸近辺にはカツオが居なくて、しばらく前から千葉あたりでの操業を余儀なくされてたよう。その群れも薄くなって、現在好調なのは鹿児島、宮崎などの九州らしい。早くも産地が切り替わってしまったか~。漁場が遠くても宮城で水揚げすれば宮城県産なので、今後宮城県産が入荷することもあり得ますが。残念ながらモリ介、三陸の戻りガツオには今年はありつけませんでした。黒潮の大蛇行が解消されたことが、なにか関係あるんでしょうかね。戻りガツオネタが無くなってがっかりだけど、その代わりとして、本日登場するのがこのお魚。
ブリです。当市場ではほぼ毎日、どこからか入荷がある魚です。養殖ものを入れれば100パーセント手に入りますよ。この魚は昨日の撮影なんだけど、北海道は斜里産の8.5キロ。80センチの堂々とした魚体でした。担当者に脂ののりを尋ねてみると、「多分大丈夫だと思います」とのこと。そして今日。同じ産地からブリの入荷がありまして、それを見本でおろしたものがこちら。
えと、すみません。骨から外した身だけの写真も4、5枚撮ったんだけど、データがない。骨付きで勘弁して。骨でよくわからないけど、お客さんから感嘆の声が上がるくらい、脂がのってましたんで。昨日の担当者の言葉、見事に証明されましたね。おっと、この魚はやはり80センチオーバーの魚体で、9.7キロでありましたよ。戻りガツオはもう期待薄だけど、北海道産ブリの刺身で、秋の夜長を楽しんでください。いや、もう冬か。
そして、今朝のもうひとネタは、こちら。魚といえば普通、大きい方が脂がのっていたり、旨味があふれていたりして、高値になりますよね。でも、中には違うものもあるんですよ。そんな類の魚がこちら。
体表の模様が独特ですよね。魚音痴のモリ介でも、なんとか判ります。これはコノシロ。秋田は男鹿産で、体長は25センチほど。13尾入りで2.5キロでありました。箱の中身がスカスカに見えるのは、このスペースに別の魚が収まっていたから。コノシロと一緒だと、さすがに売れないだろう、と、担当者が別箱に移したのでこんな感じに。そしてコノシロの若い魚がこちら。これは昨日の取材から。
コハダです。体長は10センチちょっと。千葉県産の4キロ入り。尾数は、すみません、不明です。お値段はキロ単価で数倍違います。小さい方が高いんですよ。コハダは、酢締めを寿司ネタにするなど、需要が高い魚。しかし、コノシロになると、小骨が増え生食には向かなくなることから、価格が急落してしまう、とのこと。ただし、あるネット記事によれば、コノシロの身は旨味がすごくある、と書かれてました。う~ん、食べるのが面倒なのはな~。考えちゃうかも。ニシンやイワシと比べてどんな感じなんでしょうか。気にはなります。
モリ介が朝起きた時はまだ雨が降ってましたが、この記事を書き終える頃には日も照ってきました。日中は少々気温も上がるらしい。帰宅後は銀行への用事があるけど、まだ半袖でいいかも。それでも街を行き交う人たちは、厚着なんだろうな~。急いで冬に向かわなくてもいいと思いますがね。そのうち、モリ介母から「寒々しい」と、クレームが来るんだろうな。実家はすでに、ファンヒーターとエアコンの暖房が稼働中。モリ介母は自分では給油が出来ないので、これからは毎日、モリ介がやらなきゃ、なんです。モリ介父が居ない分、作業は半分で済みますがね。とにかく冬はやる事が多くて大変。少しでも積雪が少ない事を祈るモリ介がお送りしました。また明日、土曜日にお目にかかります。