• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

雨模様だけど、暖かい朝ですね。こんにちは、モリ介です。

今日の初っぱなは、市場では全然珍しくない魚だけど、箱に書かれたこの文字の意味とは?という話題。

春子? ハルコ? 何だ? 出荷者名? あるいは漁獲した漁船名か?

知ってる人は知ってるみたいだけど、モリ介は全然知りませんでした。

調べてみると、これは「かすご」と発音して、マダイあるいはチダイなんかの、タイ類の小さいものを指す呼び名なんだそう。

上の写真では一部見えてますが、全景はこんな感じ。

これは、チダイですね。千葉県産で、5キロ15~16尾ぐらいのようです。

エラの縁が、血がにじんだような感じになってますね。チダイの特徴の一つ。

ちなみにこの春子、先週土曜日の入荷分でした。

今日もチダイの入荷はあったけど、「春子」の文字は残念ながら無し。

そして、タイトルにある、オバハンとか派遣社員の意味なんだけど、やっぱりピンと来ない感じでしょうかね?

オバハンは、超有名、宝塚出身女優が主人公のテレビドラマのタイトルから。

今は舞台化されて、つい先日、盛岡公演もやったはず。

派遣社員の方は、大ヒット曲を持つ、超有名女優が演じたスーパー派遣社員、”大前春子”からなんだけど。

超有名舞台俳優のダンナと離婚して、大騒ぎになったのも、記憶に新しい。

どちらも解らなかったアナタ、テレビドラマ見ませんね?

閲覧数15じゃ、誰一人反応なしのダダ滑りかも。ま、こんな事もある。

気を取り直して、冬場の主力商材の一つであるこれ。

北海道はえりも産のナメタガレイ、2枚入り、2.4キロです。

売れ筋の1キロオーバー物。

ちなみに箱には「子持ち」「ババガレイ」と書かれてる。ババガレイは標準和名。

ナメタガレイは地方名ですが、そう呼ばれる地域では、表記が可能です。

写真では判りずらいけど、肉眼では、手前の魚の下側に、うっすらとオレンジ色の卵が透けて見えます。

産地では、一瞬で選別するんだろうな~。

モリ介は目を凝らしても、はっきり判るかどうか。

ここ数年は、年末であっても潤沢供給が続いてるナメタガレイ。

どうか今年も、落ち着いた価格で、たくさんお買い上げ頂けるよう、祈るのみです。

続いては、このところネタとして掲載が続いてるけど、あまりにも美味しそうで、つい、写真に収めたこれ。

立派でしょ? 北海道は、積丹産の真白子、3キロ入りです。

積丹は、「しゃこたん」と発音します、が、どこら辺だっけ?

ああ、小樽の西の辺りか。

昔は、ニシンがたくさん獲れた所だよね。

浜一面を覆いつくすニシンを写した写真を見たことがあるけど、本当に冗談かと思ったよ。

ウェブでも、調べれば見られると思うので、暇な時に見てみてください。

白子の話に戻るけど、この間、通信販売のサイトで、「当社が取り扱う真白子は、一切漂白をしておりません」との表記があった。

え?漂白?

担当者に聞いてみると、輸入の解凍品なんかに、昔はそれらしき物もあったらしいが、現在はお目にかかることはない、とのこと。

漂白剤は食品添加物になるから、法律上、使用すれば表記が必要。

見た目も不自然な白さになるみたいだから、すぐわかるらしい。

お店でお買い求めになる分には心配しなくても良い、と、お墨付きを頂きました。

これで気にしないで食べられるな~。

このところの暖かさも、そろそろ終わりみたいなので、鍋の出番がぐっと増えますよね?

ぜひ、真白子、鍋の具材としてどうぞ。

そろそろ締め切り時間も近いので、今日はこのへんで。

明日は、市場は休市。ブログもお休みです。

たまには出かけて呑んじゃおうかな。

平日だから、どこ行ってもだいたい空いてる。

混雑したお店が苦手なアナタ。市場勤務が向いてるかも。

もう、土日休みには戻れない、モリ介がお送りしました。

追記 文章の誤りを訂正しました。