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モリ介です。こんにちは。今月もよろしくお願いします。

一頃よりも、少し暖かく感じるのは、モリ介だけでしょうかね。

冬支度に追い立てられる感じから、ちょっと一息つけるような…。

今日のご紹介は、売場で声を掛けてもらって撮った、この商材から。

やっと始まりました。生ガキのロケット入り。100グラム生食用です。

昔は10月がスタートだったはずなので、ほぼひと月遅れでしょうかね。

デリバリーは昨日から始まっているので、すでにお店でご覧になっている方も、いらっしゃると思います。

でも、モリ介が卸売場で見るのは、今シーズンは、今日が初めて。

もう本当に、冬が始まりますね。モリ介も、タイヤ交換の予約をしたよ。

あ、雪ベラも去年壊れたんだった。買っとかないと。

話を戻して、生ガキだけど、「生食用」と「加熱用」の二種類があります。

皆さんもよくご存知だと思うけど、「加熱用」が、「生食用」の鮮度落ち食材、というわけではありません。

そもそも、養殖される海域や、容器詰めされるまでの工程が違う。

「生食用」は、雑菌が比較的少ない沖合で養殖されるのに対して、「加熱用」は、湾内や河川の河口近くで水揚げされる。

でも、湾内や河口近くって、プランクトンなどの栄養がたっぷりですよね。

また、「生食用」は、滅菌した海水で洗浄される工程が加わるんだけど、それが2~3日かかったりするので、その分断食を強いられ、痩せることもあるんだとか。

モリ介は、ガキの生食があんまり得意ではないので、出来るだけ「加熱用」を買って、鍋とかで楽しんでます。

つまり、加熱した料理にするんだったら、旨味たっぷりの、「加熱用」がいい、ということ。

何が何でも「生食用」でないと、と信じている方も、まだいらっしゃるようなので、教えてあげて下さいね♪

子供のころは、全然食べられなかったけど、大人になって、鍋もフライもグラタンもアヒージョも大好きになったモリ介。

秋も深まると、飲食店でも、カキメニューが始まるけど、鍋は別として、フライやグラタンなんて、年中メニューに載っても良くないですかね? 納得いかん。

価格ですけど、昨年よりも少々お高いみたい。

でも、冬の味覚の一つ。是非、お店で、ご家庭で、楽しんでください。

そして、売場で見つけた、色鮮やかなこの食材。

山形県産のアマエビ、3.3キロ入り、です。

正式には、ホッコクアカエビ、と呼ぶらしい。

そう言えば昔、モリ介が営業にいた頃、上司が冷凍の赤エビを担当してたので、手伝ってたよ。

確か、グリーンランド辺りの産地で、売れ筋は、1キロに60尾ぐらい詰められたカートンが12個入った、細長い箱だった記憶が。

一度、1キロ詰めを買って、家で赤エビパーティーをしたこともある。

最後は、殻むきが飽きてくるんだけど。

こんな食生活してるから、血液検査の結果が悪いんだよ。

でも、今は、生食用のエビ、といえば、アルゼンチン赤エビが全盛。

この通り、身は少し小さくて、ボリュームには欠けるけど、甘い、生食エビらしい味、と言えば、赤エビではないでしょうかね。

話をアマエビに戻すけど、新潟辺りでは、南蛮エビとも呼ばれてるみたい。

有名な冬の味覚らしいので、お隣の県、山形県産のアマエビをぜひ楽しんでみてください。

あ~、まだネタがあったけど、時間が来ちゃった。

今日はここまでにします。モリ介でした。