• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

今日も今日とて、モリ介です。こんにちは。

今日で10月も終わりか~。今年もあと2ヶ月になっちゃった。

暖冬予想みたいだけど、雪はどのくらい降るんだろう。

道路とか駐車場や家の屋根はいらないから、スキー場とかイベントのあるところだけ降ってほしいものです。

そんな都合良くいかないか。

くだらないことを、つらつら考えながら卸売場を歩くモリ介。

そこで目に飛び込んできたのが、これ。

ずらりと並ぶ北海道産マダラフィーレのパレット。

仲卸の営業さんも思わず「今日はタラ祭りか~」と、一言。

フィーレとは、簡単に言えば半身。

頭や内臓や中骨なんかは取り除いてあります。皮はついたままだけど。

少し見ずらいけど、8とか6とか書いてるのは、半身が入っている枚数。

8だと、5キロの箱に8枚。6だと6枚ってこと。

だから、半身の大きさから言えば、6の方が大きいことになるという理屈。

これも見ずらいけど、縦に赤字で「虫取り」とある。

アニサキスがいないかどうか、チェックしてから、出荷してるみたい。

100%ではないので、お店でもチェックをお願いします、とも書いてます。

加熱して食す食材だから、食べる側からすれば、危険性は無いんですけどね。

店舗での、商材としての見た目、という点では、重要かも。

そして、見切れてるけど、隣の3キロの箱は、マダラのスキンレス。

スキン=皮だから、皮無し。半身からさらに、皮をはいだ商品です。

話を戻して、それでは、6枚入りの箱の中を見てみましょう。

特別に、フィルムをはがさせてもらって、と…。

この大きさなら、一枚から、結構な数の切身が取れそう。

半身で売られる事も珍しくないから、自分で切ってもいいですよね。

たぶん、腹骨と中骨から縦に入る骨は残っているから、食べる時には注意ね。

日中はまだ暖かいけど、夕食に食べる鍋にはマストでしょう。

とにかく野菜が高いのが残念。もやしで鍋にしちゃおうかな。

担当者によれば、10月は、高水温の影響なのか、マダラの水揚げはとにかく少なかったようです。

今後は12月にかけて、水温が下がるとともに、北海道、三陸ともに、水揚げが増えるだろう、との予想でした。

そして、身の次は、当然白子でしょう。

これは、昨日の写真だけど、北海道産真白子、3キロです。

いや~、プリプリしてる。1キロぐらいはペロッといけるね。

その後の血液の状態は、ヤバいかもしれないけど。

あ、写真は無いけど、助白子もありましたよ。

担当の情報では、助白子の入荷は、例年より早い、9月の中旬から始まった。

10月も比較的順調で、品質も価格も安定していた、とのこと。

鍋商材や煮物商材として、今後も期待できます、とお墨付きを頂きました。

ただし、漁次第なので、その辺はご承知くださいね。

今日のテーマは「鍋」にしたので、先週の土曜日に撮ったこの写真を最後に。

特販の売場に、サンプルが並んでいたので、思わずゲット。

鍋セット各種です。上がちゃんこ鍋、下が海鮮鍋、とあります。

中身は、つみれ、ホタテ、メヌケ(?)、タラ(?)ワタリガニ、大きいパックには、サケも入ってるし、海鮮のほうには、ボタンエビらしきものも。

ちゃんこ鍋には、もち巾着が入ってるんだ~。

全て冷凍食材なので、多少保存もきくし、少人数のお家にはいいかも。

たれは付いてないけど、キューブタイプやポーションタイプのつゆも、最近は各種売られてるから、不便さはないかな。

昔は、野菜入りの鍋セットなんかも、流行ったことがあったけど、あれは、鮮度管理が大変。

お店で作るなら別だけど、メーカー製造だと、流通段階でも気を遣う。

今は、マンパワー不足だから、店舗製造も厳しいかもね。

だからこその、冷凍商材の出番な訳です。意外と”食べ甲斐”もありますよ。

ぜひ、お店で探してみてください。

というわけで、今日はここまで。明日は休市で、ブログも休み。

あ、そうだ。今週は、盛岡市場は変則のお休み、です。

11月3日の金曜日は、祝日ですが、当市場は開市、通常営業です。

お店では、市場からの当日仕入れ分が入荷しますので、是非、お買い物をご家族連れでどうぞ。

それでは、木曜日にまた、お目にかかります。モリ介でした。