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こんにちは。10月17日、モリ介(仮)です。お願いします。

まずは、サンマの話。日曜日だったかの新聞記事で、根室沖や宮古沖で

漁場が形成されている、との報道があったけど、早速実感する出来事が。

昨日のことだけど、卸売場で、当社の社員と仲卸のベテランさん、3~4人で

何やら商品を囲んで話をしてる。モリ介(仮)も、首を突っ込んでみると、

「鮮度、ばっちりだね~。」とのこと。漁場が遠いと、漁獲から水揚げまで

当然時間がかかる。魚体も何か、ふにゃふにゃした感じになる。でもこの魚は

パキっとしていたよ。でもやっぱり、腹のあたりがややスリム。「このくらい

あればね~」と、件のベテランさんが、モリ介(仮)の下っ腹をナデナデ。

「分けてあげられるなら、人間だろうが、サンマだろうが、くれてやりたいよ」

と、本気で思ったモリ介(仮)でありました。そして、朝晩は、冬を実感する

気温になってきた、ということで、先週のものなんだけど、この写真。

北海道は釧路産の真白子。マダラの白子の部分です。

ちょっとピンク色っぽい所もあるけど、それは、少々未熟な部分、

ということ。鮮度劣化の証拠、なんて書いてあるネット記事もあるみたい

だけど、鮮度が落ちるにつれて白からピンクへ変色、なんて

聞いたことないなー。ぷりぷりした感じが失われて水っぽくなり、

臭いが出てくる、こんな感じだと思うけど。ピンクの物は、生臭みも

あるみたいだけど、手前の白い部分は、洗って軽く湯通し→もみじおろしと

ポン酢、なんていかがでしょうか。赤い部分も鍋なら気にならないよ。

あ~よだれが止まらね~。ちなみに、モリ介(仮)ん家(実家)では、

誰に吹き込まれたか知らないけど、白子の洗浄にとにかく時間をかける。

だから、料理するモリ介(仮)母としては、扱いたくない食材。理由としては

「タラは何でも食べるんで、白子は汚れのかたまり」だからなんだそう。

なんでも食べるのは、その通りかもしれないけど、食べた物で白子が

汚れるか? 化学物質や重金属で汚染されてるなら、身だって食べられないよ。

というわけで、子供のころは、あんまり食べたことがない。今は、大好きだよ。

寿司の軍艦巻きやら、鍋やら、白子ポン酢やら、煮付やら、たまらない季節

ですな。あ、天ぷらもいいな~。よだれが倍量になっちまった。

続いては、これも先週の写真だけど、真白子に関連して、これ。

北海道産の生タラコ、パック入り500グラムです。真白子はマダラだけど、

このタラコはスケソウダラの卵。マダラの卵はまた、見た目が全く別。塩タラコや

明太子が世の中的にはお馴染みだけど、あの赤い色は着色なんです。無着色の

タラコ製品も、数は多くないけど存在して、根強い人気があります。

話は戻って、生タラコだけど、煮もの用途が多いみたいですね。

でも、モリ介(仮)は、スケコ(スケソウダラの卵)よりも、マダラコの

煮物が好き。実は自分で煮物を作ったこともあって…。あ、そろそろ時間。

この顛末はまた、別の機会に。明日は休市で、当ブログもお休みです。

また木曜日に、お目にかかります。モリ介(仮)でした。