モリ介です。こんにちは。盆商戦に突入の週末土曜日、お送りしてまいります。
昨日、連休中は暑さも一段落、みたいなことを書いたんですが、何のことはない、台風直撃、ってことだったみたい。１２日は東北直撃じゃねーの。当初は、岩手直撃だったけど、南方向にズレたみたいですね。ただ、西方向に向かう台風の北側は風にも注意が必要。沿岸の雨量予想もちょっとひどそうだし。とにかく被害が出なければいいですけど。盆商戦ピークの台風に、気を揉まされます。来てしまうものは仕方がないとして、ただ一つ、期待が出来るのが、台風によって、海の水がかき混ぜられること。別に、台風直撃が、さもありがたい事、みたいに捉えられると困るんですが。とにかく、こう気温が高いと、海水の表面温度も高くなりがち。魚はそれを嫌って深く潜ってしまう。そのせいで、なかなか漁獲も増えてこないんです。サンマなんかも、高海水温を避けるかのように、日本のはるか遠くを回遊してる。すこしでも、近くに寄って来てくれるんではないかと。幸い、産地のほうでも盆休みに入るところが多い、とのこと。お休み中に海をリセットしてもらい、盆明けからの潤沢入荷を望みたいと思います。
それにしても、いつになるんでしょうか、サンマの入荷。まあ、大船渡の船も出航したばかりですしね。もうしばらく先なのかと。今年も大きいサイズはダメなんでしょうかね。昔、２キロ１０尾のサイズを、箱ごと頂いたことがあって、実家や、モリ介妹にもおすそ分け。なかなか無い大きさ、と喜んでもらったこともありましたよ。モリ介は、骨ごと食べられるくらいに、醤油で煮込んだサンマが大好き。あの、骨のほろほろっとした食感がたまらない。でも、相当に予算を割かないと、難しいですかね。え～、このまま食べられないまま人生を終えるんでしょうか。何千円も予算をかける料理でもありませんしね。何度も書きますが、何とかならないもんでしょうか。
こんなことを考えつつ、フラフラと歩くものだから、つい、このタイプの箱にドキッとしてしまうんです。
北海道産マイワシの２キロ箱なんですけど、箱の形、サンマの２キロ箱と同じなんですよね。遠くから見ると、お？となっちゃうんですよ。ちなみに、昨年の初入荷時の写真がこちら。
ね？ 似た感じでしょ？ 昨年の初入荷は、盆明けから１週間以上もたってから。昔は、とにかく、２キロ箱ってのは、ほぼ７月だけのものだったんですよ。もちろん、イワシ箱の２キロなんて無い。そのあとは、サンマは４キロ箱での展開のみ。棒受け網漁の大型船が帰ってくる８月下旬なんて、卸売場に入りきらないサンマ積みのパレットがいくつもあったんですから。北海道のある漁港では、一斉に帰港したサンマ船を処理しきれずに、パンク状態になったこともあったんですよ。陸揚げも、選別も、箱詰めも、出荷も全てが間に合わない。それでも、沖ではサンマ船が順番待ちをしてる、なんてね。全く、何でこんなことになってしまったのやら。あ、イワシ箱の中身も載せますね。
北海道産のイワシ、２キロ２２尾です。お値段は、意外とお高めな印象でしたけど、脂はばっちりとありそうですね。
売場の方は、北海道や青森の活ホタテ、ノルウェー産アトランティックサーモンのチルド品、韓国産の釣り物サワラなんかがあり、普段とは少々雰囲気の違う品ぞろえでした。青森産の活ホタテも、何とかここまで引っ張ってきたが、そろそろ品物もなくなりそう、とのこと。岩手は、一部地域を除いて、貝毒により出荷停止中。いよいよ、宮城と北海道の選択肢しかなくなるんでしょうか。
さて、今朝のネタ、２つめは、モリ介の苦手なヤツ。取材は、今週の初め。写真撮影は１週間ほど前です。こんな感じで比較するの、結構難しいんですよ。だって、売場が離れてると、魚を抱えて移動しなきゃない。まるでコソ泥だもの。今回は売場がお互いに近くて、撮影可能に。さて、この魚、何と何でしょうか。
ヒント。どちらかがヒラマサ、もう片方がイナダ、です。では正解。ヒラマサは上。下がイナダです。イナダはブリの小さいやつね。ヒラマサは、秋田県産３入り、３.７キロ。イナダは、青森県産の５入り、５.６キロでした。どちらも１尾１キロちょっとなので、魚体は小さいですね。見分け方？ モリ介には判らないので調べてみましたよ。口の角が、角ばっているか、やや丸みがあるか、で見分けられるらしい。モリ介、写真を拡大してみたけど、どちらも角ばって見えるので、この方法は保留。もう一つは、胸ビレの位置が、黄色い横線にかかっているか、離れているか、らしい。なるほど、上のヒラマサは、ヒレが横線にくっついてるけど、下のイナダは、離れてますね。秋田と青森なので、漁場もそう遠くない。もし、同じ網にかかったら、漁業者の方は、ほぼ一瞬で見分けなきゃならないのでは。プロの仕事は、大変ですな。
というわけで、本日のブログはここまで。モリ介が卸売場に入る頃、ちょうど到着する、東京からのトラックがあるんだけど、帰省の渋滞にハマって、延着中、とのこと。金曜日の夜だったしね。乗ってるドライバー氏も、荷物を待つお客さんも、作業時間が伸びる営業の社員も、システムの締め作業が後ろ倒しになる総務の社員も、皆さん、お疲れ様です。誰が悪いわけでもないしね。それでは、台風襲来の月曜日にお目にかかります。モリ介でした。あ、月曜日は営業日ですよ～。