• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

皆さんこんにちは。モリ介です。本日もお届けして参ります。

消滅可能性自治体のニュース、見ました? なんかびっくり。若い女性の人口減少率から判定した、その自治体の存続可能性の話らしいですけどね。ニュースで取り上げられた該当自治体の例示に、青森市の名前があって、えっ?って思ったわけ。県庁所在地だし、どういうこと? 八戸とか弘前と合併しろ、とか? 調べてみると、周辺の市町村は関係なく、当該自治体がどうなのか、ということみたい。八戸市も弘前市も「消滅」のほうに名前があった。三沢市とかおいらせ町なんかは、該当してませんでしたけど。

深刻なのが秋田県。ニュースでも、県内で90何パーセントの自治体が該当してる、と、伝えていたよ。これまた調べてみると、秋田市だけが該当してないだけで、あとは全部「消滅」のほう。それも、秋田市は今回の判定で、「消滅」から脱却したんだとか。岩手は、というと、盛岡市をはじめ、4号線沿いの市町村に「消滅」に該当しない所がいくつかあったけど、北部や沿岸部はおしなべて厳しい判定が。今回の発表では、岩手はまだましな方なのかもしれないけど、安心できるわけではない。ニュースではそこまで伝えてなかったけど、「自立持続可能性自治体」という判定区分があって、東北地方では、ただ1ヶ所だけが該当。宮城県の大衡村。政令指定都市の仙台市でさえ、「その他」区分。その他区分は、何らかの対策が、緊急ではないけど必要、ということらしい。「イケイケどんどん」の時代の経験もあるモリ介だけど、隔世の感があるなあ。なにか少しでも、出来ることがあれば、とは思うけど、何ができるのかなぁ~。ちなみに、モリ介の、「いい時代」の経験は、幼少期ですよ。闇市も所得倍増計画も知りません。一回目の岩手国体は、というと、うっすら覚えてますね。

長いね。無駄話。早速今朝の卸売場から。一通り見て回った後、仲卸さんの荷物置き場にあった、ちょっとした山。

宮城県は気仙沼産のメジマグロ。1箱に1本入っていて、20キロ前後です。箱を下ろして中身の写真を撮りたかったけど、腰が心配なのでパス。横にあった、少々小さ目サイズの写真がこちら。

これで、9.2キロ。まあ大きくはないですね。盛岡水産としては、売約済みの商材だけど、仲卸さんとしては、商売の真っ最中。担当氏は、「仕入れすぎたかな?」などとおっしゃってましたが、連休前の商戦中。次々と電話が入り、売れていきましたよ。写真は無いけど、昨日も、山田産のメジマグロがそこそこのボリュームで、入荷してましたね。盛岡水産の担当者によれば、三陸の各地で、メジマグロが水揚げされているらしい。気仙沼のメジは、大目網とかいう、流し網漁で漁獲されたもの、とのこと。山田産のは、定置、と言ってたかな。連休でゆっくりとされる方も多いと思います。ぜひ、寿司で、刺身で、さっぱりとした赤身を楽しんでいただきたいですね。

よし、もう一ネタいくか。また、全然珍しくないんだけど、モリ介は久々に見たような気がした、この魚。

山田産のゴマサバ、です。5キロに10尾入ったやつ。同じ産地の同じ出荷者さんから、マサバも入荷してましたので、比べた写真がこちら。

上がマサバ。下がゴマサバです。ね?違うでしょ? 他にも、宮城や千葉からも、ゴマサバ、入荷してましたよ。そういえば昨日は、大船渡産で、そろい踏みがありましたね。「久々」という表現については、あくまでもモリ介の主観ですので、入荷が無かった、ということではございませんので、ご承知おきください。

聞いたところによると、加工原料としてのサバ、なかなか厳しい状況みたいです。国内ものが不良で、輸入頼みらしいけど、この円安じゃねぇ。山菜が出回り始める季節だけど、サバ生利節がヤバイとのこと。写真も撮れてないんだよね。身欠ニシンやカツオ生利節は、撮ってあるんで、また次の機会にご紹介しますね。

あ、市場のお休みですが、5月6日の振替休日だけが開市で、あとはカレンダーの赤い日が休市日です。そのかわり、5月8日の水曜休は、あり、となってます。詳しくは、盛岡水産のHPか、市場のHPをご覧ください。

なんか、一日の気温差が激しいですね。体調にご留意ください。それでは、また明日お届けします。