• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介です。こんにちは。世の中は、まだお休みだけど、市場は今日から通常運転。お送りしてまいりましょう。

今朝チェックしたニュース記事によれば、来年中にも、日本のGDPがインドに抜かれて、世界5位になってしまう見通しなんだとか。このところの円安で、時期が1年早まった、とも。じゃ、追い抜かれるのは、ほぼ決定事項だった、ってことですかね。う~ん、インドかあ~。まだまだ人口も増加中だし、国力も経済力も増してるんでしょうね。モリ介が幼少の頃は、日本も「イケイケどんどん」だったんですけどね。あっという間に衰えた感じ。

インドと言えば、と言う話。皆さんの中にも、噂を聞いた人が居るかもしれないんだけど、東日本大震災の少し後に出回った、「未来人からの予言」。未来人だから、予言じゃなく、経験の話、というのが正確なのかな。まあ、簡単に言えば、「高い所に居なさい」と、事前にアドバイスしていた、ということらしい。で、その未来人にコンタクトを取った人が、調子に乗って色々聞いた中に、「そう遠くない将来、日本という国は残るけど、中国も朝鮮半島も、全てインドの領土になっている」と言う発言が出たんだそうな。いくらインドが凄い、といっても、眉唾ものですよね。そんな気配、みじんも感じないんですけど。まあ、「信じるも信じないも、あなた次第です」ってところですかね。

そして、今朝の卸売場なんですけど、予想通り、品物は少なめ。浜も漁師さんも、お休みの所が多い。とにかく、種類が少ないので、モリ介も、「蔵出し決定かな?」と思っていたところ、こんなものを発見。

新潟県産のエビなんですけど、3種類の「混み」ですかね。「込み」の方が表現としては正しいのかも。いずれにしても、ぎっしり、と言う意味ではなく、違う種類が混じっている、ということになります。左側は、いわゆるアマエビで、右側は、前にもご紹介したことのある、ボタンエビ、そして真ん中は…。何でしょう?、これ。箱の横書きを見ると…。

「ベニ、ガサ、ボタン」とある。ボタンエビは正解だけど、ベニ?ガサ? 営業幹部氏によれば、ガサはガサエビのことで、甘エビなんかよりも甘くて美味しいらしい。ベニは、というと、いわゆるアマエビとかアカエビのことでいいみたい。調べてみると、ちょっとびっくり。ガサエビは、標準和名、クロザコエビ、といい、福井県あたりでは、エチゼンガニと並ぶ、幻、と言ってもいい希少なエビ、と言う事みたいです。すんごく甘いみたいですよ。あ、「ベニ」の方は、標準和名ホッココアカエビ、で、やっぱり普通のアマエビでした。日本海側では、ベニエビとか、ナンバンエビなどと呼ぶようです。生ですからね。それなりに旨いんですよ。でも、ガサエビと並んじゃうと、少々存在がかすむ感じになるかも。どっちでもいいから、すっきり目の日本酒に合わせたいもんですな。モリ介は、あまり日本酒はやらないんですけどね。

そして、もう一ネタはこちら。

これも新潟県産のコチ、4.3キロ、12尾入りです。少し前に、メゴチ、標準和名ヌメリゴチを紹介したんだけど、その時、営業担当に、「小さいサイズ?」と聞いたのは、このコチと混同してたから。こちらの方は、頭の先から尾の先まで40センチぐらいありますよ。調べてみると、標準和名はマゴチ。刺身から、煮る、焼く、揚げる、まで、色々と使えるお魚のようですね。特に西の方では、夏に味が落ちるヒラメの代わりの高級食材として、重宝されるようです。モリ介は、この魚、食べた事がないかも。写真で見たけど、皮つきの湯引き、なんて、本当に美味しそう。懐が温かい時に、どこかでお目にかかりたいものです。そういえば、腹を上にして箱詰めされるのが当たり前のようですけど、背の方も見たくありません? ということで、ちょこっとひっくり返させてもらって、お姿を。

なんか、高級魚感は、あまり感じないんですけど。でも、魚も人間も見た目じゃないんですよ。じっくりと付き合ってみないと分からない、ってことで、本日はここまで。明日は、一日雨模様っぽいですね。久しぶりに車の運転、という方もいらっしゃると思います。どうぞお気をつけて。モリ介でした。