• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。今週もモリ介がお送りします。

今朝、幹部社員から、「ブログ、毎日見てます。記事の更新頻度、すごいですね。」

なんでも、ある業界の方と面談して、このように言われたんだそう。

社外で見てくださってる方、いらっしゃるんですね。毎日ありがとうございます。

とはいえ、閲覧数は20人前後なので、気負わず、粛々と続けるだけですわ。

あ、今のうち言っときますが、モリ介のプロフィール公開なんかは、NGですから。

取材も、内容次第で、考えなくもない、というスタンスですので。

なんたって、朝飲みも、バカ喰いも、変なお店にも行けないじゃないですか。

ま、閲覧数が3ケタいってから心配しろ、って話ですけど。

そして、今朝の卸売場。カツオもほとんど終わっちゃったし、サンマもやっぱり終盤戦。秋サケも少ない。北海道産も盛り返しは無いのかな。本州産は、日本海も三陸も全然目につかないし。イクラも、このままフェードアウトしないよね。絶対、大丈夫だとは思いますが。

そんな中、存在感が増しているのが…。

そう。そろそろ、卸売場でも当たり前の光景になりつつある、ナメタガレイの山。

奥のパレットまで、一列全部ナメタですよ。一部、ムキガレイが混ざってましたが。

写真で「母々」とあるのは、ババガレイの「ババ」のことで、横の「2」は、2枚入りのこと。「特特」は、出荷者さんが付けた等級。「2.0」とか「3.0」とあるのは、重量です。子持ちの赤スタンプは、文字通り。

つまり、2.0の箱で、2の数字があるものは、1キロ前後のナメタが2枚入っているんですね。

ことナメタガレイに関しては、水揚げの不安は、今のところは無いみたいです。

そうだ。今のうち、煮ナメタ調理の練習をしておきませんか?

だいぶ前だけど、テレビで、煮魚調理は、強火と落し蓋がポイントだ、ってやってましたよ。

それまで、弱火でコトコト、が基本だと思っていたモリ介はびっくり。

時短になるし、ガス代はかからないし、鍋を焦がさなくて済むし。いいことだらけみたい。一旦焦げると、せっかくの魚が台無しだし。

ネットで調べると、色々と載ってますよ。今後、お高くなる可能性も無いではないし、うまくいったら、煮汁ごと冷凍すれば良し。

お店で、ぜひお買い求め下さいね。

そして、養殖ものでは全然珍しくないし、三陸でも、大きい魚体ではないけど、水揚げが普通に見られるようになった、この魚。

大分県産の天然カンパチ、2尾入りで5.9キロ。1尾3キロぐらいの大きさです。

担当者に、氷の中から掘り出してもらっての撮影です。

ブランドらしく、こんなシートも入ってました。

豊後水道って、あの、「関サバ」「関アジ」とかが獲れるところですよね。ふーん、色んな魚が獲れるんだ、と、今更ながら勉強になったモリ介。

この魚、水揚げ後すぐに神経締めをし、血抜きをするので、鮮度抜群なんだそう。身が締まっていて、料理人の皆さんから高い評価を得ているんだとか。

養殖カンパチは、担当者による年末情報によると、養殖コストの上昇と、赤潮発生によるへい死(養殖中に死んでしまうこと)が多く、絶対量が少ないらしい。これまでも、価格は高止まり傾向だったけど、今年はもう一段の高値との予測が寄せられております。

価格も聞いたけど、このブランドカンパチよりも、養殖の方がさらにお高い感じ。

年末商戦は、入荷が不安定な天然ものよりも、養殖ものの方が重宝されがち。特に、色変わりが少ないカンパチは、重要な食材になるんだけど。

年末は仕方ないにせよ、今のうち、身の締まった天然ものを味わうって、そんな選択肢はないですかね?

ちょい早めの忘年会なんか、お刺身メインで、どうでしょう。

天然も、養殖も、どちらも、ご注文お待ち申し上げておりますよ。

さて、今週の一発目も、何とかこなしました。

明日はどうなることやら。モリ介がお送りしました。