• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。週の後半、お送りして参ります。

また、地震があったみたいですね。今度は、四国・九州だとか。朝起きて、テレビを点けてみたら、官房長官が会見中。生中継か、収録の映像か、はわからないけど。最近あちこちで地震がおきてますよね。昨晩も、緊急報道中に、長野県での地震発生の速報が出たみたい。本気で備えは必要になってくるかも。ただ、変なデマにはご注意を。今も、来年7月巨大地震発生という噂が流れてる。あくまでも予言という形らしいので、根拠のない話みたいだけど、逆にデマだという根拠もない。まあ、そういう仮定で、備えをするなり、心構えをしっかりするのが、賢い対処法かもしれませんね。

岩手県民なので、東日本大震災は大きなショックだったけど、それ以前に起きた阪神淡路大震災も、モリ介はショックだった。前にも書いたけど、モリ介は、子供の頃、短い間だけ兵庫県に住んでいたことがあって、毎日、阪神高速と国道43号にはさまれた歩道橋を渡って学校に通っていた。上が高速、下が国道ね。国道といっても、片側4車線ぐらいあって、歩道橋もそれなりに長さがある。上が高速道路でふさがれてるので、排気ガスがたまって呼吸が出来ない。目を白黒させながらの登下校でしたよ。で、そのでっかい天井が、地震で横倒しになっているもんだから、本当にびっくり。移転前の市場の現場事務所で、呆然とニュース映像を見ていた記憶がありますね。今度、家具の転倒防止器具、見直さなきゃ。

さて、今日は、蔵出しを含めて、小ネタっぽくなりますが、数で勝負。

さあ、これは何でしょうか? まあ、業界関係者以外は、わかりませんよね。答えは、マンボウ。それも、肉の部分を切り取った「正肉(しょうにく)」と呼ばれるものです。お許しを頂いて、上のかたまりを取り出してみます。

長さは40センチオーバー。厚みもこの通り。あ、産地は宮古です。

15センチ近くありますかね。でも、この商材、解凍ものなんです。ベテラン幹部に話を聞くと、漁がまとまってくるのは秋口以降なんだとか。でも、食材としてのニーズは、初夏から初秋までがピーク。確かに、マンボウって酢味噌あえのイメージですかね。となれば、5~7月が食べたくなる時期。寒くなってから生出荷しても、高値が付きづらい、となれば、冷凍保存をしておいて、暖かくなってから解凍して出荷、というのも、うなずける話かも。解凍ものとはいえ、産地で急速冷凍をしているので、鮮度は抜群です。少し早めとはいえ、先取りメニューの食材として、いかがでしょうか。

お次は、このような形で商品になっているのを、モリ介は初めて見ました、のこれ。16日の火曜日に見つけました。

判りずらいけど、「マダイ 一次加工品」の表示があります。これらは、左側がタイの卵、右が白子になります。長崎産の養殖マダイから取り出した物なそうな。調べてみると、白子は臭みを抜いて、湯がいてのポン酢。卵は煮付けにいいそうですよ。でも、珍味、のカテゴリーなんでしょうか。担当者から聞いた価格は、お高め、にモリ介は感じました。小鉢かなんかで舌鼓を打たれた方も、いらしたんでしょうな~。羨ましい限り。

そして、やはり火曜日の写真ですが、こちら。

この魚は、お判りになった方も多いんじゃないでしょうか。そう、コハダです。産地は佐賀県。昨年の記事にも書きましたが、昔に比べて、極端に漁が少なくなっている魚の一つ。旬としては、寒い時期のようですが、年中楽しめる魚のようです。昔は、お安め寿司ネタの一つじゃなかったっけ? 並寿司の折詰めには、必ず入っていた記憶があるんですけど。まあ、タコもイカも同じようなものですかね。回転寿司でも、まず見ることがありませんね。モリ介も10年以上食してないかも。酢締めのネタって、サバ以外なにがあるんだ?イワシ? 高級ネタかもしれないけど、死ぬ前には一度は食べておきたい、と思うモリ介でした。

時間があったら、もう一ネタ、といきたかったけど、魚の正式名称と箱の表示名の相違があって(地域での呼び名ってやつ)、調べるのにあたふた。なので、そのネタはまた次回以降に。今日は計3ネタでご容赦下さい。モリ介でした。また明日に。