• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。週の後半戦突入ですね。今日もお届けしてまいります。

テレビでやってましたが、コンビニの来店客をAIが判断して、おすすめ商品の画像を紹介するようになるらしい、とのこと。モリ介が来店すると、パスタや焼きそばはやめとけ、とか、ビールはカロリーが高いから売れません、とか言ってくるんですかね。あ、やめとけとか、売れないとは言わないか。でも、パック入りのサラダと酢醤油とか、サラダチキンとか、炭酸水とかを延々と勧めてくるんでしょうか。だとしたら、うっとうしいなぁ。怒った顔でカメラを睨んだらおすすめは停止、みたいな機能も付け加えてほしいかな。

ごめんね、まだ昨日の話が続いてまして。街ブラロケで、氷屋さんの話をしようとしたんだけど、本屋の話になっちゃった。で、その超有名氷店。番組の中身はどうだったか、あまり記憶がありませんが、コロナ禍になってからは、テイクアウトのみだったような。今もそうなんですかね。モリ介が嫁とお店にお邪魔した時は、店内飲食をやってた頃。中は、10人も入れば一杯になる感じ。2人掛けのテーブルが一つだけ空いていて、そこに座った。嫁がイチゴミルクでモリ介が小豆ミルクをオーダー。周りを見渡して気づいたけど、他のテーブル、誰も食べてない。オーダーが終わって、皆、氷が出されるのを待ってる。え?何? 30秒もあったら、作れるじゃん。言っておきますけど、これは悪口じゃないですよ。この店の美味しさは、特別な氷があるとかじゃなく、店主のこだわりがあるおかげ。氷の塊の温度とか、削り出しのスピードや、削った氷の重ね方にあるようなんです。これは噂で聞いた話だけど、お客の回転が落ちるので、もう少し提供スピードを早めたら、と、何人かの人がアドバイスしたそう。でも、絶対に聞き入れない店主さん。そう!ぱっぱと喰いたかったら、コンビニで買えばいいんですよ。15分ほど待ちましたかね。到着したかき氷は、ふわふわの食感で、それはそれは美味しかったですよ。

氷屋さんを出たロケ隊一行は、その名を知らぬ人はない、超有名わんこそば店へ。その前に、南部鉄器屋さんのくだりもあったか。すみません、南部鉄器のエピソードはないので、わんこそばの話へ。と、行きたいけど、今朝は撮れ高が多くて、写真やメモの整理で時間を食いそう。というわけで、わんこそばのくだりは、明日のココロだぁ~。

さて、今朝の卸売場。空気感が違いますよ。昨日と打って変わって忙しめ。また週末は3連休ですしね。で、土曜日までずっと忙しいか、というと、理由はわからないし、あくまでもモリ介の感覚なんだけど、明日の金曜日は、今日よりも少しヒマになるかも。昔は、金曜→土曜と忙しさが増していた気がするけど、今は、木曜と土曜が忙しくて、金曜に一服する感じなんですよね。何でですかね。そして、見つけたのが、宮古産のこの魚。

コノシロです。3キロ入りでした。皮の模様の感じ、何か見たことありません? そう、おなじみ、コハダの大きなものがコノシロなんです。普通は大きなもの=成魚の名前が一般的で、若い魚の名前は特別ですよね。例えば、ブリの小さいものが、ワラサだったりイナダだったりするみたいに。どうしてかというと、コノシロは、コハダに比べて、あまり売れない魚だから、ではないですかね。モリ介は、コノシロ、食べた記憶がないので、色々調べてみると、骨が硬く小骨も多いため、とにかく食べにくいんだそうです。だから、若い魚の需要が高くなるわけ、ですかね。でも、こういう記述もありましたよ。コノシロの方が脂も旨味も格段に多く、もっと多くの人に美味しさを知ってほしい、と。しかし、現実は厳しいですかね。同じく、千葉県、おそらく東京湾産のコハダも入荷してましたが、キロ単価で3倍近い差が。あ、コハダも写真を撮りました。

江戸前、の表示がありましたので、東京湾で獲れたものかと。体長は10センチ足らず。コノシロは20センチはありましたかね。寿司種としてのコハダはもちろん美味しいと思いますが、コノシロも冬にかけて旬を迎える魚。お店でもし見かけることがあったら、手に取っていただき、焼き魚で、ゆっくりと骨を外しながら味わってほしいですね。

そして、本日のもう一ネタは…。イトヨリとまではいかないけど、きれいな色のこのお魚。

秋田県産のレンコダイです。9尾入り、4.2キロ。標準和名はキダイ。キダイって、前にやったっけ? モリ介は、生のレンコダイ、見るのは初めてのような気がするけど。生の、って書いたのは、冷凍のレンコダイだったら、ウン十年前の営業時代、隣のチームで販売してたから。でも、板状に凍っていて、セメントみたいな紙袋に入っていたから、中身は見たことないか。昔は、年末にとんでもなく売れていた記憶があるけど、今はどうなんでしょうかね。あまり大きくならない魚なので、おせちとか折詰用の焼き鯛として、需要が高かったはず。モリ介の子供の頃は、料理の折詰めをもらう機会がとにかく多くて、焼き鯛とか焼アユが必ず入っていましたね。あとは、豆の大きな、色の黒っぽいお赤飯?が必ずくっついてました。たしか、おふかし、って呼んでた記憶があるけど、盛岡の標準のお赤飯は、どんな形なんですかね。小豆?ささげ豆?色は赤い?それともしょうゆ味付き?スライスの紅ショウガは入る?などなど。ま、どうでもいいや。

そんなこんなで、そろそろお時間。確実に夏は終わりに近づいてますね。加工品の売場では、中華まんの推奨販売をやってましたよ。ま、そのお隣には、モズク酢の山がありましたが。この、カオス感が、市場なんですよね。お店の売場も、秋冬向けに変わってくる時期。皆さんも脚を運んでみては? これから食べたくなるメニューが色々と発見できるんではないでしょうか。地元のグルメ番組の締めナレーションみたいになっちゃった。それではまた明日。モリ介でした。