• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。今日もよろしくお願いします。

寒いっすね。そうそうこれが盛岡の冬なんですがね。って、暖かい方が全然いいけど。ついにモリ介は、足の甲にもカイロを貼ってきました。靴下を二枚履きにして、間にカイロ、というわけ。ゴムの長靴って、すんごく冷えるんですよ。とはいえ、毛皮が付いたブーツってわけにもいかないし。市場内では、高そうな厚手の長靴を履いてる人も多いけど、モリ介の場合、少しでも暖かくなると、足にかく汗がひどくって。結局薄手の長靴に靴下とカイロ、に落ち着いたわけ。こうでもしないと、父親譲りの重度しもやけ確定になっちゃう。あ、会社では捨ててませんよ、カイロ。ちゃんと分別して、町内のゴミに出してます。これから燃えないゴミ、重たくなるなあ。

10月ぐらいでしたっけ。ここで書いたちょっとした事件の話。主役はモリ介母。彼女は自他共に認める料理上手。店を出したら、というお誘いもいただいた事があるよう。調理師免許なんかは持ってないはずですが。モリ介が子供の頃は、外食の時に美味しかった料理を覚えて、自己流で何度も何度も再現を試みてましたね。いつぞやは、塩味付きのゆで卵に挑戦してたこともありました。卵を殻ごと塩に漬け込んだりもしてましたよ。色々とやってみた結果、濃い塩水に生卵を浸した後に、塩水で茹でる、という方法にたどり着いたそう。1,2回は食べたけど、飽きたんだか、その後は食卓には出てきません。値段は張るけど、スーパーでいつでも買えちゃうし、そもそもモリ介は塩でなくマヨネーズがあればいいんで。おせちも三段重を全部手作りするくらいの人だったんだけど、高齢になった最近は、自分の食事もあまりつくらず、柔らかく作った特別なお弁当を毎日宅配してもらってるんです。土日と朝だけ、簡単なものを作るぐらい。

ある日、モリ介父が食べたいと言った、里芋の煮物を作ろうと思ったそう。モリ介にも嫁にもちょっとハードルが高い食材。嫁は手が痒くなってダメだし、モリ介も滑る食材に包丁、ってのはあまり。だいぶ前に常温の水煮商材と、冷凍のむき里芋を使って、圧力鍋で煮物を作ったんですよね。モリ介父は、どちらも「マズい」で終わり。モリ介はそこそこ美味い、と思ったんですが。しょうがないので、津志田の里芋を買ってきて、モリ介母の出番、と相成った。どうなったと思います? 結局モリ介父は満足して煮物を食べたんですが、その調理工程に問題があって。ガスコンロで芋を似ている途中にわずかに居眠りをしてしまったらしく、鍋を焦がして台無しに。危ないな~、と思っていたら、その一週間ほど後に、また別の鍋を焦がした。一手にゴミを引き受けてるモリ介の手元には、半分ほどが真っ黒くなった鍋が2個。もうヤバいですよね。急遽、IHのクッキングヒーターを手配して、IH対応の鍋も買い、ガスコンロの元栓を閉めて、火を使わないようにしました。火事なんか出した日にゃ大変だもの。本人は大丈夫だと抵抗してましたが、有無を言わさず決行。フライパンとやかんもIH対応品を別途購入。手持ちの鍋類を調べてみたけど、どれもIHでは使えなくて。汚れたものは廃棄しかないですね。でもIH対応品、って、存外重さがあるんですね。

今後心配なのは暖房。モリ介父が愛用してた反射式ストーブは、火が点かなくなって、この間不燃ごみ行きとなりました。なんでストーブかって? 少々気温が高い日でも使えるからですよ。どんなに温度設定をしても、室温25℃でのファンヒーターは、ほとんど動かないでしょ。ストーブなら30℃を超えてもガンガン燃えますからね。寒がりのモリ介父には、手放せない品だったわけ。今は一台残ったファンヒーターとエアコンを併用してますが、ダイニングに置いたファンヒーターもヤバそう。何気なく上に置いたビニールヒモの束、というか、丸くグルグルに巻いたヒモなんだけど、ほら、手毬みたいな球状のヤツ。あれからヒモが垂れ下がって、ヒータの吹き出し口付近でゆらゆら。危ねっつーの。壊れて使えなくなったエアコンがダイニングの壁についたままだけど、新しいエアコンを取り付けて、ファンヒーターも止めた方がいいのかも。う~ん、カネのかかり方が半端ない。

また愚痴になっちゃった。すみません。早速本題へ入りましょうかね。荷物は結構入ってる。というか、養殖物を除けば、半分ぐらいはナメタガレイじゃね? 休み明けからはもっと入荷してくると思われます。皆さんもどんどん買ってね。荷物は多いけど魚種は少しずつだけど少なくなってきてる。これからは売れるものも限られてくるし、そもそも売る側も手が回らなくなってきますからね。そんな中でのご紹介は、先週土曜日の取材から。先日ちょこっと触れていました、同じ産地からのカレイ三種類です。今日はソウハチガレイが入荷してたんですが、あれ、土曜日に取材してたつもりが、ソウハチは入ってなかった。しまった、四種類に出来たのに~。

まずは函館産のマコガレイです。3枚入り、3キロでした。そこそこデカくて、体長40センチほど。身も分厚かったですよ。そして…。

同じく函館産のアサバガレイ。こちらはガサガサと箱にぶっ込まれた感じで、6キロに、う~ん、15枚ほど入っていたでしょうか。体長は約25センチ。三種類と言うからには、もう一つありますよ。

これがマガレイ。上の二つと産地も同じ。7枚入りの2.6キロで、体長は20センチ強。こうしてみると、色とか形とか皮の感じとか、違うような気もするけど、単独で見たら、モリ介はやっぱり自信ない。ナメタガレイは、昔と比べると、バカ高相場はなくなったけど、それでも高級品。キロ単価が3ケタになる事は無いですもの。そうしてみると、これらのカレイは、普段使いの料理素材として貴重。しばらくはナメタに隠れるかもしれませんが、年明けは一気に存在感を増していく、と思われます。皆さん、忘れないでね。

そして、もうひとネタも土曜日の取材から。連日マナマコの入荷が続いてますが、この日は、マナマコよりもちょっとお高いナマコが入ってました。もっと早く紹介しなきゃなかったですよね。

秋田県産のアカナマコです。3キロに11尾入ってました。マナマコに青とか黒とかがあるように、アカナマコもマナマコの種類なのかな、と思っていたら、マナマコとは別の種類なんだそう。箱には赤と書かれてましたが、左下のヤツは黒じゃね? 裏返すと赤いんでしょうか。売場でもあまり見かけないアカナマコ。希少な分マナマコよりもお高いのかも。おそらくだけど、食べ比べても味はさほど違わないように思うんですが、実際はどうなんでしょうか。ナマコの刺身を食べながら、日本酒をチビチビ、ってのも、いい時間の使い方ですかね。贅沢だな~。モリ介は、残った賞味期限切れのハムでも焼いて喰うかな。モリ介は、賞味期限に関わらず、自分の判断で食材を判断するようにしてますんで、大丈夫です。腹なんて壊しませんよ、ほとんど。自分の生命を維持するために食べる食材を自ら判断できないのは生物として失格、というのが持論なんで。もちろん毒物とか知らない食べ物は判断できないんですが。言っておきますけど皆さんはマネしないでね。腹下しますよ。でも、飢餓に直面した時なんかは、期限がどうこう、とか言ってられないかもよ。

さてとお時間が迫ってきました。ブログもこの辺でお終い。今日のお天気は良さそうだけど、明日はまた崩れそう。昼頃は雨だけど、朝は?雪じゃないよね。積雪は勘弁だよ。外出は出来るだけ今日の方が良さそうですかね。やっぱり神棚掃除も今日だな。雨の中脚立を持ち込むのは嫌だもん。という事は紙垂を買うのも今日じゃないと。あ~めんどくせぇ。原理主義指導者様のご意向は絶対なので仕方ない。皆さんも年末を控えてお忙しいと思いますが、体には十分にお気を付けくださいまし。市場も明日の水曜休市を終えると、年末商戦のピークへ突入。28日の日曜日も通常営業なので、6連勤となります。この業界の皆さんも、無理せずにね。それでは皆様とはまた、木曜日にお目にかかります。