• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは、モリ介です。

今日もお付き合いくださいね♪

”(仮)”を打たないとこんなにも入力が楽なのか、いちいち改行しないと、こんなにも入力が速いのか、実感しております。

それから、PCで見た場合の、文章が詰まった感解消のため、句点ごとに改行してみようと思います。

あ、句点とは、文章の最後の「。」のことです。

いいのかな~、こんな感じで。

とりあえず、試し、試し。

そういうわけで、今朝の卸売場。

もうすぐ月末。

今日はまだしも、来週前半は、おそらくだけど、静かな売場になる可能性大。

来週前半分のネタも、あたりを付けておかないと。

そんな中、当社超ベテラン社員のこんな声。

「うゎ!でかい! ちょっと見たことないな~!」

超ベテラン社員って、社長なんだけどね。

近づいてみると、そこには、ぶっといアノ魚が。

トロール漁で漁獲された、石巻産のカマスです。

下のスケールは20センチ。

遠近感で、魚の口先と揃って見えないけど、どちらも、箱の縁に合わせてある。

40センチはある、大物だよ。

担当者によれば、今のカマス、脂がとてものってるんだとか。

ユーザーさんからの情報なので、おそらく間違いない。

普通サイズでも脂があるんだから、この特大ものは絶対脂たっぷりだよ。

カマスって、ほっこりした白身が上品な味わいだけど、脂がたっぷりだと、どんな味になるんだろう。

う~、喰いてぇ。

話のオチはこればっかりだな。

でも、喰いたいものは喰いたいんだから、仕方がないよ。

そして、岩手の年越しに欠かせない魚の一つである、この魚、小っちゃいけど。

宮古産のナメタガレイ、3キロ12尾入りです。

標準和名はババガレイで、前に紹介したオイランガレイとは全然違う。

ババガレイの「ババ」は、「母母」とか、「母」一文字、あるいは「婆」と書いたりするみたい。

太った老女のぷよぷよした感じが、この魚に似ていることから、名前が付けられた、との記述も。

なんか、余計なお世話。

だいたい、好きで歳取ってねーし、好きで太ってもねーよ。

標準和名にしては、何か、品が欠けてませんこと?

ナメタガレイで良くないスか?

それにしても、久々に売場で見た感じがする。

担当者に聞いてみると、現時点では、北海道も三陸も、カレイ類全般に水揚げが少ないのだとか。

原因としては、高水温であることが一つ。

それから、行われているトロール漁が、近海がメインで、スルメイカやヤリイカを狙っているため、沖合にいるカレイ類が揚がってこないことも、理由としてあるらしい。

この宮古のナメタガレイも、近海のトロール漁で獲れたもの。

沖合には、もっと大きく、たくさんのナメタガレイがいる、と考えていいのかな。

今後の予測として、11月以降は、漁模様は上向きになるだろう、とのこと。

12月中旬までがピークで、お手頃価格も期待できるらしい。

あ、お手頃価格、と言っても、ナメタガレイのお手頃価格ですよ。

ナメタガレイの煮付けは、価格が上がる前に調理を済ませ、煮汁ごと冷凍庫で保管しておきましょう。

それにしても、大昔と比べて、近年のナメタガレイの価格は安い。

また昔話で恐縮だけど、モリ介がホントに入社したてだった頃、年末の30日に、社員食堂で、食事をしてた。

そこに先輩社員が何人か入ってきて、仙台市場のナメタガレイ相場について話を始めた。

話を要約すると、その日に仙台市場でついた価格は、なんとキロ3万円。

宮城でも、ナメタガレイは大事な年越し魚で、当時入荷が少なく高騰したらしい。

それが今では、一桁少ない価格。

昔に比べたら、魚は、何でも価格が高いけど、ナメタガレイみたいに、お安くなった魚もある。

それでも、普段使いできる価格ではないけどね。

でも、手に入れやすくなったことに感謝しつつ、お正月には、大きな切身の煮付を味わってみませんか?

よーし、うまくまとまったよ。

記事中の、今後の予測については、営業担当から提出してもらった、レポートを元に作成しております。

年末商戦向けの商談が佳境に入る中、時間を割いて作成してもらったこのレポート、無駄にするわけにはいかないのよ。

12月、あるいは年末のお買い物の参考にして頂ければ、ありがたいです。

というわけで、今週はこの辺で。

お届けしたのは、モリ介でした。