こんにちは。モリ介です。まだまだ朝晩は寒いですが、日中は暖房も要らないほどになってきました。寒暖差が激しいので、体調にはご留意くださいね。
市場の周りでも、桜が咲き始めましたよ。水曜日の休市日、モリ介はリハビリがてらのウォーキングで、岩手公園、あ、盛岡城跡公園って言うんでしたっけ?に行ってきました。上の方には行かなかったんだけど、下の方で、梅の花を眺めてきました。でも、梅の花って、花そのものが小さいし、どちらかというとぽつぽつと咲く感じ。桜みたいな圧倒感が無いなあ。それはそれで、風情があるっちゃあ、あるんでしょうけど。ま、モリ介のように、「花より団子」の権化みたいな人間には、少し理解が難しい世界ですな。
このところ、話のマクラが長すぎて、取材ネタの紹介が遅れ気味。今日は早速本題に入ります。まずは、特殊課の売場にあったこの魚。
東京は神津島産のマハタです。スチロールの左下に20センチのスケールがのってます。体長およそ80センチ。神津島からは、キンメダイなんかがよく入荷してますがね。夏前あたりまでが旬のようで、体が大きいほど脂ものるんだとか。ま、そうでしょうね。箱に重さが書いてあったんだけど、10の下の小数点第一位のところ、チョークの字がつぶれてよくわからない。10.0か10.1だと思うけど。もちろん高級魚ですので、1尾数万円の卸売価格となります。あ~絶対旨いヤツだよね。花はいいから、こういうの、食べたいよね。さて、お次。
宮城県は石巻より、定置網にかかったコウイカです。ヤリイカなんかは、連日入荷中ですが、コウイカもこの時期は甘味が強くて美味しいそうですよ。スルメイカは、まだまだ北陸あたりからの入荷で、安定してません。もう少しすると、新潟県産や山形県産がお目見えすると思います。そのあとは、秋田や青森、函館ときて、岩手県内、となるんですけど、時期も物量も、どうなることやら。
まだ時間があるので、昨日の入荷からのご紹介。昨日でも蔵出しは蔵出しなんで。
北海道は釧路産のツブなんですが、左の箱には「たこつぶ」、真ん中の箱には「白」とか「赤」とかありますね。営業幹部にお願いして、「白」と「赤」を一個づつ取り出してもらいました。
手ぶれがひどい。すみません。左側が「白」で、右側が「赤」です。そもそも、ツブは、正式名称が「エゾボラ」というそうで、左の白がエゾボラ、通称マツブで、右の赤がアツエゾボラというんだそうです。モリ介は聞いたことがありませんでしたが、「Aツブ」「Bツブ」と区別して呼ぶこともあるんだそうです。もちろんマツブが「A」のほうね。当然単価も「A」が高い。前出のタコツブですが、「B」と同じもののようです。
そういえば、先月末に宮古産のアオツブの写真を撮ったんだっけ。ついでにご紹介。
これもブレがひどいなあ。でも青みがかっている色の感じはわかりますよね。正式名称はヒメエゾホラだそうです。
これらのツブ類、春~夏が旬のようですので、貝好きの皆様には、楽しみなシーズンが始まりますね。それからもう一つ。ツブ貝は、調理の前に下処理が必要なようです。死に至るような猛毒ではないようですが、唾液腺の除去がマストなんだとか。お恥ずかしいですが、モリ介は、全く知りませんでした。買って、いきなり殻ごと焼いたらダメなんだ~。皆さんもご注意くださいませ。
というわけで、今日はここまで。桜も今週末がベストじゃないですかね。来週末では少々厳しめかも。有意義な週末をお過ごしください。あ、このブログは明日もやりますよ~。モリ介でした。