• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。今日も、モリ介(仮)がお届けしていきます。

正直言うと、あまり珍しい魚ではないと思うけど、モリ介(仮)が、

しばらく見てないな、と感じたこの魚。さてこの魚は何でしょうか?

千葉県産のシタビラメです。シタビラメ、とはいってもヒラメの仲間ではなく、

ウシノシタという魚の種類なんだとか、ウシノシタ? なんだそれ? 正式には

クロウシノシタという名前で、40センチぐらいになることもあるとの記述も。

この魚は体長20センチ強なので、大きいものでもないかな。

しまった! 背の方の写真も撮るんだった。事務所に戻って

気が付いても、もう遅い。なんといっても、取引の合間を見計らって、

言葉は悪いけど、盗むように写真を撮ってる。まあ、しょうがないか。

ムニエルという料理でお馴染みのシタビラメ、実はこんな魚なんですね。

熱を加えても硬くならず、ふっくらとした身が楽しめる魚で有名。他にも

フライとか、甘辛く煮付てもいいらしい。旬は…、春から夏? そうか、

冬の魚じゃないのか。でも美味しく食べられる魚があるのはいいこと。

実際に水揚げがあるんだから、私たちは、天の恵みに感謝しつつ、味わうのみ。

そして、お次は、昨日の写真。物量があったから押さえたけど、正味、全然

珍しくもないこの光景。

この一列全部、大小はあるけど、みんな同じ魚です。そしてもう一枚。

あぁ、ブリと書いてますね。この一列も奥までブリ。右隣は手前がスルメイカ、

奥がアジかな? スルメのさらに右隣が、二個上の写真の列です。

これは、山形県産のイナダ、ブリの小さいやつです。ちなみに、上のふた無し

ブリは長崎県の活き〆めしたもの。ふた付きは北海道産です。日本全国ブリだらけ

なんですかね。先日の記事で、北海道産ブリの脂ののり、お伝えしてませんでしたね。

後日担当者に聞いたところ、抜群の脂ののり、だったそうです。ネットでも、

北海道ブリの旬は今や7月、なんて書いてる記事もある。三陸でも、

ブリは揚がるけど、夏はあまり脂がない、と聞くよ。海の状況が変わって、

北海道は特別になってるんでしょうか。イナダの脂は…、というと、あまり

期待はできないでしょうかね。でも、モリ介(仮)、しばらく前だけど、

あるお店でイナダの刺身(サク)を買った。お値引シールも貼ってあったかな?

家で早速食べてみたけど、やっぱり脂はなく、少々の生臭みも。そこで、

脂がないなら足そう、ということで、表面をあぶり、オリーブオイルと塩と

ニンニクで、食べることに。う~ま~い! あ~、もう一サク買うんだった。

世の中、食材は何でも高いけど、相場によって、お値打ちなものもあるのが

水産のいいところ。お魚売場をチェックして、賢いお買い物をしてみませんか?

いや~、自分で言うのもなんだけど、いいまとめだな~。自画自賛したところで

今日はこの辺で。モリ介(仮)でした!