• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。

台湾の地震、結構な被害のようですね。

台湾の皆様に、心よりのお見舞いを申し上げます。

最近あちこちで、地震、頻発してません? 備えを怠らずに、ということなんでしょうけど、本当に心配なのが、首都圏での大地震。数十年以内には、必ず来る、と言われてるんですよね。それなのに、高層ビルはどんどん建って、地下はバンバン掘って、人はますます地方から流入してきて。大丈夫なんですかね。

昔、東京で会議に出たときに、会場が何だかセンターの37階だったことがあって、見晴らしは良いけど、今地震が来たらどうするんだろう、と、不安にかられたことを思い出しました。仮に皆さんが駅の地下街にいたとして、そこが海からどのくらい離れてるんだろうとか、今地下何階にいるんだろうとか、考えたことあります? 何とか駅の地下は、大地震が来ると地下水で水没する、とか、半分都市伝説みたいな話もあるし。正直、その駅の地下を電車で通るたびに、ハラハラする自分がいます。

盛岡って、中心部は岩盤の上にあるので地震には強い、という話を聞いたことがあります。都市別の災害リスクのランキングを見ると、盛岡のランキングは全国でもかなり下位にあり(つまりリスクが低いということ)、首都圏なんかと比べても、安全度全然高いことが判ります。つまり、リスクヘッジのために、もう少し盛岡という都市に注目してもいいんではないか、ということ。心配事といえば、河川の氾濫による洪水と岩手産の噴火ぐらいでしょう。企業存続のための、大事な部署、例えばデータセンターや、研究開発機能なんかは、盛岡に置いた方がいいと思います。是非ご検討を。なんか、県や市の担当者みたいになったんで、このくらいにして、今日のネタへ。

もうすっかりシーズン入りしている、わが市場の主力商材のひとつ、カツオです。

鹿児島県産のカツオ、3尾入りです。いわゆる小ガツオとも呼ばれる小さいサイズですね。まだまだ産地は遠方で、これから季節がすすむにつれて、千葉、福島、宮城、岩手などでも水揚げされるようになります。

3尾入りで4.8キロ。1尾では、1.5キロ強でしょうか。体長は40センチ弱。値段はまだまだお高くて、小売価格で1尾2千円近くなるでしょうか。

でも、今の時期は大型サイズがメイン。

宮崎県産のド~ンと10.9キロです。体長は約80センチ。まだまだ、初ガツオの部類ですので、脂は控えめ。赤身の香り高い、すっきりとした味わいをぜひご堪能いただきたいですね。

以前にもこのブログに書きましたが、岩手県、特に盛岡周辺では、生のカツオを取り扱わないお店も多いのが実情。モリ介が良く買い物をするお店にも、かなり前から、生カツオは並んでない。なので、生カツオを手に入れるために、ちょっと遠くまで行かなければならないんですよね。でも、昨年は、アニサキス報道が少なかったこともあって、今シーズンは取り扱うかどうか迷ってるお店もあるそうなんです。まだ産地も遠いんで、せめて宮城が始まったあたりで、ぜひ取り扱いを再開していただけませんかね。刺身用の冷凍カツオの取り扱いも、市場ですから当然あるんですが、モリ介は、断然ナマ派。解凍ものはなんか風味が物足りない気がして。

なんだかんだ言っても、三陸にカツオがたくさん寄って来てくれないと、話になりませんよね。カツオ様、たくさんのご来遊お待ち申し上げております。

というわけで、今日はここまで。果物売場もそうなんですが、水産品の売場も季節ととともに、日々変わっています。買う買わないは別としても、ぜひお立ち寄り頂きたいですね。モリ介でした。

追記 アイキャッチ画像を設定しました。