• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介です。今日もお届けしていきますね。

昨日のこと。実家に顔を出して、暖房器具のメンテやらゴミの片付けやらをしていたんだけど、モリ介父は、郷土力士が負けて、何となくグズグズと。そんな熱心なファンでもないくせに。モリ介自身は、と言えば、全然詳しくない。自分と同じ体形の集団を見てもね。飲み会なんかで、大相撲の話になると、この話を持ち出して、あまり興味がない事を伝えるんだけど、相手はたいがい苦笑い。「ガハハ」って大笑いして欲しいんだけどね。

相撲といえば、かなり前の事だけど、東京の上野だったかで用事があり、約束の時間にだいぶ余裕があったので、大手スーパーさんの新店舗でも見学しようと、電車で移動して、大通りをトボトボと歩いていた。すると、歩道をこちらに向かって爆走してくるチャリンコが。真冬だから、浴衣の上に何か羽織っていたと思うけど、遠目にもでっかい体が目立つ。間違いなく大相撲の力士さんだよ。あ、あのメガネの顔、見たことある感じ。現役だったか、引退後かは覚えてないけど、ロボコップ力士とかなんとかで、もてはやされた彼。へー、本当にママチャリに乗ってるんだ。ダークスーツにサングラスで、VIP仕様のワンボックスで移動するんじゃないんだ~。その普通さに感心してたら、彼、モリ介をガン見。ん? なんだ? すれ違って、モリ介が振り返ると、当の彼も振り返ってガン見。そのまま走り去っていったけど。ん? 何か変だな。しばらく歩いてから、気が付いたけど、当のモリ介も、黒系のスーツにノーネクタイ。どこかの親方さんか、と思って、必死に思い出していたんじゃないかと。じゃなきゃ、一般人をガン見しませんよね。断っておきますけど、この話、実話で、盛った部分は一切ありません。何なら、ご本人さんに聞いてみてください。絶対覚えてないだろうけど。

あ、また長くなった。早速本題へ。

ナメタガレイは、今年も安定入荷で金額を稼げそうだな~、と思っていると、白い段ボールの山が。「ブランチングのウニが入ってますよ」と、幹部社員が声を掛けてくれました。

チリ産の冷凍ウニ、100グラムパックです。段ボールには40パック入ってました。

アップで撮ってみると…。

先日の記事でも書きましたが、表面をさっと加熱して、冷凍処理しても身が崩れないようにしてあります。やり方としては、湯にくぐしたり、スチームをかけたりで、色々あるみたいですが、解凍すれば、生ウニと同じように食べられちゃいます。生食用ですので、一瞬だけフタを開けて撮影をしておりますよ。念のため。

モリ介の写真撮りを横から見ていた、仲卸のベテランさんも、「お!いいじゃん!」と、おっしゃってましたよ。解凍後は、もうちょっと色が良く見えるらしいです。

夏場の三陸産と比べると、少し貧弱にも見えますが、この時期ならではの、プチ贅沢もいいんじゃないでしょうか。がっつり贅沢をしたい方には、入荷次第ではありますが、北海道産や青森県産をおすすめしますけど。

断っておきますけど、冷凍ウニ、普段から取り扱ってますからね。わざわざ、冷凍庫から出庫して、写真撮り、ってわけにもいかないので、スポット的に入荷して、卸売場に置かれたものが、ブログに取り上げられがちである、というだけ。なので、ご注文を頂ければ、いくらでもご用意できますよ。在庫次第ですが。

そして、もう一つ見つけたのが。

静岡県産の養殖トラウトサーモンです。4尾入りで6.9キロ。1尾で少なくとも1.5キロはある大きさですかね。

岩手県では、沿岸各地でサケ類の養殖が盛んになってきて、まだまだ増えそうな勢いですが、岩手以外でも色々あるんですね。でも、養殖場所の海水温やら、湾の形やらで、養殖できる期間がそれぞれ違うみたい。水温が高すぎても低すぎても、サケは生きられないでしょうから、当たり前のことなんでしょうけど。まあ、市場としては、お客さんのニーズがあれば、岩手産の生出荷が無いこの時期、他の産地を探すのは仕事っちゃあ仕事なんで。しかし、今更ながら、どの世界も競争なんですね。

産地ごととか、魚種ごととかの味の比較、やってみたいですね。ん~、モリ介のバカ舌では無理か。たぶん、全部旨い、って言うに決まってる。表現が出来ないんじゃ、コスト掛ける意味もないですかね。

ということで、今日はこの辺にしておきましょう。今夜から、ぐっと気温が下がるみたいですよ。ご自愛くださいね。明日は週末、土曜日。また、お目にかかります!