• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。11月も最終週ですね。今週もよろしくお願いします。

うん、寒くはないか。でも市場の周辺は霧が濃いですかね。冷えた地面に暖かい風が入って来たんでしょうか。調べてみたけど色々と条件があって、よくわからないや。とにかくこのあたりは霧が多いです。出勤時は要注意なんですよね。

昨日は早朝に歩きましたよ。2週間ぶりぐらいでしょうか。いや、心配は心配だったんですけどね。もちろんクマですよ、クマ。最近、朝歩いている人は本当に減りましたね。自転車なんかも少ないんじゃないかな。モリ介のように早朝の勤務なんでしょうか。以前はアジア系の2人組なんかが自転車で話をしながら走ってたんですけど、全然姿を見ない。もしかすると、誰かに車で送迎してもらってるのかな。クマなんかに襲われてケガでもされたら、国際問題になっちゃうかもよ。とにかく、意外と目撃情報が多い都心方面と河川敷近くは避けることにして、選んだのは新コース。それは線路沿いの道路。大音量で列車が通過するんでクマも近づかないんじゃないかと思ったんですよね。普段はイヤホンでラジオを聴きながら歩くんですが、これだと周りの気配がわからない。昨日はしっかりと周囲の音に注意して歩きましたよ。突然エアコンの室外機が音を立て始めてびっくりしたりして。でも一番びっくりしたのは、建物の一階に止められてたバイク。真っ黒いカバーがかけられていて、一瞬腰が抜けそうになりました。薄暗い中歩いたモリ介が悪いんですが、オレンジ色かなんかだと助かるかな~。ただの言いがかりか。結局何事もなく歩ききれたんですが、こんな緊張感あるウォーキング、いつまで続けなきゃならないんですかね。報道によると、クマ被害で中高年の運動不足が危惧されてるそうじゃないですか。いたずらにクレーマーを刺激するだけなので、捕獲とか駆除について、すべてを発表する必要はないとは思うんですが、市街地に出没してる個体について、捕獲等は進捗してるんですかね。あと、クマは川沿いに市街地までやってきているそうなので、河川敷に生えている背の高い草は、クマの姿を隠しちゃう。これって危険極まりないと思うんですが、どうなんでしょう。モリ介のそういう認識は間違ってるのかな。

昨日は市内の北西部での目撃があったようですね。市場とは相当距離がありますが、ここだって安心できないですよ。市場の横には農業用水路があって、クマは移動しやすいし、食品は山のようにあるわけだし。もしかしたら、クマのPTAが大挙して押し寄せたりして。クマが出たら、正直なところ何をどうすればいいのかよくわからない。それに市場勤務の人や買い出しのお客さんは暗いうちから家を出てくるわけだけど、玄関前にクマがいたらどうしようもないし。車に乗るまでは周りに注意するしかない、ということか。とにかく様子を見ながら行動するとしましょうかね。

それでは本題へ。荷物はあまり多くない。昨日までお休みしてる浜もあったよう。そんな中でのお届けはこのお魚。

この細かい模様は。といえばイシガキダイです。和歌山県産の3尾入り4.1キロでした。モリ介の中では、イシガキダイとイシダイの区別が何となく曖昧だったけど、よく見ると全然違いますね。と言うのも、ネタにはしてないんですが、二週間ほど前の取材でイシダイを取材してたんですよね。その画像がこちら。

実は箱には「シマダイ」の表記が。宮古産の5キロ入り、30尾ちょっとは入っていたでしょうか。イシダイにそっくりな初出しのタイ発見!と思ったら、調べてみるとシマダイとはイシダイの幼魚のことでありまして、ネタとしてもお蔵入りだったんです。だって魚も小さいし。まあこんな事もあって、イシガキダイとイシダイの区別が付くようになった、というわけ。普段からボンヤリ仕事をしてるからだ?すみません。歳をとるといっぺんには覚えられないんですよ。10代だったらもっと色々と覚えられたんですがね。でも若い頃は、趣味の事とかエロい事とか覚えることが山のようにあったもんで、勉強とか仕事には身が入っていなかったかも。凡人とはこんなもんです。せっかく覚えた、と言っているのになんですが、さらに調べてみると、イシガキダイとイシダイを足して二で割ったような魚もあるんだとか。その名もイシガキイシダイ。イシガキダイとイシダイの自然交配種だそうですよ。図鑑の写真を見ると両方の模様が混在してる感じ。関東以西の市場では、イシガキダイやイシダイと区別しないで販売されてるんだとか。こんな魚が入荷したら、また分からなくなるよ。名前はどっちでもいい、ということ?

そしてお次のネタも、タイの仲間。先週の金曜日の取材でした。今年9月にお送りした正体不明の、おそらくコショウダイらしき魚より前だと、一年ほどさかのぼることになります。そういう意味では、久しぶりの登場なんですが、その時とは見た目が全然違う。前回の魚は黒い斑点がボツボツとありましたが、今回は黄色の細かい斑点なんですよね。まあ見てくださいまし。

宮崎県産の4.4キロ。60センチを超える大物でありました。モリ介は全然知らなかったんですが、大きな斑点があるのは体長が30センチほどの魚までで、それより大型になると、どんどん斑点が小さくなっていくんだそう。60センチを超えるとご覧の通り、というわけ。困るな~、こういう魚。同じ魚にはとても見えないもの。前回の画像を見たい? んじゃ探しますよ、お待ちください。産地は新潟県産だったはず。

これが同じ魚だって? 無理っしょ、モリ介には。今回ご紹介した大型には、寄生虫がついていることが多くて、生食はお勧めできないみたい。むしろ斑点が目立つ小型の方が刺身では美味しいらしいですよ。デカけりゃいい、というものでもないんですな。

おっと時間が迫っていました。今日のブログはここまで。今週ははっきりしない天候が続きそう。連休中だって、晴れる晴れる、と言いながら、雨の時間もありましたよね。アスファルトの黒さが雨で増して、早朝ウォーキングの時はより真っ暗になるんですよ。だから雪が積もっていると、逆に明るかったりしますね。意外と足元もはっきりと見える。だけど歩道の端にある傾斜までは良く分からない。だから滑って転ぶんですよ。このあたりがヤバい、と覚えておかないと。雪の中でクマ、出てこないよね。冬眠するよね。このままじゃ本当に運動不足になるよ。歩けなくなっちゃう。ある専門家によれば、病気とかの場合は別として、人は歩けるうちは死なないんだそう。歩けなくなると急に寿命が短くなってくる、と言ってましたよ。何とか歩かせてくれィ。もうちょっと生きていたいモリ介がお送りしました。明日は水曜日ですが開市です。荷物とお客さん、いつも通り揃うんでしょうか。嫌な予感がするな~、毎度のことだけど。また明日に。