• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介です。こんにちは。本日もお送りするこのブログ、お相手はモリ介です。よろしくお願いします。

本格的に寒いですね。モリ介は昨日、全ての半袖アウターをしまいました。インナーは年中半袖なので、そのままなんですが、薄手のものは着ないので奥に格納する感じに。長袖のインナーを着るのはよほど寒いか、長時間の外作業の時だけですかね。基本、動けば汗まみれになる人間なんで。

大分前の話ですが、ドクターイエローの引退で特集番組をやってました。正確にはJR西日本所属のもう一編成が残っていますが、JR東海エリアではもう見られないらしい。東北新幹線でも、昔の団子鼻の形で、黄色い点検用の列車があったはず。今でも点検用の列車がありますが、名前を「East-i(イーストアイ)」と呼びます。白地に赤のラインなので、ドクターイエローほど目立ちません。その番組でインタビューされてた人は、東海も西日本もドクターイエローの画像は押さえたけど、イーストアイだけは見たことが無い、って言ってましたが、モリ介は何回か見たことがありますよ。記憶ではすべて仙台駅のホームに止まってたかと。写真も撮りたかったけど、離れた別のホームに行ってる時間が無くて断念。高速で走る新幹線ですから、点検、検測は重要。ただそれを、営業中の車両に積んだ機器で済ましてしまえる、というのもすごいですね。そのうち、East-iもお役御免になるんでしょうか。

夜間は新幹線の車両は走ってませんが、保守用の作業車は毎日走って点検してますよ。高架橋の上ですが、とんでもなく明るいサーチライトで照らしているので、道路からも見えるんです。人手もお金もかかるけど、安全のためには仕方ありませんよね。それは在来線も同じこと。冬場は積雪もあるので、あまり見かけませんが、夏場はしょっちゅう見かけますよ、保線の作業。モリ介は出勤時間が早いし、必ず踏切を通るので、よくわかります。たまに貨物列車が通過するので、作業の安全のため、線路上に赤く点滅する機材を設置するんですが、車で踏切を渡る時に見えるんですよね。

そういえば一回だけ、保線の作業車に道、というか線路を譲った事がありました。下り線を上り方面に移動してたんで、踏切が感知しないんですよ。作業車といっても、電気機関車と同じくらい、というか、二階建ての建物ぐらいデカい。一か所一か所の踏切を一時停止しながら走ってましたね。で、モリ介が踏切に差し掛かると、そのデカい作業車がやって来て止まった。運転士がこちらを見おろして、モリ介の車が通り過ぎるのを待ってるんだけど、あんなバカでかいヤツの前、なんか怖くて通れない。モーターだかエンジンだかの音もすごいし。お先にどうぞ、という意味で手を差し出すしぐさをすると、件の運転士、ども、みたいに手を挙げて、走り去っていきました。なかなかこんな経験、することは無いと思いますね。

さてと本題へといきましょうか。荷物も多くはないけど、決して少なくない。サンマも落ち着いてきた感じ。女川産のサンマ、2キロ10尾も入荷してましたね。1尾200グラムだから、ギフトでも十分いけるサイズ。ま、間違いなく旨いはず。奥にはスケソウダラの山がありますね。しばらくぶりに見たカレイもあったけど、ちょっと小さい。カレイの話題も続いてるしな。何といっても、小さめの魚を紹介するとその何日か後に大きいサイズが入荷したりするんだよ。そんなわけで今日は蔵出しにしようかな。あ、この間記事にしたナメタガレイ。今日は1.6キロの子持ちの大型が入ってる。ほらね、いつもこうだよ。

最初のご紹介は、昨日取材のこの食材。北陸では先日漁が解禁になったんでしたっけ。あ、ちょっと待って。産地をメモするのを忘れた。あ~、どこだったかな~。山形だったような気がするけど、すみません、不明です。

山形の由良だったような気がするけど、はっきりしない、活のズワイガニです。一生懸命呼吸をしてるのか、足に巻かれたタグがユラユラとしてる。甲羅にくっついてるのは何だっけ? 調べてみるとカニビルという寄生動物の卵。加熱をすれば食べても害はないそうだけど、ビジュアル的には正露丸みたいで、ちょっと躊躇しそう。だけど、脱皮をしてから時間が経ってる証拠なので、身の詰まりがいい印なんだそうですよ。違った場合はごめんなさい。気になる場合はこすり落とすしかないそうだけど、カニが生きてるうちにコレをやると、あっという間にカニが弱るんだそう。食べる寸前にやるしかないみたい。ちなみにカニビルはカニの体液を吸って生きるんだけど、カニそのものには悪影響はない、とのこと。身がスカスカの脱皮直後のカニを食べるよりはましだから、手間だけど仕方ないか。活ガニを食べるだけの余裕があれば、の話なんですが。

そしてお次のネタは、先週の取材から。おそらくブログ初出しの魚かと思いますが、なぜかネタとしては落選してたこの商材をどうぞ。

八幡浜、とありましたので、愛媛県産かと。この魚はスギ、といいます。体長は70センチオーバーで4.4キロ、とそこそこの大きさ。モリ介としては、輸入の冷凍魚のイメージなので、こうして国産の天然ものについては初めて見るかも。というか、冷凍魚でも、切身だったりすることが多いので、丸の魚体を見た事すらなかったですかね。魚を正面から見ると、普通の魚はタイのように上下に細長いですけど、この魚は丸い、というか、やや扁平でしょうか。サメを正面から見てるようなフォルム。写真も撮りたかったけど、重くてちょっとね。鮮度落ちが遅いそうで、刺身では、大きい魚体だと脂も期待できるみたい。この季節だとしゃぶしゃぶなんかがいいかも。って、もうすでに誰かの胃袋に収まってるんでしょうな。群れを作らない魚だそうで、まとまっての水揚げはまず期待できない、とのこと。お店のメニューに載っていましたら、即注文でしょうかね。

お時間も迫ってきました。本日のブログもこのへんで。街では販促用のクリスマスソングも流れ始めてます。モリ介の前職は小売店の従業員。この手の音楽を聞くと、今でも気持ちがザワザワする。二ヶ月近い長い商戦の間、ずっと聞いてるんですよ。時期が進むにつれて忙しさも増してくるし、時間との戦いも厳しくなってくる。テレビのクリスマスケーキのコマーシャルを見ても、ハッとしちゃいます。落ち着かない季節がやって来たか~。なんか焦るんですよね。ある意味トラウマになってるモリ介がお送りしました。明日は恒例の水曜休市です。皆様とはまた木曜日にお目にかかります。お元気でお過ごしください。