• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。週末土曜日の本日、よろしくお付き合いくださいませ。

ありゃりゃ、またネットにつながらないよ。現在オフラインのようです、だって。またテキストをコピーしてファイルにしないといけないの? 面倒だな~。あれ?Wi-Fiルーターの接続が途切れてる? Wi-Fiなるものが無くて、ケーブル接続が当たり前だった頃からパソコンを使ってるモリ介的には、やっぱり線がつながってないと安心できない。有線接続だからといって、エラーが出ないとは限りませんがね。これだけ無線通信に頼ってると、市中に強力な妨害電波を播き散らかされたら、きっとパニックになるでしょうな。

お、時間を置いたらすんなりとつながりましたよ。昨日みたいなイライラはありません。でも何なんですかね。昨日の録画サーバーの不調に始まって、会社のパソコンとスマホもなんか調子が変だった。実は一昨日の夕方ぐらいから、自宅のパソコンと私物のスマホも、なんかおかしかったんですよね。スマホはアプリにログインが出来なかったり、ログイン時の電話認証が二回続けてだったり。パソコンもサイトになかなかつながらなかったり、と、何か変。そこに来て録画サーバー、ときたもんだから、頭に来ちゃって。会社に来てからも、ブログに書いたような塩梅。記事の最後に、やっとネットにつながった、と書きましたが、テキストの校正をしてるうちに再びの遮断。次の作業が控えてたので、仕方なく放置。その後事務所に戻って、公開予定時間間近でようやくタイトルの入力やタグ付けをする、という綱渡り状態だったんです。ま、途中で公開になったとて、そこまで影響力のあるブログでもありませんが。とにかく、電子機器の不調が半端じゃなかったんですよね。これってもしかして、大規模なサイバー攻撃? 太陽フレアの影響とか? 皆さんの周りでは何か変な現象、起きませんでしたか? 

サンマ漁について、気になるネット記事を見ました。夏前に発生した、黒潮大蛇行の終息、これがサンマ豊漁につながったのではないか、というのが、大方の見方のようですが、その記事では、理論的にあり得ない、と真っ向否定。海図で示されていたけど、大蛇行前後の黒潮の流れと、サンマ漁がおこなわれている漁場とは全然重なる部分が無い、という。じゃ、なんで? その記事が解説するには、昨年のサンマ漁が低調で操業効率が悪かったこと、180日という操業日数の努力目標もあって、操業途中での切り上げがあり、資源量の若干の回復につながった、という事らしい。今はサンマ漁は豊漁、という事になってるけど、そもそもの資源量の評価としては、依然として低レベル。長期的には不安定であることには変わりはなく、一時的な回復に過ぎない、としています。結局来年がどうなるかは、フタを開けてみないと判らない、という事ですかね。

それから、ロシア海域でのサンマ漁について、情報の訂正。どうやら中~大型主体、と言うのは間違いで、100グラム前後の小さいサイズが漁獲の半分以上、という当てが外れた形になったらしい。う~ん、これから産卵する魚であることを考えると、小さな魚を獲って安値販売するよりも、資源回復に舵を切った方がいいかもしれませんね。まあ、そこは現場の方や有識者の皆さんで、色々とお考えになるのではないかと。

さてと、卸売場の話に入りましょうかね。主力商材の他にも色々とラインナップがありましたよ。休日前という事もあり、次々と品物が搬出されていきました。のんびりしてると、ネタ、撮り損ねちゃう。何かないもんかな~。お、あった。タラの白子。真白子ですね。ん? この時期にしちゃ未熟な感じが無くて白いな~。未熟なものはピンク色なんですけどね。北海道産? あ、違いました。アラスカ産の解凍物でした。残念。もうしばらくすると入荷が始まると思われますが、どうしても魚体が小さかったりすると、内臓に触れた部分が黄色だったり緑色だったりするんです。別に品質には問題ないけど、あまり見栄えが良くなかったりするんで、見栄えの良い、熟したものが入荷したら、画像と共にお送りしたいと思いますので、それまでお楽しみに。

それでは最初のネタにまいります。一発目は、昨日の取材から。本当は昨日のうちに載せたかったけど、ネット接続のトラブルで時間が足りなかったんですよ。それでオイランガレイになっちゃいました。仕切り直しでお送りします。もっとたくさんの魚が売場に並んでほしいんですが、やっぱり不漁状態は継続してるよう。

青森県は下北産の秋サケです。オスの3キロで、体長は60センチ。写真ではわかりにくいですが、ちょっと痩せてますかね。何でネタにしたか、というと、その体表の色。少々黄色味がかって、真ん中の辺りは婚姻色も出てる。ちょっと赤っぽい模様も出てますよね。アップでも撮りましたよ。

産卵を控えてこれからどんどん身の脂も抜けていきますし、皮の色も黒っぽくなっていきます。そこまでの状態になると、市場には入荷してきませんので、モリ介も何かの写真でしか知りませんが。そして、まだ婚姻色の出ていない、いわゆる銀毛のサケもありましたよ。

北海道はオホーツク産のブランド秋サケです。重量は3.4キロで上のブナ毛サケよりもやや大き目。この時期にブナ毛の秋サケが獲れてしまうんですね。しかも青森県で。かたや、はるか北のオホーツクで銀毛のサケ、って、なんか逆のような気がします。ま、秋サケの成長にも個体差がある、って事でしょうかね。お値段もキロ単価で数百円違いましたよ。もちろん銀毛の方が高いです。

そしてお次のネタは今朝の取材から。特に北陸地方の冬の風物詩ですが、そちらのブランドものはまだ解禁前。同じ海ではあるけど、少し場所がズレると、また違った展開に。

新潟県産のズワイガニです。4.3キロの14尾入りでした。富山のベニズワイガニは先月解禁だっけ? あれとは種類が異なりますが、有名な福井の越前ガニはズワイガニのこと。山陰地方の松葉ガニもおんなじですよ。同じ日本海なので、身の入り方次第ではありますが、新潟産の方がお買い得ではないかと。越前ガニだったら、こんな感じでガサガサ入れませんよね。口を開いてモリ介を威嚇してきたヤツがいましたので、アップでどうぞ。

今朝は、北海道の噴火湾産のオオズワイガニも入荷してましたので、ついでに載せちゃいましょう。

こちらは4キロ24尾入り。アラスカ産の冷凍品で、バルダイ種、というのが、このオオズワイガニなんですが、冷凍のボイル品だとバルダイが高くて、鮮魚品になると本ズワイが高い、というのは、モリ介は理由がよくわかりません。やっぱり身の入り方なんでしょうか。ちなみにアラスカ産冷凍品の本ズワイガニは、オピリオ種、と呼びます。脚のところ、押してみたりしましたが、身入りの方は、全然分かりませんでした。すみません。何?甲羅が見たい? 箱から出したら逃げられちゃうので、それはご勘弁。ブランドカニについては、大きさや身の入り方など、細かいチェックを経て出荷されてます。たとえ限定された場所で水揚げされても、すべてのカニがブランドカニになるとは限りません。お高めのお値段はそういったところから付けられていますので、間違いの無いものをお召し上がりになりたいのであれば、多少の出費はご理解いただけるのではないかと。

さてと、お時間が来ましたね。ここまでご覧いただきありがとうございました。今週も色々と取材が出来まして、積み残しも数ネタ分発生しました。大シケで入荷無し、みたいな日もありますので、大事にストックしておりますよ。おっと、日差しも出てきましたね。お天気も明日の夕方ぐらいまではもちそう。月曜日は雨模様になりそうですかね。あ~、来週は最低気温、一ケタの日も出てきそう。さすがにモリ介も半袖での出勤は無理か~。風邪をひいたらアホですからね。長袖のシャツに替えるか、上着を着るか、どうしようかな。何か出してこないと着るものが無い。めんどくさいな~。一年中18℃でいいっての。総裁選もこれからすぐですね。自民党総裁がそのまま首班指名を受けることになるのか。野党のウルトラCは出るのか。これまた注目です。月末には日米首脳会談も予定されてるしね。おっと締め切り締め切り。また来週月曜日にお目にかかります。お相手はモリ介でした。