• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。今週もはじまりましたね。よろしくお付き合いくださいまし。

気温下がり過ぎ。昨夜も夜中に寒くて目が覚めた。半袖、短パンにタオルケット一枚で寝てたんですがね。さすがに無理で、足元に用意はしていた毛布を掛けましたよ。どうして盛岡は、すぐ寒い方向に行ってしまうんでしょうか。追い立てるように冬を意識させるんですよね。長かった夏の名残りをもうちょっと味わっていたいのに。

昨日の朝は都心方面へウォーキング。少し前まで雨だったので、いつも休憩してるベンチはおそらく雨で濡れている。ビニール袋とタオルを持参して、ベンチを拭いてから、これまた持参したお茶を飲んでやれやれ。でもやっぱり歩くと暑い。ハンカチで額や後頭部を拭いながら気が付いた。半袖で歩いてるのオレだけだ。しかもフーフー言いながら汗を拭いてる。傍で見たらキモいかも。だけどやっぱり暑い。恰好を付けて、汗だくで長袖を着てもしょうがないしな~。そういえば東京。昔の事だけど、9月半ばに入ってもまだ夏日が続く。こちとら、スーツのジャケットを片手に、汗まみれだってのに、そんな中、若いオネーサン達はもうロングブーツ。気温10℃とかなら分かるけど、20℃はゆうに超えてる中でのブーツはさぞかし暑いでしょうな。そういう意味では、ファッションはある意味過酷なものかも。そんなモノとは縁遠いモリ介には、全く理解不能。

土曜日が荒天だったせいもあるんでしょうか。金曜日を避けて、この日、朝まで呑んでいた若者も多かったように見受けられました。5人、6人と、大声で話しながら、歩道一杯に広がって歩く彼ら。でも、反対方向からモリ介が近づくと、さっと避けてくれる。無礼な感じは一切無い。翻ってモリ介世代が同じぐらいの年頃だった頃は、もっとヤバかったかも。将来は今より絶対に良くなっている、という確信があって、根拠のない自信めいたものが若い連中にもあったように思います。人生の後半戦に入って久しいモリ介ですけど、どうしてこんな世の中になっちゃったんですかね。

コンビニの角を曲がろうとしたその時、陰からピンクの薄手の生地がチラッと見えた。おそらくひざ丈のスカート。ぶつからないように慌てて立ち止まるモリ介。ハイヒールを履いた生足がモリ介の目の前に。白い柔肌?と思った瞬間、ごっつい筋肉質の脚。顔を上げると、どう見ても女性ではないような。こちらに気づくことも無く、小声でスマホと会話しながら颯爽と立ち去る彼女? 横顔も、濃い化粧ながら男性っぽい感じでしたが、堂々とした佇まい、格好良く見えましたよ。モリ介が若い頃だったら、酔っぱらった若者の集団に絡まれても不思議では無かったかも。その場に居合わせた若者集団も、誰も振り返ることなく通り過ぎて行きましたね。皆さん、大変な時代になりましたが、良いところもいっぱいある。頑張っていきましょう。

さてと、卸売場へとまいりましょうか。休み明けかつ休み前、の今朝。荷物は少なめ。週末は雨もひどかったし、シケ模様でしたからね。スルメイカは釣り物が無し。カツオとサンマはあったけど、普段の半分近いでしょうか。サンマも小さいサイズがやや目立ちました。この前から始まった、丸2日の休漁が響いている、との担当者の弁。近場に形成されてた漁場も、魚影が薄くなりつつあるんだとか。休み明けは全船出漁しているようなので、果たして漁がまとまるものかどうか、注目するとしますかね。そして見つけたのは、というか、その後の続報をお伝えしてなかったこのお魚。

8月初頭以来の掲載です。もちろんこの魚は秋サケ。漁もこれから本格シーズンへ突入ですね。オホーツク海沿岸の雄武産で、ブランド名のタグがエラに挟まってました。重量3キロのオス。北海道産秋サケ漁は、漁模様としては、スタートは良かったものの、本格化する前に息切れしてるような状況らしい。累計としては昨年よりも良いようですけどね。ピカピカした銀毛の秋サケですが、あっという間に婚姻色が出てきて、ブナ毛の脂の抜けた魚になってしまいますので、お早めに一度お召し上がりになる事をお勧めします。サンマに飽きてきたら、秋サケはどうですかね。そして、そろそろフィーレ加工された商材も存在感を増してきそうですよ。こちらは産地が別で、噴火湾産の秋サケを加工してます。

ん~、写真の写りが良くないな~。実物はもっと赤いんですがね。噴火湾産の秋サケフィーレ、5キロ、5枚入りです。半身で1キロですから、中骨とか頭を考えると、丸の1尾では、少なくとも3キロ近い魚かと。腹の部分に見える白い筋は、腹骨。腹骨が残っているタイプの商品のよう。腹骨を取り除いたタイプの商品もあって、当然ですがそちらの方が単価は高くなります。同じ秋サケフィーレ、と謳っていても、商品形態が違いますので、単純な価格比較は意味が無かったりします。モリ介は、今シーズン、サンマは何回かは食べたけど、秋サケはまだでした。ギンサケほどの脂ののりは、当然期待できませんが、秋サケなりの脂が堪能できる今の時期に、食べておくとしましょうかね。

そして、今日のブログ二ネタ目は、土曜日の取材から。今年は7月に一度掲載してましたね。前回よりは多少小さめサイズではありましたが、存在感十分のこのお魚。

長崎県は五島産のスジアラです。3尾入りの5.7キロでありました。体長は50センチちょっと。沖縄ではアカジンミーバイ、とか呼ぶそうですよ。東南アジア一帯でも人気の魚だそうで、当然ですがお値段もそれなりに。調べていてびっくりしたんですが、このスジアラ、黒い個体もあるそうですね。あ、それは前回も書いた? 全然覚えてませんでした。呼び名も「アカジン」は、当たり前ですが使えなくて、「コクジンミーバイ」となるんだとか。お祝いに使える赤い個体の方が高値になるのは、ま、そりゃそうだわな。あるネット記事によれば、お刺身にして旨いのは締めてから4日目らしい。という事は、土曜日にお買い上げいただいた魚は、ちょうど今日あたりが旨味抜群になるようですから、お店のメニューに載っていたら、注文必須ですな。

おっと、お時間が過ぎちゃいました。今日の記事もここまで。ここ3日ぐらいはお天気も良さそう。外出も熱中症の心配なしに出来そうです。あ、そうだ。モリ介のスマホに、カキフライ始めました、のメールが来てた。今シーズンの養殖カキは、大産地での水揚げはまだ始まってない。という事は冷凍原料ですよね。前にも書いたけど、冷凍原料を使うんだったら、通年メニューでもよくないスか。なんで、夏場に止める? 冬場のメニューだという設定がよくわからない。モリ介は、声を大にして言いたい。「年中カキフライを喰わせろ~」 ここまでモリ介がお送りしました。また、明日、じゃなく水曜日にお目にかかります。