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まいど!モリ介です。今日もお送りしていきましょうかね。

あ゛~あづい~。昨日は腰の治療の後に、実家の用で銀行のATMで通帳記入。大した距離を歩いたわけでもないのに、汗だくだし。高齢者の熱中症リスクが毎日話題になってるけど、歩いてるの年寄りばっかり。お前もだって?ハイハイそうですよ。でも、みんな元気に歩いてる。死にそうな顔で歩いてるのは若い奴だけかも。ハイハイ、モリ介もですよ。

今日は7月4日。明日はいよいよ7月5日ですね。いよいよって、災害が起こるのを楽しみに待ってるみたいで、不謹慎だな。そういう意味ではありませんので誤解なきよう。都市伝説がどういう結末になるのかに興味があるだけ。件の漫画の作者も、ここにきて話のトーンが変わってきてるみたい。だいたい、7月5日って詳細な日付は、どこから来たんでしょう。作者はそこまで特定していないと言っている、とか、いや、作者のあとがきにそれらしいことが書かれてる、とか、噂レベルでも混乱してるよう。香港便の減便の発端となった台湾の占い師も、もうすでに日本での地震は発生していて、これ以上の災害は無い、とか言ってるそうじゃないですか。地質学的にも、怪しげな兆候はないそうだから、少なくとも海底火山の大噴火はなさそうですよね。大地震については、予測不能なのはこれまで通りですが。


これもネットの記事からなんですが、2025年地球週末説、のような都市伝説もあるらしいですよ。宇宙船に連れ込まれた人が、内部にあった地球カレンダーを見たところ、2025年までのページしかなかった、とか、アメリカ先住民のある一族には、2025年に緑の彗星が地球に激突するという伝説がある、とか。でも少し調べてみると、地球カレンダーについては、2025年が地球環境の転換点、という事らしいし、先住民の話も、2025年と限定されてるわけではなく、青い星が現れると地球の文明が浄化されて新しい時代がやってくる、という話らしい。くしくも日本時間7月5日は、アメリカでは7月4日で独立記念日なわけですが、その日に大統領閣下が全世界に影響を与えるような発表をするのではないか。こんな説まであったりします。


とにかく気になるのは、群発地震の発生がひどいトカラ列島ですが、日本本土に直接影響する場所ではない、とのことなので、明日はいつも通りに過ごして、ちょっとだけ日頃の備えについて考えてみる、こんな日にするのが正解ではないでしょうかね。ちなみにモリ介が子供のころから敬愛する、あの二人組のマンガの大家。彼らの作品に、大きな彗星が地球に衝突しそうになって全世界がパニックになる。こんな作品があるんですが、彗星があまりにも速いスピードで地球に近づくものだから、望遠鏡やレーダーでは捉えられない、という設定でしたね。この主人公はスーパーウェーブなるもので観測出来てたんですが、地球の文明レベルが0コンマ3なので、未開人に進んだ技術を教えられないんだそうです。「星連警察に捕まる」と語ってましたよ。この漫画のオチは、その彗星は巨人星で作られたビニールのおもちゃで、大気圏へ突入する前に流星に当たってパンクする、というものでした。当時のモリ介、あまりにも面白くて、食い入るように何度も何度も読み返したものです。あ、明日の午前4時18分って、ちょうど今から24時間後じゃん。何が起きてますかね。多分何にも無いな。

さて、今朝の卸売場へ。おっと、気仙沼のカツオの山が何個か。やっぱりこの時期はカツオですよね。大衆魚が軒並み不漁続きの中、カツオの漁獲が続いてくれるのはうれしい話。せっかくの海の恵み、大事にいただきましょうか。まだ脂は薄くてすっきりした赤身ですけど、脂がのってきたらまたブログでご紹介したいと思います。そんな中でのご紹介はこのお魚。調べてみると、秋から冬が旬のものや、春先が旬、という種類もあるそうだけど、モリ介にはやっぱり夏の魚、というイメージがあるんですが。

宮古産の定置網にかかったトビウオです。5キロ24尾でありました。画像だと少々くすんだ感じになりますが、きれいな海の底から上を見上げたような、美しい青なんですよね。この魚の背の部分は。もちろんモリ介はダイビングなんてやったことが無いので、何かの映像を見た経験をもとに、という話ですが。子供の頃、久慈あたりの浜で、おぼれかけた事があって、それから海はあまり行ってないです。前職時代も、よく同僚の女子から海へのお誘いも随分とあったけど、行ったことはありませんね。なんか下心がありそうで怖かったんですよ。今から思えば、女子の水着姿ぐらい拝ませてもらっても良かったかな、と。こんなことを書くから、嫁からスケベジジィ、と呼ばれるんですよね。で、このトビウオ、結構種類が色々とあるらしいんですけど、どうやら見分け方が難しいそう。比較的岸に近い所を回遊し、夏場にまとまって漁獲されることもある、ということで、「夏トビ」との別名もある、ツクシトビウオではないかと推察。確かに定置網で獲れてますもんね。調理法としては、鮮度抜群の宮古産ですからお刺身もいいかと思いますが、味わいとしては極めて淡白らしい。となれば香味野菜を合わせてのタタキとか、天ぷら、フライがいいかもしれませんね。あ、開いて一夜干し、という手もあるか。

そしてお次のネタは、昨日の取材から。おそらくはブログ初出しのお魚かと。ハタ類はものすごく種類が多いんで、週一回載せても一年はもつ感じですかね。

愛媛県産のアズキハタです。釣りものの、3尾入り3.9キロでありました。光の加減で見えづらいですが、小豆状の斑点がありますよね。下の魚の方が判りやすいでしょうか。この名前は標準和名でもあるんですが、超高級魚でもあるキジハタの事をアズキハタ、と呼ぶ地域があるとのことで、ややこしい。さらにややこしいのは、キジハタをアコウと呼ぶ所もあって、それは赤いアコウダイとも当然違う、という。何ですかこれ。大昔の夫婦漫才で、「責任者出てこーい」というフレーズがありましたが、まさにそれですよね。先日お伝えしたシロブチハタよりもお安く、価格は半分ぐらい。とは言っても、カツオぐらいのお値段でお買い求めいただけるわけではありませんよ。高級魚は高級魚ですから。「超」が付かないだけ。お刺身にすると、すっきとした味わいの中にも旨味が感じられ、飽きが来ない、とのこと。冷酒を飲みながら、飽きが来るまで食してみたいものですな。

そんなこんなでもうお時間。ブログもこの辺で。今日はこの後雨みたいですね。暑さも一段落でしょうか。でも日曜日あたりから、また気温が上がりそう。もしかして一気に梅雨明けになってしまうかも。え?もう? 東北の梅雨って、7月の終わりまで続くのが普通ですよね。くずくず雨が続いて、お店の客足が伸びない、とか、観光地の入りが悪いとかよくありましたが、今度は、危険な暑さで人出が少ない、みたいな話になっちゃいそう。なんとか30℃未満でおさえて頂けないですかね。暑いけど風もあって湿度も高くなくて、みたいな気候だったら、色々と品物も売れそうなんですが。とにかく早く涼しくなってくれることを祈るばかり。あ、冷夏は困りますよ。モリ介は子供時代のお盆に、朝市に自転車で出掛けた帰り、肘が冷えて、曲がったまま動かなくなったことがある。ガスコンロで温めて直したんですが、その年は冷夏だったんですよね。コメは豊作になってくれないと困りますんで、冷夏はちょっと勘弁。明日は週末土曜日。市場は通常営業です。当然4時18分も卸売の真っ最中。何事もない事を祈りながら、明日を迎えるとしましょうか。モリ介でした。