• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介です。こんにちは。今週もよろしくお付き合いください。

今朝は雨。出がけも結構な降りかた。梅雨入り宣言から少しの間はカラ梅雨気味でしたが、宣言通りになりそうですね。しばらくは雨マークが続くようだし、台風もやってくるんでしょ? ま、東北に来る頃には低気圧になってるでしょうが。この間の関東の猛暑を伝える番組でのインタビュー。若いお姉さまが「梅雨って明けたんだっけ?」とか言ってた。梅雨入り宣言して3日で明けるわけないですけどね。梅雨入りしてたことを知ってただけまだましか。

中東の紛争、拡大しちゃいましたね。いきなりの先制攻撃だもんな~。核施設への攻撃って、放射能の拡散は大丈夫なんでしょうか。モリ介の考え方が甘いのか古いのかは判らないですけど、ここまではやらないだろう、とか、いきなりそんな事はしないだろう、という見方をはるかに超えてくることが多いですよね。真面目に、何があってもおかしくない世の中になった事を実感します。昔は、防衛費がGDP比で1%以内という政策目標があって、それが撤廃されるにあたってすったもんだあった訳だけど、今後は2%、という話も出てますよね。それが、アメリカは、同盟国に対して5%を要求する、という報道もあったりします。

あり得ない、と思われてた奇襲的な先制攻撃が当たり前になってきた、とするなら、我々日本国民はどうすればいいんでしょうか。東ヨーロッパや中東で、あれほどミサイルやドローンが飛び交ってるのに、不謹慎な言い方をあえてするなら、思いのほか犠牲者は少ない、と思います。だって、地下にシェルターがあるんですもんね。翻って日本。絶対無いと信じられていた奇襲的な先制攻撃を受けた場合、我々は逃げ惑うだけになりませんかね。モリ介はもうそんなに長く生きることは無いけど、我々の子供、あるいは孫世代はそうはいかない。真剣に議論することが必要になる時期に来たと思いますが、皆さんはどうお考えですか。攻撃を受けることはない、とか、核なんてとんでもない、とか、アメリカや同盟国が守ってくれる、とか、我々は妄信しすぎてませんかね。それって、戦前の「神風が吹く」と同じレベルかと。もちろん、モリ介は、原爆を含めた非核教育をかなり受けてきた世代ですから、そんなものに頼らない世界があるべき世界、と信じたいです。でも少なくともシェルターの整備は、絶対に必要な国家事業になるかと。

出るものも出ないような、硬い話になっちゃいましたね、すみません。モリ介は、右寄り思想の信者でもないし、いわゆるタカ派でもないけど、これだけの事が世界で立て続けに起きると、考えを改めざるを得ない部分もありそう、ということで、色々と書いてみましたよ。

それでは今朝の卸売場へ。荷物も少な目。これだけ暑いと消費者の皆さんの手もなかなか魚には伸びて来ないですかね。天気は悪いけど、暑さも比較的控えめになってきましたので、ぜひお魚を手に取ってほしいです。そんな中でのお届け一発目は、3月以来の登場になる、このお魚。

前回と同じく宮古産のアカガレイです。11尾入りの4.5キロでありました。体長は大きいもので30センチちょっと。家庭のグリルだと、半分にしなければならないかも。擦りむいたような赤みが特徴ですね。前にも書いたっけ。底引き網漁が今月いっぱいで休漁になるのは、先日書きましたが、それによって、しばらくは見かけなくなるのではないか、と思い、本日のトップ掲載に。だって、ナメタガレイとかセッタガレイ(むいたヤツ)とかだと、結構数量がまとまる事もあるけど、アカガレイはそうもいかないよう。今朝もモリ介の前にはたったの2ケース。旨味あふれるその刺身は、カレイ類でも最上級とのことなので、宮古産の鮮度抜群アカガレイ、ぜひお刺身で味わっていただきたいですね。

そしてお次のネタは、どうしてなのかよくわからない話。よくわからない魚、といういう訳ではありませんよ。三陸で小さいサイズが結構獲れてるようなのに、比較的大きな釣り物はまだ日本海産なんですよね。太平洋側でも、これから大き目サイズが揚がってくるんでしょうか。期待を込めてのご紹介。魚は何だ?って? 何のことはない、スルメイカです。

こちらも宮古産で、定置網に入ったスルメイカ。大きい物で胴体が12、3センチ、といったところでしょうか。この箱で約5キロ。尾数は、すみません、ちょっと不明。他にも石巻産や福島産の小スルメが並んでましたよ。黒潮大蛇行の終息や、早々とやってくる台風で、少し海の様子が改善してくれるといいですね。1パイ数百円のスルメイカって、昔からしたら考えられない。大昔、市場が津志田にあった頃。モリ介もペーペーの社員で、当時は休市日前の宿直というものがあった。もちろん当番制で、休市日の日直、もありましたね。朝の8時頃に交代するわけです、宿直から日直へ。7月だったと思うけど、モリ介は入社したてで、初めての一人での宿直。それまでは、先輩が付いてくれてたんだけど、その日から一人立ち。夜中にイカを積んだトラックが次々とやってきて、仮眠をとる暇もなかった記憶がありますね。多分だけど、2000ケースぐらい入荷したかと。やっと終わった、と思ったら、朝方にはそのイカを引き取りにくるお客さんがわんさかと。市場は休市だけど、そういう取引も普通にありましたんでね。日直に交代した後も、しばらく横にならせてもらってました。あれほど入荷してたスルメイカも、今は見る影もありません。この話も、前に書いたっけ。

さてと、お時間も迫ってきました。今日もこの辺にしておきましょうか。すみません、土曜日の記事、タイトルやアイキャッチの画像、設定になってませんでした。いや、設定はしたはずなんだけど、おそらく保存をするのを忘れたんでしょうかね。そんな時に限って、チェックをしてないんですよ。ま、モリ介が悪いんですが。この後、設定をし直します。タイトルはどういう風にしたんだっけ。思い出せないから、あらためて考えるとするか。モリ介でした。また明日。