• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介です。こんにちは。早速本日もお送りしてまいります。

昨日は暑かったですね。モリ介も長袖をまくり上げて午後の予定をこなしたけど、まだ生地が若干厚めだったので、暑いのなんの。家に帰ってからはTシャツ一枚で過ごしましたよ。玄関を開けると、入り込む風が涼しい。部屋の窓も開けたいけど、窓際で資源ごみを乾燥したりしているので、まだ開けられない。室内が冬バージョンのままなんですよね。

ファンヒーターも片づけて扇風機を準備しなきゃ。あ、まだ中に灯油が残ってるし。取り外しできるタンクの中身は、実家に持って行ってボイラー用のタンクに空ければいいけど、底の部分のタンクに溜まった灯油は、燃焼させないと。いつも、暑くなってから、物置の隅でファンヒーターを点けるんだけど、気温が高くて、稼働も最小限になるので、はかどらないのなんの。でも、また肌寒い日がきたらファンヒーター、使いたいし。いつ切り替えたらいいのかわかんないよ。しょうもない悩みだな。

県内では早くも真夏日だった所もあるんだとか。え~、なんか先が思いやられる。昨日、近所の知り合いの人と話す機会があったけど、長すぎる夏に辟易してる話で、盛り上がっちゃった。他の話題では、どこどこの人が去年、熱中症の疑いで救急搬送された、とか、あそこの旦那が今松葉づえで、転んで骨折したらしい、とか、近場のコンビニのオーナーさんが替わって、営業時間が変更になった、とか。そういえば、去年、結構名前の通ったお店が閉店したんだけど、その話、ニュースになる前に知ってたっけ。すごいですよね、こういう人。ものすごい人脈があって、情報がどんどん集まってくる。でも秘密は守ってくれるから、変な噂は広がったりしないので、安心できるんですよね。人格者、ということでしょうか。モリ介は人脈とか全然ないので、情報も全然入らない。周りのほとんどの人が知る段階になって、”へ~、そうだったの”とかいうパターン。前職時代は女性が多い職場だったので、ま、男女間の話は、掃いて捨てるほどあるんですが、モリ介はやっぱり気が付かない。そういう話って、ちゃんとしたお付き合いの話やら、ヤバい話やら色々。例えばで話せ? う~ん、役職が付いた人同士で女性を取り合ってバチバチになったり、とか、2組の既婚者のカップルが、いつの間にかパートナーが交換になっちゃったり、とか。大昔の話とはいえ、これ以上の話は勘弁して。

卸売場の話題へいきましょうかね。荷物は多め。漁業って天候に左右されるので、良ければ魚は集まるし、悪ければ全然ないし、が当たり前。季節要因とかもあって、同じ魚が色々な産地から入荷することも珍しくないですね。ま、売場全体を回ってみないと、全貌はわからないんですが。最初は、でっかい魚体が目に留まっての取材だったんです。

ほぼ毎日見かける魚、マアジなんですが、大きいです。体長は40センチ。20センチスケールを置くとよくわかりますね。このアジは石川県産の5キロ13尾、とのことでしたが、どうやらこの魚体だけ特別大きかったみたい。他の箱を見てもここまで大きいものは見当たりませんでした。どうやらデブロク(の大きい)箱のよう。この「デブロク」という言葉、モリ介はこの会社に来てから初めて聞いた言葉で、意味は、というと、”魚の大小が混じった状態のこと”、あるいは”大小の差が激しい場合”、を指します。他の市場の人やメーカーさん、出荷者さんからも聞いたことがあるので、市場、あるいは関連業界の用語の一つであることは間違いありませんが、全国で使うかどうかは定かではありません。築地では使ってたように記憶してますので、東日本ではおなじみなのかも。なお、モリ介の体型とは全く関連がございませんのであしからず。

でっかいアジの画像を押さえて周りを見渡すと、あちらこちらにアジがある。上記の石川ものには敵いませんが、宮崎産もそれなりに大きい。あとは、長崎県産、秋田県産、新潟県産もありましたね。昔、仲卸の偉いさんから、こういう話をされたことがあります。「例えばアジが三陸から入荷してたとして、九州のアジの品ぞろえが必要ないか、といえば、それは違う。三陸の黒いアジと九州の黒くないアジは全然異なるものだから。卸売会社の仕事はそういう所にもある。」 こんな内容でしたかね。で、前から、黒いタイプのアジとそうでないものを比較したかったんですが、忘れたりもして、なかなか実現できてませんでした。ふと思い立って、新潟県産と長崎県産を比べてみることに。サイズもだいたい同じぐらいでしたよ。

上が長崎県産の5キロ、20~22尾入り。下が新潟県産の21尾4.3キロです。新潟の方が魚体が黒っぽいですよね。調べてみると、黒い方がクロアジ、黒くない方がキアジ、と呼ばれるんだそうですが、体の尾びれに近い部分が黄色味を帯びているキアジの特徴があるかどうか、になるとちょっと微妙。クロアジは沖合を回遊するので脂肪分があまりなく、キアジは沿岸の浅いところにとどまるので脂がたっぷりなんだそう。運動音痴のモリ介と、アスリートの違いと一緒。モリ介はキアジのような人気は全然ありませんが。というわけで、同じぐらいの魚体で同程度の値段であったら、黒くない方を選ぶと脂ののりが期待できるんですが、同じ価格になる事はまず無いでしょうかね。

おっとアジで時間を使いすぎちゃいました。他にも取材したネタがあったんですが、また次回以降に。海が大シケになったら、営業は入荷無し、で済むけど、モリ介はそうもいかない。そんなときのために、多少のストックはさせてくださいよ。新しいネタを次々仕入れられれば、古くなったネタはお蔵になる場合もありますがね。

今日も夏日になりそう。さすがに冬物じゃ無理か。でも、一転明日はまた雨みたい。まだ夏物には早そうですかね。日曜日は降らなきゃいいな、雨。スニーカーの中、右足のかかとの横、綻びが発生してました。雨の中歩いたらヤバそう。早急に買い替えを検討しないと。しゃがまないで履けるスニーカー、あれ、いいですね。膝が怪しいモリ介にはピッタリ。調べてみると、結構お高め。市内のディスカウント店では980円のスニーカーもあったけど、品質、どうなんでしょう。ワンシーズンでダメになるんでしょうか。消耗品だからそれでもいいけど、足腰に変な負担が来ないかが心配なんですよね。でも安いな。試しに買ってみる手もあるか。セコイ悩みが頭を離れないモリ介がお送りしました。また明日、土曜日にお目にかかります。