• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。週も後半戦、早速お送りいたします。

今朝は寒いですね。雪は、というと、うっすらと白い感じだけど、積もってるうちには入らないですかね。出勤時の車の気温計はマイナス4℃。だけどこれからまだ下がる予報だから、卸売場の中は少々寒さキツめかも。

出がけに天気予報をチラッと見たけど、今日の日中は曇りマーク。ところが夜には、雪ダルマが吹雪で隠れてしまうような、あんまり見たことがないマークが出てる。え?ガッツリ降るの?積もるの?まあこの時期だもん、しゃーないか。この間の最強寒波とか言ってた頃、盛岡、というか岩手県はほどんど雪が降らなかったじゃないですか。雪予報でしたけどね。テレビで解説してたけど、風向きが少しだけ北寄りに変わったことで、雪雲が宮城県の方に流れていったんだそう。その日は仙台でも積雪8センチでしたもんね。今回も風向き、変わったりしないかな~。でも、そうなれば、またどこか他の所が豪雪になっちゃう。盛岡は今、ほぼ積雪ゼロですから、多少の雪ぐらいならお引き受けしてもよろしくってよ。

韓国、大騒ぎですね。あそこの指揮命令系統、どうなってるんでしょう? 警護する役人と、警察や取り締まりの役人が対立する、って、何なんですかね。おそらく日本の場合、政治家と役人だったら、かなり上層の方でのすったもんだはありそうですが、現場レベルでの混乱はまず無いかと。例えば大臣クラスの逮捕・拘束の際、警護のSPが盾になって妨害する事って無いじゃないですか。当然、逮捕するかどうかの判断については、はるか雲の上の方で、切った張ったがあると思われますけどね。韓国における逮捕・拘束劇に際しては、警護の役人に対して、職ばかりでなく年金を受け取る権利もはく奪する、と、脅しをかけて抵抗させないようにしたそうですが、最初からそうしておけばよかったんではないかと。とにかく違和感だらけの流れが続いてますね。この混乱に乗じて、北方の、かの国からの画策や工作についても懸念が出てるようですし。とにかく、国内の物価問題とか人手不足問題も含めて、世界規模でも混乱の年になりそう。紛争も収まらないしね。一つでもいい方に転がりだすと、全体的にもそういう流れになると思うんだけど、難しいんでしょうね。底なしの下向きスパイラルから何とか抜け出したいもの。

それでは卸売場の話題へまいりましょうか。お客さんが少なかった水曜日も明け、週末も近い木曜日。普段ならもう少し荷動き感がありそうだけど、モリ介の目にもその鈍さがはっきりと分かる。燃油とか食料品とかの値上げの話が止まらない中、お金を使う雰囲気はゼロだもんな~。はっきり言って水産品って、安くないし。でも、気持ちまで塞ぎ込んでいても仕方がない。何でもいいから、とにかくお伝えせねば。そんな中見つけたのは、う~ん地味だな~。地味すぎるよ。魚全体の形もわからないし。それでも、ネタとしては初めての採用だし。そもそも、鮮魚としての入荷って、あまり見ない魚だと思いますが、の、このお魚。

これ、何の魚かわかりますか? 頭が切り落とされて、いわゆるドレス状態。箱の横には「オオマイ」と書かれてたんですがね。オオマイ? コマイなら知ってるけどな~。調べてみると、何のことはない、コマイのことでした。少しサイズが大きくなると、オオマイと呼んだりもするそう。モリ介はご存じの通り、あまり魚には詳しくない。頭付きのラウンド状態の魚が入荷したら、取材しようかな、とか思ったんですが…。モリ介が営業時代にお世話になった、仲卸の超ベテランさんにお話を伺った結果、ネタとしての採用を決定することに。ちなみに、根室産の36尾、5.3キロでありました。

皆さんは、コマイ、というと、何を思い浮かべます? そう、コマイ干しですよね。結構カチカチのやつ。件のベテランさんによると、コマイの干物を作る際、頭が付いてると干し上がるまでに時間がかかってしまうんだそう。そこで、原料の段階で頭を切り落とすのが普通らしい。ただ、写真の魚の場合、干物にするには少し大きすぎるそうで、干物製造の業者さんに販売しきれなかった分が、鮮魚品として流通し、盛岡までたどり着いた、こんなストーリーではないか、とおっしゃる。なるほど、ラウンド品の入荷を待ってたら、ネタにはならなかったかもしれないんだ。魚の特性や商品構成を知り尽くした、プロのご意見、本当に参考になります。もちろん干物でなくとも、コマイ、塩焼きや煮つけで美味しくいただけます。手間はかかりますが、ご自分で干物にしてみるのもいいかもしれませんね。

そして、本日のネタ、もう一つは、昨日の取材から。すでに何回か、ネタとして取り上げてますが、宮古から少々まとまっての入荷がありましたので、ご紹介。モリ介の大好物だけど、モリ介以外、あまり食べようとしないので、どうしても購入を逡巡しちゃうこの食材。食べすぎは痛風になるリスクもあるしね。

ドカっと一山あったんですよ、宮古産。北海道産だったら連日入荷があるんで、珍しさは無いんですがね。中身のアップの画像がこちら。

このブログではおなじみですかね。マダラコです。一箱は4キロ入り。モリ介は、しょうゆ味の煮付けだったら、4キロぐらい平気で食べられる、かな? パックで売ってるタラコの佃煮も、ほとんどがマダラコを原料にしてるはず。中にはスケコを使ってるものもあるようですが、これは間違いなく高い。あ、スケコって、スケソウダラの卵で、いわゆるタラコのことです。上の写真は、マダラの卵でマダラコ。マダラは、半身にしたフィーレ製品が売れ筋。連日相当量が入荷してますので、当然、卵も相当量が流通しますよね。それで今回は、宮古産がまとまりを見せた、という次第。モリ介的には、このマダラコ、タラコ並みに、とまではいかないけど、もう少し食材としての評価が高くてもいい、と思うんですが、どうですかね。加工品としての製品展開も、もっとバリエーションがあっていい、と思うし。ま、値段が高騰すると、手に入らなくなっちゃうんで、痛しかゆしですが。

あ、夜が明けて日差しも弱いながら射しそう。寒いわけですよね。日中も気温が上がらないみたい。このまま雪になって、このじきらしい積雪、となるんでしょうか。あまり積もらないといいなあ。雪かき、大変だし。うちの嫁も、モリ介の休み以外の日に積雪があると、機嫌が超悪い。一人で雪かきしなきゃないから。日曜とか水曜の積雪は、一人でやらなくてもいいから、カリカリはしないんですが。何なら起きてこない時もあるし。しかし何で、雪予報にビクビクしてなきゃないのか、今一つ釈然としないんですよね。家庭内の力関係、がこうだから仕方ないか。積雪予想に血圧が上がりそうなモリ介がお送りしました。また明日。