• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。今日もこのブログ、お届けしてまいります。

天気予報だと、青森とか日本海側は、雪模様みたい。岩手、とりわけ盛岡は、周りが雪が積もっていても、雪すら降っていない、ってよくある。雪雲のレーダーでも、盛岡をよけてるような、そんな動きが多いですかね。寒い所なのに不思議。そういう地形なんでしょうね。それ以外ないか。

兵庫県知事の出直し選挙、現職の圧勝だったみたいですね。SNSの勝利だとか、既存のメディアの敗北だとか、話題になってるようです。中には、集団ヒステリーとか言ってるコメントもあるようだけど、さすがにその言葉はどうかと。ただ、多くの人を巻き込む熱狂的雰囲気があったのは事実のよう。テレビでやってましたが、失職直後の街頭では振り向く人もいなかったのに、投票日前日には大群衆で大盛り上がり。その一方で、関心のない人は全然、みたいな。

ま、これは有権者の選択の結果ですから。尊重されてしかるべき。ただ過去の事実関係がどうあれ、誤解を招きやすい言動があったんでしょうから、そのあたりを今後どうするんでしょうかね。県民の皆さんも、あれだけ熱狂的に支持したんですから、選挙が済んでハイお終い、ではなく、近くで斉藤県政を支える仕組みなんかも、あった方がいいのではないかと。具体的なプランなんかは全く思いつきませんが。また、変な誤解を受けるようだと、県政が進まないですから。

県議会とか市長会からもソッポを向かれてたんですよね。これから、そういったねじれ状態をどう克服していくのか、反対派を懐柔するのか、とことん対立するのか、あるいは反対派の軟化はあるのか、注目したいですね。こじれすぎるとまた選挙とか、時間と金を浪費しかねません。最終的には、県民が背負うしかないですが。イギリスのブレグジットみたいにはならないよう、祈ります。

出るものも出ないような硬い話題から入っちゃいましたが、全く関係のない、今日の卸売場。荷物はやや少なめですかね。選挙は終わったけど、年末年始を目前にしての買い控えでしょうか。ちょっと盛り上がりに欠ける雰囲気。サンマは終盤戦で少なめだけど、カツオはいつも通り。気仙沼産の見本を見ると、脂たっぷり。寒くて、さあカツオ、って感じじゃないのがもどかしいですね。

さて、最初のご紹介は、今年の5月以来の登場。実は、隣に似た魚があって、”よっしゃ、並べてみっか”みたいなノリで、写真撮影した、このお魚。

半年ぶりの登場となるのが、下の魚、メジナです。上はチヌと表記がありまして、兵庫県産のクロダイ。4尾4.4キロ。似ているな、と一瞬思ったんですが、並べてみると全然違いますね。メジナは、どう見てもタイには見えない。このメジナ、富山県産の8尾入り、4.1キロでありました。特に日本海側の岩場にいることが多いそうで、釣り好きの人にとっては、珍しい魚ではないみたい。なんとなく見た目では脂がなさそうだけど、そんな事はないんだそう。身をおろす時、包丁にもしっかりと脂の存在が感じられるんだとか。モリ介は、包丁の入り具合で脂が有る無し、全く分かりません。とにかくどんな脂の感じなのか、食べてみたい魚の一つではありますね。そして、クロダイ、チヌというのは西の方の呼び名らしいです。産卵期が近づくと、極端に脂ののりが悪くなるそうで、寒い時期が始まる今頃からがおすすめのようですよ。

そしてネタ二発目も、”二種類の魚を並べてみました”系。昨日の取材からお届けします。実はこのネタ、一年ちょっと前にもやってるけど…。

どちらも北海道産の、上はマガレイ。下はソウハチガレイです。前回は、クロガレイとソウハチだったか。マガレイはオホーツク産で、ソウハチは、岩内産。岩内は、積丹半島の、小樽とは反対側の付け根、のあたりです。日本海ですね。え~、モリ介苦手のカレイです。表側だったら、全くわからない。プロでも厳しいんじゃないかな。モリ介は裏側を見ても全然自信ないけど。夏場が過ぎて冬になり、カレイ類は、その身がどんどん美味しくなってくるんだそう。まさに、物入りとなる年末を前にしての、お手軽に食べられるお魚ではありませんかね。まだ別のカレイも見かけることがあるでしょうから、その時はまたご紹介したいと思います。

さて、そろそろ今日もお時間となりました。ブログもここでお開き。モリ介は気が付きませんでしたが、車のフロントガラス、うっすらと雪が積もっていたみたい。来たか~冬。雪の具合はどうなるんですかね。豪雪とかは勘弁して欲しいです、本当に。足腰に不安が残る、モリ介がお送りしました。明日は水曜休市でお休み。また木曜日にお目にかかります。暖かくしてお過ごしください。