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こんにちは。管理人のモリ介(仮)です。連休中はいかがお過ごしでしたか?

このまま涼しくなるかと思いきや、月曜日にはまた暑くなって…。もうすぐ秋彼岸だと

いうのに、夏もしぶとい。今日あたりからまた、気温も落ち着きそうなので、安心して

野外活動もできそうですね。というモリ介(仮)本人は、超インドア派なので、何も

変わりませんが。せいぜい草取りと掃除ぐらい。実家の雑草もうっそうとして、去年なんか

カモシカが迷い込んできた。盛岡の下町にあるんだけどね。前置きはこの辺にして

今日の卸売場には、助白子のパレットが。

”助”というのはスケソウダラ、”タチ”というのはタラの白子のこと。北海道では”タチ”と

呼ぶんです。だから、マダラの白子は真ダチだし、卵は真ダラ子となるんです。

いくら素人でも、これくらいはモリ介(仮)でも分かる。ちなみに、普通にタラコと

呼ばれるものは、スケソウダラの卵。加工に回るので、鮮魚ではあまり見ないかな。

近づいて写真を撮ったんだけど、こんな感じ。

正直パッとしない。小さいし、色味も今一つ。赤いのは、未熟なものらしい。これから、

海水温も下がり、エサをたくさん食べるようになれば、もう少しふっくらしたものが

出回るはず、とは、仲卸のベテラン社員さん。まもなく、熱々の汁や鍋が恋しくなりますよ。

そして、サンマは2キロ14尾というのが、売場にあった。このぐらいのサイズなら

文句なしに食べたいし、脂ものっているはず。まだお高いけど。「でも、サンマよりは

こっちの方がいいよ。」と、件のベテラン社員さんが教えてくれたのは、北海道産の

マイワシ。身がぷっくらとして、サンマ以上に脂もありそう。写真はこちら。

ね、おいしそうでしょ?実は、このマイワシの隣に、「戻りいわし」なる表示の箱も。

「戻りいわし」? 調べてみると、ロシア海域まで北上した後に、北海道沖まで戻った、

脂をたっぷりと蓄えたマイワシのことらしい。色々な出荷者さんが使っている

名称ではないので、多分にイメージ戦略的な要素があるのは、ご愛敬。ちなみに、

「戻り」の方の写真がないのは、写真のマイワシより、サイズがちょっと小さかったから。

でも、スリムなサンマよりは、絶対に食べる価値がある。サンマも食べてほしいけど。

あ~、アイキャッチ画像どうしよう。助白子じゃなんか弱いか。マイワシにしとくべ。

もう間もなくで、真白子とか真ダラコも入ってくる。楽しみ~♪ でも、尿酸値や

コレステロール値には要注意ですよ。モリ介(仮)も実はひどい目にあったことが…。

という話はまた今度に。あれ、「また今度」とかいって、先延ばししている話が

いくつかあったような…。ま、いっか。それではまた明日。モリ介(仮)でした。