• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

皆さん、こんにちは。モリ介です。なんか久しぶりのような気がするこのブログ、お届けしてまいります。

始まりましたね、選挙。市会議員選挙とは違って、候補者も少なく、バラけてもいるので、選挙カーがうるさい感じもしない。ていうか、あまり盛り上がってないんじゃ? このブログでは、候補者や政党について語るつもりも無いんで、そういう事は期待しないで欲しいんですけどね。なんか地味で華がない選挙選のような気がして。確かに、解散前の党首討論、舌鋒鋭く、与野党の党首がやりあってましたね。でも絵ヅラが…。どちらかが若い人や女性だったら、もっと盛り上がったと思うんですけどね。ま、政治家のルックスで世の中が良くなるんだったら、苦労しないのも事実なんですが。

今は色々と進んでいて、各党や候補者の主張を、簡単に比較できるサイトもあるらしい。そこら辺を参考にしながら、皆さん、選挙に行きましょうよ。モリ介は、期日前投票を利用してますよ。投票日って休日ですから、気が変わって別の事をしたくなることもあるでしょ。買い物やお出かけの予定があれば、仕事とか急用とかでなくとも、期日前投票の理由になるんで、経験のない人はぜひやってみては? もちろん、理由についてあれこれ詮索されることもありませんよ。内外の課題が山積の昨今、山積みは昔からだけど、どれも危機的状況にあることについては、過去から今までを通して、比類のないレベルまで来てると思うんですが、どうでしょう? 一人一人が意思表示をすることが、より求められているんではないですかね。なんか、政府広報みたいになっちゃった。

それでは、何日かぶりの卸売場へ。なんだかんだ言っても、やっぱり水曜日。荷物の割にお客さんも少なめだし、一つ一つの注文も多くない。いわゆる、荷動きが悪い、ってやつですかね。こういう日って、モリ介がモタモタしてる間に、取材できそうな商材が売れていってしまう、ということも無いけど、売りが厳しい日に、あれこれ品物を大量仕入れすることも無いわけで。そこをなんとか記事に収めるのがモリ介の腕、なんですが、ムリな物はムリかもね、とか、弱気の風に吹かれ始めたその時…。あれ? この魚、前にもやったっけ? 去年かな? とりあえず押さえとくか、の一発目。

パーチがかかってると、メヌケ方面の魚かな~、とか思ったりして。実は全然見当違いで、この魚はスジアラ。鹿児島県産で、3.6キロでした。標準和名もスジアラで、沖縄あたりでは、アカジンミーバイと呼ぶんだそう。あ、ミーバイって聞いたことあるよ。なるほど、そっち系の魚だったか。もちろん、ブログ初登場。売場ではたま~に見たりするんですけど、タイミングが悪かったんでしょうかね。調べてみると、刺身、煮る、焼く、蒸す、の何でも来いのお魚。血抜きがうまくされていると、2、3日熟成させた方が刺身の旨味が増すんだとか。ん? 黒とか茶色の個体もある? でも、沖縄では、お祝いの魚として、赤いものが珍重されるらしいですよ。赤いのが高いのは別にいいとして、同じ魚で、黒と茶色と赤があるって、どういう事? またわからなくなっちゃうよ。だったら、黒い個体はクロジンミーバイじゃね? あ、”クロ”じゃなく、本当に”コクジンミーバイ”と呼ぶんだそうです。とにかく、縁起のいい高級魚、ってことで、選挙事務所に差し入れ、って駄目ですかね。

高級魚のお次は、これは何の魚でしょうか、のネタ。知っている人は、全然簡単だけど、知らない人は、見当もつかないんではないかと。

これは函館産のムキサメ、7入り、5キロです。ムキ、の名前どおり、皮をむいてあるんですね。で、むかれているサメの種類は、というと、調べたところ、アブラツノザメではないかと。盛岡でも、お店によっては、これを輪切りにしたものが並んでますよね。モリ介は、実家では食べた事がないけど、お店でフライを食べたことがあるよ。メニューには白身フライ(サメ)って書かれましたね。タラに似た感じはあるけど、タラではない独特の味がわずかにあった記憶があります。でも、美味しかったですよ。調べてみると、やはり、一般的には、酢味噌和えとか、ムニエルやフライなんかがおすすめのようですが、甘辛く味を付けた煮物が旨いんだそう。身から出汁もよく出るみたい。モリ介も、一度食してみたいですね。今の時期から春先までが、良く出回る期間である、とのこと。比較的リーズナブルなお値段なので、食べた事のない人にも、ぜひチャレンジして欲しいかな。実は、普代からも入荷があったんだけど、お客さんによると、この魚は脂が無さそう、とのことで、函館産のご紹介に。春までには、また、取材することもあると思いますので、その節は宜しくお願いします。

さてと、今日もそろそろお時間ですよん。明日は、どんな魚が入荷してくるんでしょうか。お楽しみに。モリ介でした。またお目にかかります。