• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

今日もお送りする、このブログ。お相手はモリ介です。よろしくお願いします。

う~ん、最近の話題は、というと、ゲリラ豪雨と、郷土出身のメジャーのスーパースターと、パワハラ疑惑の知事さんか~。この知事さん、関西で言うところの「シュッとした」感じなんだけど、人は見かけによらないもんなんですね。まぁ、事実関係は、端で見ているだけでは分からないので、白とも黒とも言えないですけど。え?選挙の時推薦した政党が全て辞職を勧告? よっぽどでないと、こんな事態にはなりませんよね。やっぱり、相当お行儀が悪かったんでしょうか。

辞職勧告や辞職要請も拒否してるようですから、どうしても辞めさせたいなら、解職請求からの、住民投票しか手は無いんじゃないですかね。解職請求は、というと、有権者の署名が必要。地方自治法によれば、え~と、たしか、有権者総数の3分の1以上。兵庫県の有権者数は…。450万人! 150万人の署名が必要? ちょっと無理かも、ですね。ん?間違ってる? 調べてみると、地方自治法の改正があって、有権者数40万人以下と、40万人~80万人と、80万人以上の自治体では、計算方法が違うらしい。無理やり3分の1にこだわることも無くなったみたい。計算式は? あ、なんかややこしいのでパス。あるサイトによれば、67万人ほどの署名が、兵庫県の場合必要、とのこと。これもちょっとハードルが高いか。

地方自治法、って、難しいんですよね。なんだかんだ言っても、国の施策には逆らえないし、国会が定めた法律にも違反は出来ないという制約の中、煩雑な手続きだとか、様々な数値によって異なる扱い、みたいなのが決められてる。モリ介は、大学で講義を受講したことがあるけど、覚える数値が多くて手を焼いた記憶があります。例えば極端な話、人口が一千万人を超える東京都と、人口わずか五百人の村は、同じ地方自治体だけど、色々な扱いが異なる、ってことですかね。少し極端すぎるか。今回のような件だと、市町村レベルならリコール成立からの住民投票、ってこともあるけど、知事レベルではかなり厳しいでしょうね。とはいえ、県政を担うトップですからね。行政の混乱は、住民にとってもマイナス。早期の収束を祈らずにはいられません。

ワイドショーの薄っすいコメントみたいになっちゃった。これ以上は、知識の無さ、情報の薄さが露呈する。とっとと卸売場の話へまいりましょう。

今朝は、昨日に比べると一服感が漂ってますかね。サンマも少ないし、カツオもあるけど、最近脂が薄くなってきた感じも。そんな中、見つけたのがこれ。

新潟県産のヒゲダラ、3尾3.9キロです。これから旬を迎える魚のようですね。標準和名は、というと…。ヨロイタチウオ。タチウオの仲間? あ、違う。イ、が一つ足りない。ヨロイイタチウオ、でした。ということで、イタチウオの仲間。でも、そもそもイタチウオが分からないよ。聞いたことも無いし。このヒゲダラ、皮の感じはタラっぽいけど、全く違うみたい。調べてみると、アゴ(と言っていいのかわからない)の下に数本のヒゲが生えてるようですが、全然気が付きませんでした。すっきりとした白身の魚で、小さな魚体のものは、すり身の原料にもなったりするらしいですよ。刺身でもいいが、旨味に欠ける、とも。それなら昆布締めですな。少し時間を置いて卸売場に戻ってみると、すでに引き取られていて、姿はありませんでした。今夜、誰かがヒゲダラの昆布締め、堪能するんだろうな~。羨ましい。羨ましすぎる。

そして、もう一ネタは、昨日の取材から。実は、先月末、新潟産でしたかね。小っちゃい貝を見つけまして。3センチぐらいの。イボだらけの巻貝だったんですが、それの箱書きがニシガイ。で、昨日は、同じく新潟産のニシガイなる箱書きを見つけたんですが、その写真がこちら。

ニシガイと呼ばれる貝は色々あるらしく、色々調べると、どうやらテングニシ、という貝のようです。西日本では、そんなに珍しいものでもなく、刺身もいけるけど、殻ごと塩ゆでにする、というのが一般的みたい。ボイル済の商品も、九州あたりではポピュラーなようですよ。同じ産地で、同じ名前の全く違う貝。こんなネタになるんだったら、そのイボだらけの巻貝、写真撮っておくんだった~。今度見かけたら、取り上げたいと思います。

というわけで、今日もお時間となりました。明日は水曜休市でブログもお休みです。来週、再来週と週末は連休ですね。年寄りは、週中の水曜休みのほうが、体力回復にはありがたいんですが、仕方がない。それなりに頑張りますね。それでは、また木曜日に。モリ介でした。