• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介(仮)です。本題に入る前にまずは、新物サンマ。

先週の土曜日に、大船渡でも初水揚げがあったのは皆さん報道でもご存じのとおり。

本州では一番早いとのこと。今朝の卸売場の様子では、サンマは北海道産のみ。

4キロ45尾入りの”サンマタワー”。2キロ入りでは17尾入りという

大きめサイズもありました。昔の感覚では全然大きくないけど。

小さいものでは、4キロ55尾なんてのも。ち、小さい!

でも間違いなく季節の味覚。まだ少し高めみたいだけど、ぜひご賞味ください。

そして、本日の本題はこちら。まずは写真から。

この箱の中身は何でしょう?あ~筋子って写ってるか。近づいてみると、

色々と表示がされている。RED(べに)の文字に丸がついてるけど、

そう!これはベニサケの卵、紅子(べにこ)なんです。

先週末、盛岡に入荷して、今日、仲卸さんや他のお客さんに

荷渡しする前のわずかな時間に撮ったものです。

アメリカはアラスカ州にブリストル湾という

ベーリング海に面した大きな湾があります。

これは業界でいうところの「ブリストル物」といわれるらしく、

箱の一番上の段に、”NAKNEK(ナクネク又はナクネック)”の表示があり、

そこに丸がついてます。地図で調べると、アラスカ半島の

北側の付け根のあたりのようで、そこが産地ということだと思われます。

そして、ダンボール箱を開けて中身を見せてもらうんだけど…。

もう締め切りの時刻!以下次号!ということで、今日はこのへんで。

塩筋子は、東日本、特に東北地区の食文化の一つだと言っても

過言ではないと思うんですが、それが危機を迎えつつある!

という話を含めてお届けしようと思います。モリ介(仮)でした!