• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。今日もモリ介がお送りしてまいります。昨日も夕方の雨、ひどかったですね。雷も凄いし。あんなんじゃ、折り畳み傘では間に合わない。カンカン照りの中、長い傘を持って歩けと? だって、いつ降るか判らないし。もう、30分置きに、スマホの雨雲レーダーをチェックしないと、ですね。

先日、肴町の七夕、行ってまいりました。平日だったけど、そこそこの人出。子供さんも多かったですね。出店で色々買ったりして、楽しかったんですが、ちょっと気になることがいくつかあって、それについて。肴町の七夕って、年に一度の大きなイベント。のはずなんだけど、定休日としてお休みしてる所もありましたね。モリ介の知り合いが、そのお店をお目当てに出掛けたらしいんだけど、定休日だったとかで、しょんぼり帰っていきました。まさか、お祭りのさなかに定休日、とは思いもしなかったんでしょうね。働く方のお休みも、このご時世、重要なこと。だけど、何とかならなかったのかな、というのが正直な気持ち。お盆明けに連休でもいいでしょうしね。

そして、2つめ。特に出店なんかでは、慣れない方が接客をしたりすることもあるんでしょうが、ちょっとひどい。頼んだ商品が出てこない、商品の値段を覚えていない、足し算が出来ない。こんなことが立て続けに。5か所中3か所でこの有り様。ま、お祭りは関係ないんですがね。もうちょっと緊張感をもって、事にあたりましょうね。

3つめ。今回の七夕祭り、アーケード以外の通行止めは一切なく、普段通り。餌差小路(えさしこうじ)と生姜町の通りは、そのまま車が通れる設定になってた。特に生姜町の交差点は、人通りが多く、車が通りかかっても、人が途切れない。運転に慣れない(であろう)オバチャンが運転する車、発進が出来ず立ち往生。後ろに並んだ数台の車に、クラクションを鳴らされる始末。クラクションを鳴らしてもどうにもならないんですけどね。餌差小路のほうは、人通りがそれほどでもないのをいいことに、一時停止をせず、スピードを出して通過する車が何台か。危ないですよね。来年は、従来通り、餌差小路と生姜町を一部通行止めにしたほうがいいと思います。

4つめ。これは、お祭りと一切関係なし。というか、大袈裟に言うと犯罪なんだけど、消費税の総額表示をやっていない店がある。200円の表示に、100円玉を2枚出そうとしたら、216円です、とぬかしよる。だめですよ~。税務署に指導されちゃいますよ。ま、税金分を含めてもお安かったので、文句も言わなかったけど、このような認識で商売をするっていうのは、どうなんでしょうかね。

さてと、すっきりしたところで、今日の卸売場。青森や北海道のブリも数量が出てきましたね。でも、岩手よりも北の方から、ブリが入荷するなんて、未だに違和感がぬぐえない。まあ、どこから入荷したかなんてどうでも良くて、旨けりゃそれでいいんですが。

一つ目のネタは、売場でも、たま~に見かけるこの高級食材。

千葉県産の活イセエビ、4.9キロ、6尾入り、です。イセエビの名前通り、昔は、三重県での漁獲が多かったようですが、今では、千葉県がトップの漁獲、とのこと。見ずらいですが、右側に見切れてるオレンジ色のものが、コンプレッサーで、チューブを通して空気が出ています。それで、水面に泡がたっているんですよね。右側のイセエビ氏を持ち上げて、もうちょっと上に出てきてもらおうとしたんですが、大暴れをされて断念。ま、それだけ、活きがいいという事なんですがね。もちろん、お値段もそれなりにお高うございましたよ。ですが、10分後、売場に戻ってみると、完売をしておりました。どのような方が、お召し上がりになるんでしょうか。羨ましい限りですな。ちなみに、冷凍のロブスターなんかも、盛岡水産では販売してるんですが、調べてみると、微妙にちがうようですね。オーストラリアと南アフリカが一大産地らしいんですが、生物学的には、オーストラリアイセエビと、アフリカミナミイセエビ、ということになるんだそう。もう一つ大型のエビに、オマールエビというのがあるんですが、こちらは、でっかいハサミを持っていて、見かけ上でも全然違う。ザリガニの種類なんだそうですよ。

そして、もう一ネタは、おそらく当ブログ初登場かと。モリ介もその名前は聞いたことがありませんでした。キンメダイともキンキンとも違うこのお魚は、ハチビキ、といいます。

高知県は、室戸産で、7尾入り、11.4キロです。このハチビキ、身をおろすと、キンメダイやキンキンなどとは違う点があるんです。何でしょうか。もちろん、モリ介に知識ががあるわけでもなく、調べたんですがね。それは、身が赤い、ということ。なんでも、血合いを区別ができないくらい赤いんだそう。カツオみたいな感じ、と思ってもらえればいいかもしれませんね。え?これでも、白身の魚なの?色素のせいで赤いけど、分類上は、白身なんだそう。すみません。モリ介は、よく理解が出来ないんですけど。このギャップがうけて、飲食店でも、取り扱うところが増えているようですよ。関東では、赤サバとか言われて、安い魚だったらしいですが、間もなく高級魚の仲間入り、となるかもしれませんね。居酒屋さんなんかのメニューで見かけたら、即オーダーしてみてください。

そろそろお時間が来ましたね。本日のブログはここでおしまい。これから一週間は、天気予報でも雨マークがない。だけど、いつ降られるかわからないので、午後の外出には、長い傘を持って行こうと思います。皆さんもお気をつけて。モリ介でした。