モリ介です。こんにちは。週の後半戦スタートです。早速お届けしてまいりましょう。
報道にもありましたが、本マグロの漁獲枠が1.5倍に増えるんだそう。モリ介は直に情報が入ってくる立場ではないので、全然知りませんでしたが、枠を超えないよう、漁業者さんは、せっかく漁獲したマグロを放流してたみたいですね。それもかなり多くの魚を。テレビでは、漁獲量の10倍は放流してる、とおっしゃる漁業者さんもいらっしゃいました。枠が増えるとなると、市場への入荷も増えてくるんでしょうかね。時期にもよるでしょうが、リーズナブルなお値段で食べられる機会も多くなるかもしれません。でも、海外での養殖物や、天然の輸入物の相場が同様に下がるかも、という一部報道は、どうなんでしょう。難しいかもしれません。
そもそも、海外ものの相場が軟調になったのは、アメリカとか中国の旺盛だった消費に、陰りが見えてきたから。景気の回復度合いによっては、また、高値での奪い合いになる可能性大。日本円も安値の進行が青天井だし。海外業者も、安値の円に合わせたオファーなんて受けるわけがない。逆に、国内の漁業者さんにとっては、またとない輸出のチャンスとなる。北海道のホタテみたいに、水揚げはあるけど、国内には回ってこない、みたいなケースも考えられますよ。簡単に言えば、よその国次第、ということ。水揚げ増加はいいけど、ぬか喜びに終わる可能性も無くは無いですね。円安を何とかした方が、もっと色々なものをリーズナブルな価格で食べらるんじゃない? もちろん、市場入荷が増えて、多くのお客様に食べていただけるのは、大歓迎なんですけどね。
そして、今朝の卸売場。鮮魚品の取材もちょこっとやったんだけど、実は水産品に関わる大イベントが間近。そう、土用丑の日。今年は7月24日の水曜日、なんだけど、ありゃ、休市日じゃん。というわけで、約一週間前となる本日、ウナギスペシャルとしてお届けします。ちょうど、営業担当氏が取材用に、いくつか取り揃えてくれてました。まずは、この写真から。
販売の主力、中国産の長蒲焼です。ちなみに規格は、10キロに40尾入っているサイズ。なので、1尾250グラム内外、ということになります。気になる相場ですけど、ご多分に漏れず、前シーズンよりも15パーセントほど上がってるんだとか。サイズにもよりますが、昨年は、量販店さんで1尾980円ぐらいの特売が、散見されてました。しかし今年は、担当氏によれば、300円ぐらい高くなるかも、とのこと。そして、こだわりの国産品もありましたよ。
国内産地はいくつかありますが、近年バイヤーさんに人気の静岡県産をご紹介。長蒲焼の真空パックです。上の中国産よりは、少々小さくて、180グラム内外でしょうか。パッケージの裏にタレと山椒の小袋が付いてました。国産の相場も上がってるんですが、さすがに中国産ほどは上がっていないそう。でも、値差ははっきりしていて、おそらくですが、北里センセイお三人でも足が出るんではないかと。う~ん、高級品。
また、こういう形でないと気分が出ない、とおっしゃる方もいたりしますよね。
くゎ~、いい焦げ具合。中国産の串蒲焼、100グラム20入り、です。そして、お好きな方には、これまたたまらない…。
中国産、ウナギ肝串、30グラム50本入り、です。はっきりと言います。食べたいです。どれもこれも旨そう。汗をダラっダラかきながら、ビールで、いや、酸味強めのレモンサワーでもいいですね。とにかく喰いたい、呑みたい、です。焼肉やしゃぶしゃぶには食べ放題があるのに、なんでウナギには無いんでしょうか。東京には、寿司の食べ放題もありますしね。どなたか、ご検討になったらいかがですかね。モリ介は、ウナギを買ったり、食べに行ったりしたいんだけど、モリ介嫁がウナギに興味ゼロ。そんなもんに金遣うんだったら、肉喰わせろや、とか、寿司喰わせろや、とかぬかしよる。なので、本当に食べたいとき、モリ介は、こっそりと牛丼チェーン店に行くしかない。市場勤務者がこんなことでいいのか甚だ疑問ですな。
今年は二の丑がある年。日付は8月5日。日曜日なので、またまた休市。でも、暑い夏はまだまだ続きますよ。ぜひ、お買い求めいただくなり、お食事されるなり、ウナギを堪能していただきたいですね。夏を乗り切るには、気分の高揚も大事。ウナギで気分を上げて、スタミナも補給して、元気に過ごしてまいりましょう。それでは今日はこのあたりでお別れ。モリ介がお送りしました。