• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

皆さん、こんにちは。モリ介です。ちょっと間が空きましたが、今日もお届けしてまいります。

お休み中にびっくりした事、って言えば、やっぱり銃撃事件ですかね。最悪の事態は免れた、とはいうものの、聴衆の中には犠牲者や、けが人も出てる。アメリカは銃社会ですからね。日本とは比べ物にならないくらい、危険度としては高い。報道によれば、100メートル以上離れたところから、ライフルで狙ったんだとか。警備当局でも、銃撃犯がいた建物は危険だと判断してたらしい。警備が事実上失敗した、という認識みたいだけど、それだったら、何で侵入を許してしまったんだろう。マークしてなかったのかな? 普通ライフルなんか抱えてたら、気が付きません? 報道の音声だと、銃撃後、すぐに警察が応戦してるみたいだけど、発砲音がして、それで初めて気が付いた? 銃撃犯が発砲するのを待ったんじゃ? なんか腑に落ちない点がいくつかある気がしますけど。おそらくだけど、こう考えている人も多いんじゃないですかね。実態解明が待たれます。でも、こうなると陰謀論ですな。

ゆっくりとビールを飲むためのグラス、って、テレビでやってましたね。ひょうたんみたいな形の。そのルックスで、話題性は十分だけど、あれ、どうやって洗うの? ビールを注ぐのにも、飲むのにも、洗うのにも時間がかかる、って言ってましたが、なんか、洗えそうにない気がして。すぐにカビが生えるんじゃないかと。うーん、自分で気をつけるか、小さなグラスにすれば済む話ですよね。ま、このような商品を通して、アルコール摂取について考えるきっかけにしよう、ということなんでしょうね。モリ介も、まんまとのせられた、といったところでしょうか。

連休とかになると、午前中から、血中アルコール濃度が高めのモリ介が、水曜日の卸売場へ。水曜日だけあって、荷物は少ない。うゎ~、ネタどうすっぺ~、と思っていたら、ベテランバイヤーさんが、「思ったよりも小さく見えるけど、ピカピカだよ」と、教えてくれた、この魚を、初っぱなのネタに決定。

宮古産のドンコ、8尾入ってます。重量は、というと、5~6キロらしい。キロ単価じゃなくて、1箱当りのお値段なので、そこら辺はアバウトのよう。標準和名は、エゾイソアイナメ。モリ介でも、このぐらいは知ってる。え?「エゾイソアイナメという名前は、分類上消滅しました」?? どゆこと? 調べてみると、チゴタラという似た魚があって、近年、分類上同じ魚になったらしい。それも、2019年に。ま、名前がどうであろうと、三陸の代表的な味覚の一つであることには変わりない。旬の時期にはまだ早いけど、鮮度も良さそうだし、絶対旨いですよ。鮮度落ちが早い魚なので、汁物とか唐揚なんかがおすすめメニューみたいだけど、モリ介、刺身も食べた事がある。ん~、でも正直あまり感動は無かったですかね。ヒラメみたいな旨味が感じられなかったような記憶があります。あ、肝と和えてタタキにする食べ方があるみたい。それだったら、もっと感動があったかもね。

そして、もう一ネタは、食べられる、ってことは聞いたことがあるけど、モリ介は、市場に入荷するような食材であるとは思わなかった、この商品。

青森県産のフジツボです。一箱で3.3キロ。標準和名は、ミネフジツボ、というらしい。調べてみると、流通するフジツボのほとんどが青森県産で、このミネフジツボなんだとか。殻ごと焼いたり、酒蒸しにすると、ウニとカニを足したような、濃厚な味わいが楽しめる、とのこと。中身が大きく膨らんでくる、今の時期が旬みたいですよ。3.3キロ、といったって、殻も含めてだから、歩留りは良さそうにありませんよね。値段もそんなに高くないのか、と思いきや、え? 1箱一万円じゃ買えないの? 可食部をグラム単価にしたら、結構な高級品。そうか~、料亭さんあたりじゃないと食べられないのか~。聞くところによれば、養殖ものもあるんだとか。モリ介は、生物学には何の造詣もないので、素朴な疑問だけど、海の岩場とか、岸壁にくっついてるフジツボって、全部食べられたりするんですかね。食べられるんだったら、もっと出回ってるか。

さて、今日もそろそろお時間ですので、この辺で。お相手はモリ介でした。また明日。