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こんにちは。モリ介です。新しい月のスタートですね。でも、外は結構な雨。土砂災害の危険性が高い地域もあるようです。ご注意くださいませ。

土曜日にお休みをいただいたモリ介、早朝の草取りの後、下町を通って神子田の朝市へ。草取りも、最初の頃は、1時間半とか2時間とかやってましたが、腰へのダメージとか、太ももや尻の筋肉痛とかで、今はせいぜい1時間弱。一度腰が伸びない感覚があって、こりゃヤバい、と短時間にすることにしたんです。もう寝たきりはご免ですからね。一旦、家に戻った後、15分ぐらいでウォーキングに出た。腰も大丈夫そうだったし。

途中で、懐かしいものを見つけた。それは、モリ介が幼少の頃、どこの家の前にもあった、ゴミ箱。ゴミ箱といっても、そこそこ大きいんですよ。大きいものだと、たしか、二層式洗濯機ぐらいあったんじゃないかな。上は洗濯機のフタみたいになってて、正面の部分がスライド式の板になってる。回収の人が、スライド板を外して、根こそぎ取り出す、そんな感じ。大方は木製だったような記憶があるけど、見つけたゴミ箱は、コンクリート製。板の部分が無くて、側だけでしたけどね。若い人は、このコンクリート製の枠、何だかわからないはず。

朝市に到着したのは、5時半過ぎ。すでに、建物脇の方の駐車場は、満車の看板が。もう結構な人が来てる。タクシーで乗り付ける人もいましたね。行列になってるお店も何か所かあって、飲食だったり、お総菜の店だったり。椅子が並べてあって、座って順番待ちの所もある。なんでも有名なスイーツのお店らしい。そういえば、5月の末に来た時も、朝5時には10人以上座ってたな~。先頭の人は、おそらく4時半前には来てたんじゃないかな。冷蔵庫整理の厳命を受けてたモリ介は、朝市を2周回って何も買わずに帰ってきました。

さて、月明けの月曜日、卸売場は、というと、う~ん、やっぱり品物は少なめ。そりゃそうだよ。全国的に荒天でしたもんね。いつも入荷が多いブリ類も、青森と北海道の物ばかり。売場全体的に、宮城以北の魚が大部分でした。そんな中、「お~、いいサイズだね~」と声を上げたのは、モリ介が営業時代にもお世話になってた、古参の鮮魚店のご主人。一般的な旬と言われる時期からは外れたけど、でっかくて美味しそうなこのお魚。

北海道は厚岸産のニシン。2キロ4尾です。体長はおよそ35センチ。モリ介は全然詳しくないので、はっきりはしないけど、おそらく産卵後なので、卵は期待できないんじゃないかと。でも、モリ介は、何度も書いたけど、ニシンが大好き。とにかく身が美味しいんですよ。生の、身が柔らかい感じも、一夜干しなんかの締まった身も、とにかく好き。若者は、居酒屋あたりでホッケの開きは食べるくせに、なんでニシンを食さないのか。骨が外れやすくて面倒? 利き手の反対側を使ってもいいから、ゆっくり骨を外して、ゆっくり食べなさい。一昔前は、量販店さんの惣菜コーナーでも、焼き魚のニシンが必ずあったけど、今はあんまり見ないな~。なんか寂しい限り。

そしてもう一ネタなんですけど、モリ介は、すっかり忘れてました。半夏生を。今や、タコ販促の大事なイベントとなった半夏生。毎年7月2日がその日のはずなんですけど、なんと今年は今日、7月1日が半夏生らしい。夏至から数えて11日目日から5日間のことをいい、初日にタコを食べて五穀豊穣を祈るんだとか。つまり、平年比で、夏至が1日早いのが今年、ということみたい。どおりで、煮ダコの頭とか、活ダコの箱が目立つのか~。というわけで、先週取材済みの、宮古産ミズダコの写真をば…。

この他にも、もう少し大きな、足だけの商材もありましたよ。それにしても、タコ販促の半夏生、話を聞くようになったのは、この業界に入ってだいぶ経ってから。もともとは、西の地方の習慣だったんですよね。恵方巻もそうだけど、ここ2~30年ぐらいに広まったイベント、って結構ありますよね。ハロウィンなんかもそんな感じだし。モリ介が関西在住の子供時代には、恵方巻のエの字もありませんでしたし、小売店勤務時代のハロウィンなんかも、お菓子メーカーさんが大騒ぎするだけで、最初なんか、店に並べても全然売れませんでしたよ。不気味なカボチャ絵柄の大袋菓子が、ただ山積みになってるだけ。11月に入って、大半が値下げで処分、みたいな。仮装して大騒ぎ、なんて時代が来るなんて、予想だにしませんでしたね。

ここでお時間となりました。あれ?ここまで書いてるうちに、陽の光が。午前中いっぱい雨なんじゃなかったっけ? まあいいや。早いことシケが治まって、数多くのお魚が売場に並びますように。モリ介がお伝えしました。