• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介です。こんにちは。昨日は暑かったですね。気温は高かったけど、湿度がそこまで高くはないんですかね、治療に出掛けたんだけど、汗まみれになることはありませんでしたよ。来月あたりは、湿度も高いんだろうな~。ハンカチ、タオル、アンダーシャツ、洗濯物が大量に発生する。嫁の機嫌が悪くなるんで、暑さもほどほどにして頂けると助かります。

この間の水曜休み、草取りを1時間半してから、ウォーキングへ。あんまり距離は歩かなかったんだけど、肴町方面へ、ちょこっと。報道でも、モナカさんのオープンまで、あとひと月、って言ってましたね。建物はほとんどが出来上がって、あとは内装工事がメインなんだとか。裏手の搬入口があった路地。昔は、客待ちのタクシーが並んでましたよね。工事の囲いが外れてみると、道幅が結構広くなってました。これからきれいに舗装されるんでしょうね。あ、地下に下るスロープがある。これは、地下駐車場なんでしょうか? 上り下りが対向するには、ちょっと狭めかも。まあ、近くに行ってないんで、はっきりとはわかりませんが。昔は、建物の横に、甘栗のスタンド、ありましたよね。甘~い香りがそこら中に漂ってた。コタツに入って、甘栗の殻をむく、なんて光景、よくあったような。きれいにむけないで、半分に割れたりして、イライラした記憶もある。モナカさんの肴町側には、外階段と上りエスカレーターも見える。へ~、なんかおしゃれ。でも上りだけなんだ。大昔のデパートみたいですな。子供の頃、それまで乗ったことのなかった、下りエスカレーターにびっくりしたこともありました。昔みたいに活気のある街になるといいですね。肴町の七夕まつりの頃には、モナカさんも開業してる。お祭りとともに、楽しんでみたいですね。

それでは、今朝の卸売場です。今日はなんか忙しめ。何といっても週末は父の日。お刺身でしょう。寿司でしょう。ウニでしょう。そんなわけで、とりあえず生ウニの場所へ。ありましたよ。ビンウニ。

岩手県産のビンウニ、150グラムです。ビンウニとしてはオーソドックスなサイズ。スーパーさんには、30グラムとか60グラムなどといったタイプも納品になってます。ことしの父の日商戦では、シケとかも無く、注文には対応できました、との担当者の弁。だけど、ベテラン幹部社員からは、気になる話が。水揚げ量が減ってることは、何となく報道なんかで知っていたけど、ここ何十年の中で、一番品物がない、という年みたい。もちろん、市場流通の場面の中での話なので、水揚げ数量のような数値とは、実際は異なるかもしれませんが。やはり理由は、高海水温。昨年の段階で、エサとなる海藻が少ないので、「来年はヤバイ」という話が、産地からは出ていたみたいですよ。当然お値段も安くない。でも、せっかくのお祝いですもの、無理しない程度の贅沢を、楽しんでいただけたら、と思います。

お次は、ちょっと珍しい商材をご紹介。

発送元は北海道の市場卸売業者。つまりは、北海道産だけど、何の魚かモリ介は、さっぱりわからない。近くにいた仲卸さんに聞いてみると、ヒメマスです、とのことでした。水氷に入っていたんだけど、下に沈んで魚が見えない。そこで、外に出てきてもらって写真を。サケ類だけど、ものすごくヌメリがありましたよ。体長は25センチほどでしょうか。調べてみると、淡水から川を下って海に降りるタイプはベニサケ。淡水の中で一生を終えるのが、このヒメマスらしい。担当者に産地を訪ねると、支笏湖産とのことで、完全なる淡水魚みたいです。後で、ベテランバイヤーさんに聞いたんだけど、このヒメマス、ものすごく美味しい魚なんだとか。そのバイヤーさんの知り合いに、釣り好きの方がいるそうですが、どのサケよりも美味い、と、豪語するんだそう。ヒメマス釣りが出来る時期には、何をおいても駆けつけるみたいですよ。モリ介も、ベニサケは大好きだけど、どう違うんですかね。子供の頃、十和田湖畔のお店で、マスフライ定食を食べた事があったけど、味は全然覚えてない。たぶん、骨がめんどくさい、とかぶつぶつ言ってたんでしょうね。あ~食べてみたい。大きさの割には、少々お高めの気もしたけど、お店で見かけたら、ぜひお求めくださいね。

さて、今日もそろそろお時間。これから本格化する暑さに備えて、今が、体を慣れさせる大事な時期、だそうですよ。汗をかけるようにしておくことが、熱中症予防にもいいみたいです。モリ介は、厳冬期でも汗をかけるんで、準備は必要ないですがね。魚を食べて、睡眠をとって、夏に備えましょう。モリ介がお送りしました。また明日。