• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。今週もお付き合いいただきますね。

今朝は、どんよりとした曇り。南昌山方面もモヤがかかって、はっきりとは見通せない感じ。これから、台風が向かってくるんでしょ。上陸はないようだけど、海が荒れれば、入荷にも影響が。6月1日ごろ、太平洋沖に来るようですね。そうすると、週末の入荷は大丈夫そうだけど、来週前半は、特に太平洋側からの魚は、期待薄かも。シケで船が出せないこともあるし、ウニなんかは、水が濁っただけで漁が出来ない。どこから何の魚が来るかは、その時になってみないと分からないけど、全然入荷が無い事も想定して、少し撮りだめておきましょうかね。

あ、昨日のウォーキングで、都心方面に行ったけど、肴町のモナカさん、工事の囲いがだいぶ片付けられてきましたよ。アーケード側からも、建物の外観が判るようになってました。大きなガラス面が特徴的。すっきりと垢ぬけたイメージで、東京の渋谷や青山なんかで良く見るような。って、行ったことないけど。新バスセンターと併せて、人の流れが戻ってくるきっかけになればいいな、と、思いますね。川徳さんがあった頃の肴町って、本当にすごかったんですよ。あ~、また昔話がしたくなってきた。屋上には観覧車もあったし、大食堂もゲームコーナーもあった。地下にはスタンドタイプのラーメン屋さんがあって、そこのメニューには…。今日は無理なので、また今度ね。

やっぱり月末モードなのか、やや荷物も控えめ。撮りだめも必要になるかもしれないし、さてと…。おっと、ありました。滅多に出会えない、少なくともモリ介は、2年ぶりぐらいの気がする、この魚。

北海道は、歯舞産のマスノスケ。いわゆる、キングサーモンです。重さは5キロ。エラのところにラベルが付いてますね。岩手でも水揚げされることがあるみたいだけど、その時は、スケマスっていう名称じゃなかったっけ。今はもう、あまり揚がらないのかな。

陸揚げする前に、船の上で活き締めしてますんで、鮮度は抜群。ですけど、寄生虫の心配があるので、生食は、一旦冷凍→解凍の手順が必要かと。天然の魚ですからね。担当者に値段も聞いたけど、びっくりするほど高いわけでもない。鮭児みたいに、1本10万越えなんてことはないけど、野口センセイだけでは済まないですね。春~夏のサケ類は、サクラマス、カラフトマス、キングサーモン、と来たけど、まだ、ベニサケとトキサケには、お目にかかってない。どこかには水揚げになってるはずだけど、まだまだ少なく、値段も相当高いんじゃないかと。東京あたりと違って、「金には糸目をつけん」なんて豪語するご仁は、盛岡にはそういませんからね。

そして、売場の端っこの方で、ひょっこりと顔をのぞかせていたのは、宮古で水揚げされた、上のキングを上回る大きさのこれ。

宮古産のメヌケ、6.8キロです。体長は50センチオーバー。あっという間に売れていきました。標準和名は…、すみません。この手は、いくつか似たような種類があって、モリ介には特定できませんでした。一つはっきりしてるのは、脂があって旨いであろう、ということ。まだまだ朝晩は涼しい、というよりは寒いので、煮魚なんかにはうってつけでしょうな。

今日は、モリ介嫁が実家(歯医者)に行っていないので、メヌケは無理だけど、味付けサバの缶詰かなんかで、一杯やろうかな。というわけで、本日はここまで。一日の寒暖差が激しいので、体調管理には充分、お気を付け下さいませ。モリ介でした。