• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。管理人のモリ介(仮)です。

今朝もなんか魚は少なめ。

そんな中、ひときわ異彩を放つ木箱が…。

あいかわらずブレた写真ですみません。青森産のホタテガイでした。

少しの間氷をよけ、グリーンパーチ(緑の紙みたいなやつ)をめくって

近づいて写真を撮りました。

岩手県産のホタテガイは5月下旬から7月の終わりころまで

貝毒のせいで、出荷ができないでいました。

いまだに出荷できない海域もあり、産地も大変なよう。

担当者によると、県内産のホタテガイは、貝の大きさに比べて

貝柱が大きいので、お客様には大人気なのだとか。

だけど、宮城県産のものは出荷できない状態が続いていて、

仙台や東京方面からの、岩手県産の引き合いが強く、高値が続いているらしい。

その結果、やや価格がリーズナブルな、北海道産や青森県産に

需要が少しシフトしている状況みたい。

ちなみに、今朝は北海道産の入荷はなし。岩手県産は、仲卸さんからの注文で、

すでに卸売場にはありませんでした。

連日の猛暑による、高海水温のせいで、ホタテガイも少々お疲れで、

日持ちさせづらくなっている、とは前掲の担当者の弁。

そこそこの水揚げはあるようだけど、その割には高値。売り残して

貝が死んでしまえば、その価値は下がる。だけど、お客様からの需要は高い。

担当者が神経をつかう状況はまだ続きそう。

貝毒の検査は毎週実施で、直近は明日。結果次第では1ヶ所ぐらい、

規制が解除になりそうとのこと。

貝毒や高海水温がおさまって、ホタテガイをたくさん食べられるように

なればいいな、と思うのは、モリ介(仮)だけではないはず。

それにしても、でーっかいホタテガイを150円ぐらいで買えた昔がなつかしい。

今日はこの辺で。モリ介(仮)でした!