• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。久々の水曜日の出勤。お送りしてまいります。

市場は、水曜日出勤って、そう多くはないんです。ほとんどがお休み、と言っていい。でも、祝祭日が絡んだ場合、変則日程となり、水曜日出勤が発生します。今回もそのパターン。明日出勤すれば、3日~5日までの3連休。6日は、振替休日だけど、開市。そのため、8日の水曜日はお休み、ということになるんです。つい何年か前までは、ゴールデンウィークが何連休になろうとも、2連休まで、でしたね。どこかの日が、必ず開市だった。そして、大昔の話だけど、水曜日ではなく、月2回ぐらい、土曜日がお休みだったこともある。つまり連休。でも、いつの間にか、土曜休みは無くなっちゃったな~。ということで、今では、祝祭日が絡まない限り、年始を除いて連休は原則無し。若い人たちには、受け入れがたい部分もあるのかな。モリ介は、平日休が頻繁にあるのはありがたいし、連続勤務も少なくなるので、基本楽だと思うけど。いくら連休があるとはいえ、5連勤はキツい。体がそうなってしまったんでしょうね。

今朝は入荷も、割とありましたよ。メジマグロやカツオ、ブリにアジにイワシ。輸入のメバチもありましたね。お客様も忙しめ。なにせ3連休を控えてますから。冷凍品のように、保存がきく商品は、早めに確保するのが鉄則。鮮魚品も、明日に全て揃うとは限りませんしね。何にせよ、テキパキと商品を選び出すお客様に感謝ですな。

そして、今朝の入荷から。サクラマスに続き、マス類の本命、青マスが入荷してました。

標準和名は、カラフトマス。北海道は噴火湾産。5キロ、5尾ですので、1尾1キロ見当ですね。背丈が高い?サクラマスと比べると、細身で、背中の色も違いますね。背丈って、腹から背までの意味。体高、とでも言うんでしょうか。写真を撮った後、何人かのお客様が品定めを始めてましたよ。調べてみると、ホンマス、とか、サクラマス、などと呼ぶ地域もあるんだとか。モリ介としては、本当に困るんですけど。まあ、見たら判るレベルなのかもしれませんが、自信はありません。青マスが入ってきたんで、後は、トキサケの入荷を心待ちにするだけですかね。でも、入荷、大丈夫なんでしょうか。モリ介は、学生時代、自炊してた頃、食べられる魚は塩マスだけでしたね。金銭的事情で。それも、塩を吹くような、しょっぱいやつ。贅沢といえば、塩マスと特売の〇ちゃん餃子。普段は、近所の市場(個人経営の小っさいやつ)で買う、見切りの野菜で作った野菜炒めが多かったかな。白石温麺も安くて助かった記憶が。どうでもいいか。

もう一ネタは、昨日の入荷から。高級食材であることは、担当者に教えて貰ったんだけど、全国的には、そう簡単にお目にかかれないものらしい。後から調べて判ったんですが。三陸では、そう珍しくもないのかな、どうなんですかね。

宮古産のブドウエビ、です。1.6キロ、30尾入りです。驚くなかれ、キロ単価は1万円越え。それも後半の方。これでも相場としては安いみたいで、高い時は、キロ単価で、諭吉センセイ3~4枚の事もあるんだとか。いくら相場がお安め、といっても、末端価格で、1尾当り野口センセイ複数枚が必要かと。ヤバイ薬じゃあるまいし。何だよ、末端価格って。調べてみると、この紫色、殻の色らしいんですが、退色が激しく、白っぽくなってしまうんだそう。大都市市場で撮影したブドウエビの写真を、いくつか見ましたが、何かみんな白っぽかった。この濃い紫色、貴重かも。ちなみに、多少白くなっても鮮度には問題が無く、むしろ甘味が増すんだとか。このブドウエビ、産地での消費が大部分らしく、市場にはあまり出回らないらしい。白くなる前に、と思えば、そうなるんでしょうかね。

あ~、旨い貴重なエビで、一杯呑んでる人がいる、と思うと、羨ましくてしょうがない。ふん、い~ですよ~だ。連休中は、乾きもので昼呑み、と、心に決めるモリ介でありました。それではまた、明日。