• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。今日もよろしくお願いします。

今、外は雨。みぞれ混じりでしょうかね。あと何度か気温が低かったら、ちょっとした積雪になっていたかも。この後はどうなるのかな。夕方からは雪が積もる? 明日は雪かきが必要? 来たよ来たよ、本格的な冬。

インフルエンザはいまだに警報級の流行中らしいですね。あまりニュースになっていなかったようなので、流行は収束したのかと思ってました。先日のネットニュースで、紅茶の成分がインフルエンザウィルスの感染力を無効化する、との記事が載ってましたね。テオフラビンとかいう紅茶ポリフェノールが、ウィルスに吸着して感染力を奪うんだとか。うわ!すごい話。でも、ミルクティーだと、牛乳のタンパク質がポリフェノールと結合してしまうので、効果は薄れる可能性があるとのこと。ただ、この点の見解は研究者によって分かれているみたい。

だったらレモンティーはどうなんですかね。ビタミンCも風邪とかインフルには効果があるんですよね。 調べてみると、あくまでも免疫の点で効果があるだけで、ポリフェノールの効能とは関係が無いらしい。ただ、ポリフェノールの効果が薄れることはない、とのこと。だったらストレートティーやレモンティーを四六時中飲んでいたら、インフルエンザに感染しないのか、というと、そうでもないみたい。なんだよそれ。というのも、のどでウィルスがポリフェノールに触れれば感染力は失われるが、そこをすり抜けてしまえば、あとはどうしようもないらしい。肺の中を紅茶で洗うわけにもいかないしね。そうなるとあとは免疫力か~。

そこで登場するのが緑茶、とのこと。緑茶カテキンは、体内に入ってしまったウィルスに体が感染するのを予防する働きをする。整理すると、紅茶ポリフェノールは直接ウィルスに作用するのに対して、緑茶は体に作用する、ということのよう。極端に言えば、紅茶でうがいをして、緑茶を飲むのがいい、という事ですかね。ビタミンCも摂取するなら、レモン緑茶がいい、という事か? 旨いのかよ、こんな飲み物。とにかく飲み物だけに頼らず、休息や睡眠も大事にしないとね。モリ介家には高齢者が2名居るので、インフルもコロナもご法度。胃腸炎も単なる風邪も命取り。施設なんかに持ち込んだら大変だし。

さて、週末金曜日の売場へと行きましょうか。日曜日が休みじゃないので、あまり週末って感じもしませんがね。全国的に荒れ模様になりつつあるので、入荷はどんな感じかな、ヤバいのかな。売場に近づいてみると、外にも荷物があふれてる。ここに来てスケシラコも多い。昨日も壁をご紹介しましたね。担当者によればスケソウダラの水揚げもそこそこまとまってるんだとか。雪も降りそうだし、鍋でしょ、鍋、白子鍋。ナメタも相変わらず多いですね。ガッツリと並んでる様子は、後日お届けします。そんな中で見つけたのは、これって夏の魚じゃなかったっけ?のこのお魚。約半年ぶりの登場です。

関東以北ではそこまででは無いですが、西日本では珍重される高級魚、マナガツオです。山口県は萩産の5尾入り3キロでした。体長は30センチほど。半年前の50センチの大物にはほど遠いですね。という事はまだ若い魚? 調べてみると、若い魚の特徴として、上下に分かれてる尾びれだけど、若い魚は下の方が長いらしい。体が大きくなるにつれて同じ長さになっていくんだとか。写真の魚はほんの少し下側が長く見える。成魚だけどまだ若い、ってことですかね。人間だと22歳ぐらい? モリ介の22歳は、思い出したくないくらい暗い時期でしたね。就職活動も思ったようにいかないし、大学卒業の心配も少しだけどあったし。自分のダメさ加減を思い知らされた時期でした。世の中バブルが始まってましたが、まるで自分だけ取り残されてた感じ。あれ、何の話でしたっけ? そうそうマナガツオ。まだ若いけどベテランの域のバイヤーさん、お!と一言発してお買い上げでしたよ。

次のネタをどうしようか迷ったんですよ。ボラコもあるな~。でも先月やったし。しばらくぶり、という事にするなら、このお魚かな。取材は昨日でした。

色の感じからするとシロアマダイのような色。だけどフォルムが全然違う。この魚はヒゲダラ。新潟県産の3尾入り2.5キロでありました。前回の掲載は昨年の9月。確かにめったに見ない魚かも。アゴに数本のヒゲがあって、前回もアップを撮り忘れた、と書いてましたが、今回も忘れました。画像をアップにしてみたけど、ないな~、ヒゲ。肌にくっ付いてるのかしらん。標準和名はヨロイイタチウオ。ヒゲはわかるけど、なんでタラなんでしょうかね。全然似てないのに。調べてみると、少ないながら太平洋側でも獲れるらしいけど、新潟とか山形以外からの入荷は、見たことが無いかも。関東では人気のある魚だそうで、そのせいで盛岡にはあまり入ってこない、こんな可能性はありますね。人気の料理は昆布締め、とのこと。手間がかかる贅沢料理ですな。せっかくだから、ヒゲダラとは似ても似つかぬマダラも載せますかね。これも昨日の取材から。

青森県産のマダラ。「子」と書かれてたので、メスでしょうか。体長は80センチはたっぷりありましたよ。ヒゲも太っといですね。重量は堂々の8キロ。大食い番組は数多くありますが、デカいタラとかマグロを解体してひたすら喰らう、なんてどうですかね。タラ○キロ、ブリ○キロ、カツオ○キロ、最後はクロマグロ○キロ!とか。刺身あり焼き物、煮物、鍋に寿司。料理人がそれぞれ数名付いて。一人では無理だからチーム戦だな。あらかじめ調理方法を打ち合わせしておくけど、魚の種類はその場で発表だから、臨機応変さが求められる。中国の川にいるハクレンとか、サメなんかもラインナップするんですよ。「この魚、どうやって食べるのか!」なんて、叫ぶナレーションが聞こえてきそう。番組フォーマット料金は、仕入れを当市場からにしてくれるなら頂きませんよ。ハクレンは市場では扱っていないので、自分で手配してね。

くだらない事を書いていたら時間が過ぎてました。ブログはここで終わり。モリ介家ではまたプチトラブル発生。テレビの録画機、昨夜早速容量不足で録画エラーが出たらしい。夜中の地震で目が覚めたモリ介の前でモリ介嫁が大騒ぎ。これから特番が多くなるのにどうすんだよ、とプンスカ。アンタが何でもかんでも保存するからでしょうに。しょうがない、帰りに外付けHDDでも買って、交換すっか。スマホも急に電源が落ちたりして、調子が悪いのに、また物入りだよ。この歳になっていつまで仕事ができるかわからないのに、こんな生活で大丈夫かよ。不安でいっぱいだけど、正月特番もしっかりと見たいモリ介がお送りしました。また明日、お目にかかります。雪、積もりませんように。