モリ介です。こんにちは。早いものでもう週末。土曜日の今日もお送りしてまいります。
桜、まだ咲いてないですよね。昨日の午後もテレビの中継で映してたけど、まだつぼみでした。ということは、見ごろは来週末ってことですかね。
特に桜に思い入れはないけど、いまだに思い出すのは、モリ介がまだ30代前半の頃、モリ介母の兄弟家族が集まって、花見をしたことがあった。たぶん日曜日だったと思うけど、場所は四十四田ダム脇の広場。桜もいい感じに咲いてたけど、なぜか他には誰もいない。アルコール抜きで飲み食いして、伯父連中といとこで、軟式テニスのボールを使って野球をやりましたね。モリ介は得意のナックルボールを投げて、伯父たちはフルスイングをするんだけど、芯に当たらずにファールばかり。モリ介母とか伯母連中もしばらくは野球を眺めていたけど、試合が全然進まないので、飽きてストップがかかった。おかげでモリ介といとこチームには打順が回らず。あれから数十年、伯父たちは一人を除いてみんな鬼籍に入っちゃった。伯母たちは元気な人も多いけど。あの場所の桜って、まだあるんですかね。
昔はとにかくお花見って多かったですね。モリ介の前職の職場も、必ず岩手公園に出かけて行って、大騒ぎするんですよ。モリ介はまだ新人の立場だったので、先輩に連れられておっかなびっくりの参加。実は同じ店の部門の先輩に、会社中に名をとどろかせている人がいて。仕事で?んなわけない。仕事は、センスは確かにあるんだけど、手順というかマニュアルが守れない。感性だけで突っ走るタイプ。鮮度管理も先入れ先出しもダメだけど、売場づくりでのカラコンはすごい。カラコンってコンタクトレンズじゃないですよ。カラーコントロールのこと。緑一色になりがちのサラダ商材売場を、赤いラディッシュや色とりどりのパプリカ、エシャロットやセロリの白を使って、パセリで縁取りして。とにかく見事なんです。でも、鮮度が今一つ。レタスの切り口が真っ赤だったりするんですよね。じゃ、そんな人がなんで有名なのか。そう、宴会芸。その名も人間扇風機。女性にはできない、もちろん下ネタです。ズボンのファスナーを下ろして、手を入れ、自分のイチモツを手のひらで覆うように掴み、引っ張り出してグルグル回す、という。口で「ウィーン」とかいいながら。初めて見たモリ介は唖然、呆然。だけど周りは酒瓶をひっくり返す勢いで大爆笑。小売店なのでレジ担当の女性も多かったですけど、みんな慣れっこなのか、こちらも大爆笑。「いやーん」とか言いながら、顔をそむけることも無く。気が付けば、隣にいる全然知らない人たちのグループも笑ってる。ま、昔はこんな感じでしたね。ちなみにその先輩は、程なく退職されて、東京で飲食店関係のお仕事に就かれたらしい。居酒屋のマスターにはピッタリのキャラでしたんで。退職の餞別ということで、モリ介もわずかながらお金を出したんですが、集めたお金で幹事が購入したのが、これまたアダルトグッズの人形。特定の国の奥様方を侮辱するようなネーミングのアレですよ。ほとほと呆れた人たちがモリ介の周りにはいっぱい居ましたね。でも悔しい事に、そんな人たちに限って仕事では異彩を放つんですよね。皆さんの周りにも、そんな人、居ませんか。
どうも昨夜の睡眠の質が良くなかったみたいで、くだらない文章はスラスラ書けるのに、卸売場でのネタ拾いがうまくいかない。魚も多いし、種類もばっちりだし、なんだけど、なんかピンとこない。うわ~、決まらない、どうしよう、とか思っていると、クワっとこちらを睨む視線を感じて…。
ホウボウです。ヒレを広げてこちらを威嚇してました。昨年の晩秋以来ですので約半年ぶりの登場ですかね。大分県産の5尾入り、5.1キロでありました。一尾1キロアップの魚ですので、思いのほかデカい。なぜかホウボウは、このアングルでの写真ばかりなので、今朝は冷静に、横からの写真も押さえましたよ。
う~ん、横でなく上ですね。でも正面よりは判りやすいかと。このぐらいのサイズ感となれば少々珍しいらしく、お客さんも次々にこの魚をのぞき込みながら「デカい」とおっしゃってました。体長は50センチ以上ありましたから。旬としては今頃までで、この後産卵期に入るみたいですね。このぐらいの大きさならば、歩留まりが悪い魚とはいえ、刺身もいっぱいとれそうだし、アラからも出汁が出るそうなので、色々とお料理を楽しめそうですね。白身の割には甘味ばっちり、が特徴のホウボウ。ぜひお試しください。
そして、お次のネタは、というと、盛岡ではなかなかお目にかかれない商材です。盛岡の人はあまり食べないですかね。沿岸出身の方は大好きみたいですが。どうしても生臭みが強いんだそう。取材は木曜日でした。
これ、何だと思います? 生ウニ?ホタテの卵?さて何でしょう。答えは養殖ギンサケの卵でした。簡単に言えば塩スジコですよ。スジコ。ギンサケだから、銀子、というべきか。ちょうど養殖ギンサケの出荷が始まってますので、その時に腹出ししたものではないかと推察。もちろんモリ介は食べたことはありませんが、お客さんによると、生臭みは結構キツいそう。そういえば、もう少し季節が進むと、時サケの卵も入荷してきますね。あの細っそいやつ。なのにとんでもなく高いんですよね。キロ当たり万越えの単価だったりします。これについてはモリ介も試食したことがあるけど、間違いなく生臭い。まあ、ギンサケの卵である銀子は、紅サケの卵である紅子よりも、成熟したあとも生臭みが強いですけどね。そういえば冬に出回ってたアラスカ産の塩銀子、売場では見なくなりましたね。イクラ原料となる冷凍卵にニーズを持っていかれて、ほぼ絶滅寸前のようです。大きければ伊達巻のフルサイズぐらい立派だったのに、もうお目にかかる事もないんでしょうか。何でもかんでも様変わりで、年寄りはついていけませんわ。
さてとお時間も近づいてまいりました。今週のブログもここまで。お付き合いありがとうございました。このところ桜の様子を見がてらのウォーキングに出てるんですが、一緒に行く、と言ってたモリ介嫁、朝起きないんですよ。仮に起きられたとしても、自転車ですからね。モリ介の歩くペースだと自転車には遅すぎて、かえってキツい。先に走って行って、座って休んで、モリ介が追い付くのを待ってる。それじゃ運動にならないでしょ、と言っても意に介さず。早晩歩けなくなるんじゃないの? 知りませんよ。起き出すのを待ってられないので、明日は予告なしで出掛けようかな。テレビより先に、咲いた花、見つけられるかも。モリ介でした。また来週の月曜日にお目にかかります。