こんにちは。モリ介です。今日もご覧いただきありがとうございます。
昨日の関東地方の気温、すさまじかったみたいですね。最高気温39℃とか、夜になっても35℃とか。冬のうちから、今夏は猛暑、って言ってたけど、本当みたい。盛岡あたりは、まだそれほどでもないけど、盆地だし、やがて30何度が当たり前になるのかと思うと、気が滅入る。
また昔話で恐縮だけど、関西在住の子供時代を思い出しますよ。盛岡とは段違いに暑かったんですから。特に学校帰りが大変。排気ガスにむせながら、国道43号の歩道橋を渡って、小っちゃい商店街に入る。そこも少々の上り坂。阪神の駅横の踏切を越えると、住宅街。ここから長~い坂。途中にケーキ屋さんがあるんだけど、そこのソフトクリームがまた美味しい。だけど買い食いはご法度だから、我慢して家まで歩く。もうヘロヘロでしたね。これが毎日。10月まで暑いんだもの。
モリ介の住んでたところは、阪神電車の打出(うちで)という駅が最寄り駅。皆さん覚えておいでですかね、超有名バラエティー番組の企画で、当時のアイドルグループのメンバーが、リレー形式で、電車と競争するってやつ。たしか、その競争の場所の一つが打出駅だったんですよ。もちろん、モリ介が住んでた頃の何十年か後、なんですがね。線路わきに、ほとんど車が通らない、真っすぐな路地があって、そこを走ってたようです。話を戻して”打出”ですけど、打出といったら、”小槌”ですよね、一寸法師の。冗談みたいだけど、住まいの住所は、”打出小槌町”でしたよ。読み仮名は、「うちでこづちちょう」。由来は、分かりません。子供だもの、調べる気にもならない。あ、そういえば、近くに古墳があったな~。由緒正しい土地だったのかもしれません。知らんけど。
さて、卸売場の話題へ。毎年の事だけど、トロール漁が禁漁中なので、どうしても種類が少なめになるんですよね。だから、ネタ拾いもちょっと大変に。実は昨日の取材ネタなんだけど、関西の話になったんでちょうどいいかな、ということで、このお魚からご紹介。
この間も、魚体が長めの魚を紹介しましたが、この魚は、関西の夏の味覚”ハモ”です。徳島県産で、2キロで6枚入り。この商品、骨切りがしてあります。アップの写真もどうぞ。
ね?細かく包丁が入ってるでしょ? 京都の鴨川あたりのお料理屋さんで、川原にはみ出した高床のお席で食べるお料理には欠かせません。川床(かわどこ)って言いましたっけ。川面を渡る風を感じながら、梅肉がのったハモをいただく。贅沢ですなぁ。え?鴨川での川床は「かわゆか」って読むの? 貴船とか高雄では「かわどこ」って読む? 知らないでしゃべると、バカにされるんだろうなぁ。どうも京都は、上から目線の感じが、そこかしこにあるんだよな~。京都の人は、そんなつもりは無いとしてもね。それからもう一つ、モリ介も何回かは食べた事があるんだけど、微妙に残る骨の感触が、味を損なうっていうか。本当はその感触こそが美味しさなんだろうけど、無理に食べなくてもいいかな、っていうのが正直なモリ介の感想。ヒラメの刺身でいいよ。田舎モンですけど、何か?
そして、もう一ネタは、今朝の取材から。鍋の具材として超有名なので、需要期としては外れてるかもしれませんが。
クエ鍋って聞いたことがありますよね? そう、これがクエ、です。長崎産の7.7キロです。体長でおおよそ75センチ。調べてみると、1メートルオーバーで、50キロ近くなる大物も獲れるらしい。小さいから安いだろう? いえいえ、2キロを超えてくると、超高級魚の範疇なんだとか。このお魚も、諭吉センセイ5人では全然足りません。あ、今は渋沢センセイか。で、昔のお店では、クエって結構並んでたこと、覚えてません? 「クエもろみ」とか「クエ西京」みたいな名前で、味が付けられて。実は、その、もろみまみれのお魚は、クエではありません。メロという名前の魚(標準和名は、マジェランアイナメ)で、骨が無く、非常に脂ののった魚でした。モリ介が、営業担当だった時代に、ものすごく売れたんですよ。原料はたしか、南極あたりで漁獲された冷凍魚だったはず。今も獲れてはいるけど、値段が高くなって、日本にはほどんど入って来てないみたい。ギンダラに似た味、食感で、当時お安く買えたんですよね。あ~、また食べたいけど、無理なのかな~。しかし、全然違う魚がクエ、ですからね。当時の表示制度が、今ほど厳しくなかったんで、こんなことになってたんだろうけど。今じゃ考えられませんな。
さて今日もそろそろお時間。実は、今日取材のネタが、一つ余ってるんで、余裕があるっちゃあるんですよね。でも、油断は禁物。明日も、しっかり、卸売場をフラフラ歩きますよ。モリ介でした。今日もお付き合い下さいまして、ありがとうございました。