• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

お届けするのはモリ介です。こんにちは。モリ介の出勤途中も、結構な雨。あんまり強く降らないといいなあ。梅雨だから降るのは仕方ないけど。

10年ぐらい前だけど、この市場も、水があふれて大変だった事がありましたよ。目の前に農業用水の堰があるんだけど、そこがあふれるのか、と思いきや全然違う、裏手の小さな小川から水があふれだした。水産部は、売場が一段高くなってるので、水は入らなかったけど、あと30分雨が降っていたらわからなかったですよ。青果部は一部浸水したところがあって、本当に大変だったみたい。たしか、矢巾あたりでも道路の冠水があったはず。それまで、標高が高ければ安心だと思ってたけど、より高い所で水があふれれば、水の被害の危険性はゼロではないことを、思い知らされました。モリ介の家は、ちょっとだけ高床になってるから、床上浸水は多分大丈夫だけど、床下を水が流れることはあるかもしれない。心の準備はしておかないといけませんね。

今日は夜の始めごろまで雨かぁ~。明日も昼前あたりから木曜日の午前中ぐらいまで雨予報。かろうじて水曜日のウォーキングは、傘は必要なさそうだけど、11日のモナカさんの開業には、雨が当たっちゃいそう。午後からは晴れ予報だから、ゆっくりとお出かけになるのもいいかもしれませんよ。そういえば売場にも、モナカのテナントさんに注文いただいた商品が準備になってた。冷凍品なので、前もっての納品。オープン当日は、生鮮品中心の納入になるので、やむを得ないんですね。モリ介は、当初の混雑が少し収まってから、お邪魔したいと思います。少し気が早いけど、肴町の七夕まつり、閉店時間を少し延長して営業していただけるといいなあ。暑い夜、明るくて涼しい場所があるとほっとするし、お祭り自体も盛り上げると思うんですけど。中三さん時代も、たしか9時とか10時まで、お店が開いてたような記憶がありますね。モリ介は必ず出かけますよ、七夕には。

悪天候の中だけど、卸売場には、仕入れにいらしたお客さんが何人かいらっしゃる。ご来場ありがとうございます。でも、荷物は少ない。特に県内ものが少ないですね。あ、カツオとブリはいつも通り潤沢です。特にカツオ。脂が乗りはじまてますよ。ぎっしり脂、じゃないけど、シニア向けにはちょうどいい塩梅ではないかと。そんな中、久しぶりに見かけたような、このお魚。

千葉県産のタチウオ、4尾入り、5.4キロです。素晴らしい銀色の光。モリ介には、西の魚のイメージがあったけど、今では北海道あたりでも獲れるらしい。去年は、三陸ものも並んでたような記憶もありますね。ソテーみたいな洋風メニューとも、相性が良いみたいですよ。

そして、もう一ネタは、え?岩手県産じゃないの?と、聞かれそうなこの貝。

千葉県産のクロアワビです。4.9キロ。数えたら13個入ってました。箱には300/400と書かれてます。これは、1個あたり300グラムから400グラムのもの、ということ。水の中にチューブが見えますよね。コンプレッサーから、空気が送り込まれてるんです。つまり、活アワビということ。特別に、大きめの方にお出ましいただきましょう。

計ったら、貝の全長は15センチ。1個当たりのお値段は…、おそらくですけど、渋沢センセイお一人ぐらいと推察。岩手で獲れるエゾアワビよりも、少々お高いクロアワビですので、やむを得ないかと。調べてみると、クロアワビの産地は、茨城県以南。岩手で獲れるアワビはエゾアワビで、それも、只今禁漁期間中。幹部社員に話を聞くと、毎年11月頃の解禁なんだとか。じゃ、今食べられる活エゾアワビは、密漁ものか?というと、違います。アワビは、水槽で活かしておくことが出来るので、そこから出荷されることが多いんです。資源管理の観点からも、禁漁期間は大事。ま、商売する立場からすると、資源量を気遣うことなく、バンバン売れるようだといいんですけどね。そんな夢のようなこと、そうは無いんです。

さてと、今日もお時間となりました。明日は、恒例の水曜休市。皆様とは、また木曜日にお目にかかります。モリ介でした。