• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。連休明けの今日もお送りしてまいります。

なんとなくはっきりしない天候が続いた連休中ですが、今日からは晴れの日が続きそう。その分寒いですがね。モリ介家でもメインのファンヒーターが稼働。サブのヒーターも出してこないと。本当に寒い日はこのほかにエアコン2台と、ホットカーペットと足用の電気カーペットもある。ま、全部使うことはこれまでありませんでしたが。鳥取の大山でも積雪らしいし、これからは、いつ雪が降るのか、いつ積もるのか、が関心事になるのかと。ついこの間まで暑かったんだけど、展開が急すぎますよね。夏が長すぎるんですよね。

今朝の出勤時。川を渡ると霧。お!ここから霧なんて珍しい。会社に向かってどんどん濃くなってくるのかな、と思っていたら、脇道に入って角を曲がった途端に霧が晴れた。川の手前と川向うで霧がかかったりかからなかったりするのはわかるけど、角を曲がったら霧が無い、って。自然は色々なんですね。ちなみに、そこからしばらく走ると、はるか向こうにモヤがかかっているのが見えた。結局、市場付近はやっぱり霧でした。モリ介家の近辺は、霧がかかることはほとんど無いので、車で走るうちに変わってくる霧の様子が、なんか珍しい。川から発生する水蒸気と風の流れが織りなす自然現象なんでしょうかね。

昨日は都心方面へウォーキング。都心部でクマが出没してから、ランニングやウォーキングする人がめっきり減ったような気がしますね。寒くなったせいもあるのかな。内丸付近を歩いていると、少し離れた植え込みの向こうで、黒い影が動いた。ん?少し大きいような。もしかしてクマ? 持っていた傘を握りしめるモリ介。傘なんかで太刀打ち出来ないだろうに。仕込み杖でもあれば別だけど。あっても無理か。良く見ると、柔軟体操をしているおじさんでした。明るいところでやれよ、もう。

東北、北海道を中心にクマ案件、毎日ですね。なんと京都でもケガをされた方が出たらしい。気温の低下が西日本に広がるにつれて、全国規模になるんじゃないの? 先日関西在住の親戚から電話をもらった話を書いたけど、その人の家は大阪にある。大阪市ではないけどね。なんでも、隣の市との境に山があるんだそうだけど、その近辺でもクマの目撃情報が出てるらしい。寒くなって冬眠の準備に入る時期にエサが無ければ、東北と同じ状況になるかも、と心配してましたね。モリ介は知りませんでしたが、九州にはツキノワグマがいないんだそう。だけど海峡を泳いで渡って来るおそれがあるんだとか。個体数が増えて、縄張りからはみ出たクマが破れかぶれで海を渡る、って、本当なの?

さてと卸売場の話題へまいりましょうか。荷物は多くありませんね。やっぱり目立つのはサンマ。宮城県産が主体。20尾台もあったけど、なんせお値段がお高め。今ぐらいの気温になってくると、なんとなくサンマでもないような。もう少しお安くてもいいように思うんですがね。そして、季節外れ感が出てきたもう一つの魚はカツオ。数は少ないけど、宮城県産と鹿児島県産が入荷してましたよ。どうせまた赤身でしょ? とスルーしようとしたら、声がかかった。「脂ありますよ。」 え?ホント?

おお、まさにその通り。立派な戻りガツオでしょうか。気温が下がってきたのにさっぱり脂がのってこなかったんですが、今朝の宮城県産はバッチリ。ちなみにこのカツオ、大型の1尾入り、6.1キロの魚体でした。でもね~、寒いんですよね、もう。サンマもそうだけど、そろそろ夏も終わりかな、という、夕暮れ。沈みかけの太陽を背に浴びながら、ほんのり汗ばんだ中で、カツオの刺身を一切れ。もちろん薬味の野菜もたっぷりですよ。あればミョウガなんかもいいですね。生ならではのカツオの風味が鼻に抜けて。舌には脂の味わいを残しながら、冷えたビールを流し込む。晩夏における日本人の醍醐味じゃありませんこと? ストーブを背に、って、ちょっと違うんだよな~。ま、贅沢を言ってもきりがないので、お値段は少々張りますが、遅れてやってきた戻りガツオを暖かい部屋でご堪能あれ。

そして、今朝の二ネタ目は、といいますと…。初出しかな、と思ったら、去年もやってましたね。モリ介は全然覚えてない。もちろん魚の姿も。最初はマンボウの小っちゃ~いヤツかと思ったんですが。

体の半分ぐらいまでのところなら、イシダイにも見えますね。頭の形もヒレの形も全く違うのでマンボウでもない。なんだ?この魚。担当者に聞いてみると、ツバメウオです、とのこと。ん~と、前に聞いたことが有るような無いような名前。過去ログを検索してはじめて、去年取り上げた魚だと分かった次第。「どこがツバメ?」ってタイトルも付けてたのにね。幼魚時代の長いヒレがツバメに似てる、って、当時書いてました。覚えていれば、ヒレも広げてみたんだろうけど、モリ介の脳ミソではまず無理ですかね。鹿児島県産の2尾入り、6.6キロ。40センチ×30センチの魚体でありましたよ。この魚は九州産ですが、担当者の話だと、三陸で揚がったりすることもあるんだそう。ネット記事によれば、熱帯域では決して珍しい魚ではない、とのこと。まれに独特のクセのある臭いをもつ個体があって、嫌う人も多いんだとか。触ってみると結構ガチガチの魚体に感じました。刺身を造る時には皮を引くんでしょうが、その皮引きの作業、もしかして大変だったりしませんかね。

さて、お時間も近づいてきました。今日のブログはここまで。今週の市場は変則のお休みで、今日一日営業した後の明日は、水曜休みです。今月の最終週にも三連休がありますが、その週の水曜日は開市の予定。ということは5連勤か~。体力がもつかな~。昔は6連勤が当たり前だったのに、情けない話ですな。ま、何といっても歳ですから。やむを得ません。それでは皆さんとはまた木曜日にお目にかかります。モリ介でした。