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こんにちは。モリ介です。予報だと午前中、割とガッツリ系の雪マークがありましたね。ちょっとの間は、道路が白くなるかも。ま、そのあとは雨に変わるみたいなので、そんなに心配はいらないでしょうが。

昨日も書いたんですが、お隣の国、大統領の弾劾に向けて依然として混乱中。議会は野党が圧倒的多数らしいけど、可決には人数が足りないらしい。つまり、与党側から造反者が何人か出ないと、弾劾は成立しない、ということみたい。いや~、水面下でいろいろと駆け引きが行われてるんでしょうな。それにしても、大統領への不信の原因って、奥方への疑惑らしいけど、本当なんですかね。なんかあの国の権力者って、家族、親族の不祥事が多くありません? 周りから美味しい話が転がり込んできて、ついついのっかっちゃうんでしょうかね。ま、日本もあんまり変わんないか。

2年前のアメリカの議事堂乱入事件もそうだけど、お隣の国も、政治不信が発生した際は、多くの人が集まって声をあげたりしてる。あるテレビのコメンテーターは、民主主義が未成熟だ、みたいなことを言ってましたね。正直モリ介も、同じ考え方だった。気持ちはわかるけど、民主主義のルールにのっとらなきゃ、みたいな。でも、別のテレビの識者の解説を聞いて、ちょっと考えを改めようかな、と思ったことがあったんです。それは、お隣の国もアメリカも、国民の中には、「民主主義は自分たちの力で勝ち取ったもの」という意識がある、ということ。お隣の国は軍政からの民主化を成し遂げてるし、アメリカも南北戦争とかを経験してる。翻って日本の民主主義は、というと、アメリカから与えられたものであるため、国民の意識の中には、そこまでのこだわりがない、という話でした。日本国民の中に民主主義へのこだわりがあるかどうかは別として、彼らが熱くなってしまうのは、そういうことなのかと、腑に落ちた気がしましたよ。かといって、暴力沙汰や軍隊・治安組織との衝突は違うと思いますが。成熟した民主主義、っていうものは、本当はどのようなものなんですかね。

う~ん硬い、硬すぎる話。トイレで出るものも出ないよ。卸売場の話題へまいりましょうか。まずは、売り場で真っ先に目に入ったこのお魚。珍しいは珍しいけど、ビジュアルがね~、映えないんだよね。

箱にはトウベツと書かれてたんですが、これはトウベツカジカ。北海道や青森での呼び名で、標準和名はケムシカジカといいます。青森は下北産。東通とあったので太平洋側でしょうかね。3尾入り、6.7キロでありました。昨年の秋にもご紹介してますが、その時とは比較にならないくらいデカい。腹がでっぷり、ってやつ? モリ介の体型みたいで、あまり書きたくない表現ですが。上から撮ってもあまりよくわからないので、おんぶさせるような形で、正面から撮ってみました。なんかガマガエルみたいですな。腹の写真、撮ればよかったか。煮物や汁物が美味しいようですけど、だいたい下ごしらえをどうすればいいんだか。ただ、皮は引きやすいそうで、上手な人はささっとやってしまうらしい。モリ介だったら、手が血だらけになりそうだよ。

そしてお次のネタは、というと。火曜日の取材から。これも一年ほど前に記事にしてるけど、おそらくモリ介は、生きてる間に食べることがあるのだろうか、の超高級食材。

ハイ、出ました。生のボラコです。カラスミの原料ですな。兵庫県は姫路産の3キロ入りでありましたよ。ということは瀬戸内海産ですかね。う~ん高そう。あ、やっぱり。キロあたり万越えです。でも、あくまでも原料だから、カラスミになるまでには、色々と工程があるんでしょうな。調べてみると、血抜き→塩漬け→塩抜き→乾燥、ざっとこんな感じらしい。かかる期間はおよそひと月。ということは、今から手掛けても、正月には間に合わない、ってこと? だとすると、11月あたりが相場のピークだったりするんですかね。もしかしてこのお値段、お安めなんでしょうか。どうせモリ介は本カラスミと、そっくり商材との味の比較は無理だし。そっくり商材でこれからの人生は充分であります。でもそのそっくり商材、結構なお値段、するんですよね。正月番組で、何十連勝中のタレントさんに、食べ比べてほしいな~。絶対アカン食材で。

というわけで今日もお時間。ブログもこのへんで。今日は日中も気温が上がらなそう。ていうか、これからはこんなもんなんでしょうか。インフルエンザもコロナもなんちゃら肺炎も流行っているそう。予防も大切だけど、かかっちゃったら切り替えて、とにかく休むことも大事。人がいない中、代わりに働く人は大変だけど、お互い様の部分も多いから、その時はその時で頑張りましょう。もちろんモリ介も気を付けます。一年前は、色々と迷惑をかけてますんで。それではまた明日。モリ介でした。