• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介です。こんにちは。本日もお届けしてまいります。

降ってきました、雪。一部天気予報では吹雪マークも出てたよう。冷え込みは厳しくないようだけど、積もるんですかね。家に帰ってからの最初の仕事が雪かき、って、なんか心が折れる。溜息しか出ないよ。腰の治療の予約も入れてるし。歩くの大変そう。しかたないか。

明日はバレンタインデーですね。魚屋としては何もないんですが。刺身も寿司も関係ないし。皆さんはチョコレートって、あげたりもらったりするんですかね。あるいは過去にやり取りがありましたか? モリ介は高校生時代、といっても武勇伝じゃないですよ。モリ介のような典型的な非モテ人種には、バレンタインデーなんて苦痛だけ。でもね、貰うヤツは貰うんですよね。何年生だったか定かではないんですが、ある年、モリ介は男子クラスにいたんですよ。いわゆる”男クラ”ね。あるクラスメートの机の中、チョコでぎっしりなのをモリ介の友人が発見。机の横にかかっていたショルダーバッグを勝手に開けると、そこにもチョコが。なんだかんだで100個ぐらいあったんではないかと。そいつは、今で言うところのショウユ顔でサッカー部。勉強もまずまず出来て、天然パーマで、笑うと目が無くなる。まあモテるわな。人生の厳しさをあらためて実感した一コマでありましたね。そいつはたしか、私立の医学部へ行ったはず。今もどこかで活躍してるんですかね。モリ介を含めた友人グループは、当然面白くないんで、そいつを集団シカト。と言っても5、6人なので、そいつは痛くもかゆくもない。むしろクラスの中心に近いヤツだったので、モリ介グループが逆に浮いちゃったりして。今でこそオタク気質はある意味市民権を得てるけど、当時は全然でしたよ。とにかくカッコ悪い代表みたいな感じでした。そのグループは勉強も全然だったしな~。

そんな悲しいモリ介がお届けする今朝の売場。荷物は相変わらず多くない。でも昨日の惨状よりはだいぶましに。ネタになりそうなもの、あるかな~、とうろつくモリ介。少ない荷物の中だけど、いくつかピックアップ出来た中で、まずお届けするのはコレ。

これから旬を迎える生のシラウオです。宮城県は閖上産。1パック200グラム入りが、1箱に10パック入ってました。担当者に値段を聞いてみると、やっぱり結構お高い。パックあたり千円以下では手には入りません。モリ介には、カレイとかソイの仲間とか貝とか、苦手がたくさんあるけど、この類の小魚も良くわからない。恥ずかしい話だけど、シラスとコオナゴが違う魚であることも、この業界に入って初めて知りました。昨年の秋口に、秋田県は八郎潟産のシラウオをご紹介してました。あちらは、いわゆる本シラウオと呼ばれる、汽水域で漁獲されるものでして、こちらは、外洋に面した、汽水の影響がないところで漁獲されるタイプ。標準和名をイシカワシラウオ、というんだとか。調べついでに言うと、汽水域に生息する本シラウオには、まれに虫が寄生していて、生食すると下痢を引き起こすことがあるらしい。だけど、海水で生息するイシカワシラウオには、ほとんどその心配がないんだとか。シラウオの刺身を食べて下痢したなんて聞いたことないけどな~。その虫は、肉眼では確認できないほど小さいらしいので、現実的には気を付けようがないみたい。でも、冷凍は効果がある、とのこと。

それではお次のネタへ。またもや貝ですよ。連日ですな。前回は昨年の春先にボイル済みのものをご紹介したんですが、今回は生がありましたので、そちらを。

画面ではわかりにくいでしょうが、少々小さめですかね。去年のボイル済みのものは、もう一回り大きかったような。こちらはモスソガイ。福島県産の5.5キロ入りでありました。大きいもので5センチほどの大きさ。調べてみると、ただいま旬の真っ只中らしいけど、昨年、青森県産のボイルものが入荷してたのは、3月から5月ぐらいだったような記憶が。日本列島は南北に長いですから、場所によって旬がズレるのは当然のこと。当ブログでも、売場に品物がある、これこそが大事、と考えております。旬じゃなくたって、おいしく食べられればいいんですよ。ちなみに青森県で食されてる、ツブ入りおでんのツブは、モスソガイ、とのこと。たしかお花見でも食べるそうですから、まだまだ出回りは期待できそうですね。

さてそろそろ締め切りのお時間が近づいてまいりました。今日のブログもこの辺にしておきましょうか。そろそろ雪もやんできますかね。気温もさほど冷えてないので、道路の凍結も心配しなくても良さそう。明日以降は雪マークも見かけないので、ウォーキングは何とか続けられますかね。でも、メインは都心方面。凍り付いた路面を固まりながら歩くとホントに疲れるんで、融雪歩道に頼ることにします。それにしても、やがて夏になりますよね。全身汗だくになりながら息も絶え絶えに歩くよりも、今の方がもしかしたら楽かも。昨日、実家の用で肴町方面へ歩きながらふと、そう思っちゃいました。代謝が大きい時期ですからね。うまく利用することも大事かも。お送りしたのはモリ介でした。また明日、お目にかかります。