こんにちは。モリ介です。今日は一日雨みたいですね。夜が明けるのは本当に遅くなりましたが、夕方暗くなるのも早くなってきました。夜道の歩行や運転には、充分に気をつけましょうね。
モリ介は、早朝の市場勤務になってから、出勤は基本的に暗い中。一時、朝6時台出勤の時もありましたが、その時以外は、ライトを点けて暗い道を走るのが日常でした。今もだけどね。確かに暗い道の運転は慣れてるかもしれないけど、夕方以降の交通量の多い時間帯は、正直苦手。歩行者や自転車にも気をつけなきゃならないし、特に道に不案内だったりすると、交差点や道路の車線にも気を配らないといけない。まあ、朝早い、ということは、夜寝るのも早いんで、早朝以外の夜間運転の機会もほとんどないんですが。でも、交通量の少ない早朝でも、ヒヤッとすることはあったりします。それは、ホントにたま~にしか出会わないんですが、とんでもないスピードで駆っ飛んでくるクルマ。え?何キロ出してんだよ。いくら車が少ないとはいえ、モリ介も4~50は出てるのに、あっという間に追い越していく。煽られるのも不愉快だけど、命知らずに巻き込まれるのも絶対イヤ。モリ介ん家は、大昔からの幹線道路から少しばかり奥に入った所。月に1回は、パトカーのサイレンの音、プラス、スピーカーで何か叫んでる声が聞こえる。あ~、止められましたね、お気の毒。
他県から盛岡にいらした方にご忠告。盛岡は、警らのパトカー、多いです。モリ介も、年に2回は、出勤時に家の前ですれ違ったりしますよ。若い頃の話ですけど、駐車場から車で出たら、10メートルぐらい先にパトカーがライトを消して止まってる。多分だけど、ナンバー照会をしてたんだと思います。そのことがあってから、駐車場出場時に出くわしても、怪しまれることはなくなりましたけどね。ここのオヤジは朝早く出かける、って分かってるんでしょう。市民の安全確保にご尽力いただき、感謝申し上げます。
それでは卸売場の話題へまいりましょうか。荷物もそこまで多くない感じ。で、早速見つけたのが、この魚。う~む、クロダイとは口元が違うし、イシガキダイでもない。箱を見ると、何だか文字が読み取れない。担当者に聞くと、ヒゲソリダイです、とのこと。その写真がこちら。
香川県産のヒゲソリダイ、6尾入り8キロです。件の担当によれば、タイという名前だけど、スズキの仲間なんだそう。どう見てもスズキじゃないけどね。調べてみると、やはり南の魚で、西日本では全然珍しくないみたい。ご多分に漏れず、温暖化の影響で、生息地も北上してるんだとか。元々は、ヒゲダイという魚と混同されてたようだけど、下あごに密集して生えてるヒゲが、長いのがヒゲダイ、短いのがヒゲソリダイ、という風に区別されるようになったんだとか。それが、ほんの20年ほど前の事らしい。虫がつきにくく血合いがきれいなので、刺身需要で、価値がどんどん高くなっているようですよ。骨からもいい出汁がとれるんだとか。まんまタイじゃんね。
そして、もう一ネタは…。ヒゲソリダイがスズキの仲間、ということで、本家のこちらを。
石巻産のスズキ、4.7キロです。体長は堂々の80センチオーバー。いや何と言うか、モリ介は、パレットに山積みだったので、もしかして三陸産秋サケ?と思って、勇んでフタを開けたらスズキだった、という、失意の中での撮影。だって、近くにほんの少量の生スジコも並んでたし。勘違いするじゃん。その生スジコは、何かしらの理由で、北海道産の生スジコが宮古の業者さんから送られてきただけ、という顛末でした。それにしても、スズキって、夏の魚ですよね。冬になったからって、スズキが海からいなくなる訳じゃないけど、この時期まとまった漁獲って、まだ水温が高かったりするのが原因なんでしょうか。そういえば、関東から西は、10月になってもまだ30℃越えだったりしますよね。テレビでも、この気温で衣替えが進まず、クリーニング店が苦境に陥ってる様子が、報道されてましたよ。担当者からも秋サケの話が聞けました。三陸での水揚げはまだ無くて、まだ時間がかかりそう、とのこと。北海道でも、太平洋側で水揚げがまとまると、その後三陸でも期待ができるんだとか。同じことが日本海側でも言えるようですよ。じゃ、三陸で漁がまとまる見込みについて尋ねると、今のところ皆無みたい。去年のように三陸が不漁だと、市場入荷も期待薄ですかね。地元の需要に応えるだけで精一杯のはずですから。昔は、三陸の秋サケって、大量に獲れすぎて猫マタギ状態だったんですけどね。安値で中国方面にバンバン輸出されてた。冷凍庫もサケで一杯だったし。なんですかね、この変わりよう。ホント悲しいですわ。
さ~てと、もうお時間です。本日の記事もここまで。お付き合いいただきありがとうございました。明日は週末、土曜日です。市場は明日も元気に開場。ブログもやりますよ。モリ介でした。