• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介がお届けします。

今朝のこと。家を出てしばらく走ると川を渡る。橋の上でパトランプが見えるよ。どうやら捕まえてたみたい。被疑者の車は放免されたらしく、もういなかったけど。モリ介がこの業界に入って2、3年過ぎた頃でしょうか。右折をして幹線道路に出ると、後ろにぴったりとパトカー。数百メートル走ったあたりで、急にパトランプが点灯。え?何?何?何? どうすればいいの? そのまま少し走ると、サイレンが鳴って、スピーカーから、「前の車、止まりなさい」の声。ちょうど橋の上だったけど、仕方ない、ハザードを出して停止。結局、飲酒のチェックを受けて無罪放免。呑んでるわけないでしょうが。どうやらモリ介がビビッてノロノロ走ったので、逆に怪しく見えたらしい。何もないなら普通に走るのがいいかも。何かあったら大問題ですが。

例の備蓄米問題。党内の意思決定に関して、現職の大臣に物申した大臣経験者。聴衆へのリップサービスだったと思うんですが、モリ介としては、余計な事言わなきゃいいのに、と感じましたよ。案の定、大バッシングが起きてるんだとか。国民のためのスピード感をもっての行動、それに対して足を引っ張るイメージが表に出ちゃった。そんな元大臣に狙いを付けたのが、芸能人ネタでその業界に恐れられている某週刊誌。系統団体からの献金が数千万円にのぼることが記事になるみたい。言っておきますが、闇献金では無いようなので、なんら法的には問題ないみたいですが、その団体から金をもらっての発言とも受け取られかねない雰囲気。国民のために改革を断行しようとする若き政治家と、利権を死守するために立ちはだかる業界団体と御用政治家、こんな図式が勝手に出来上がりそう。こうなると、行きつくところまで行かないと、もうどうにもならないかも。残りの備蓄米も、加工用用途に、なんて話も出てるようですしね。

使い切った備蓄米、補充はどうするんでしょうか。まさか、新米の収穫を当てにしてるとか? 今後の需要がどうなるかもわからないのに? また、高騰するんじゃない? 増産の方向にもっていかなければならないのは間違いないけど、その方策は? 生産者の手取りが下がらないような仕組み作りは? そのあたりは政策とか技術的な問題があるので、今後の推移を見守るしかないけど、モリ介が心配してるのは、卸売業が単純に悪者にされる風潮が今後起きるのではないか、ということ。確かに、コメ流通において五次問屋まで存在する、というのは、さすがにどうかと思うけど、卸売業がただ単にコストマシーンである、という短絡的な発想には物申したいですね。この件に関しては、モリ介も情報収集したことがあるので、機会があれば、触れさせていただきたいと思います。

さて、卸売場の話題へとまいりますか。シケの影響が残っているのか、今日の入荷もそこまで多くない。アジがちょっと多めにあった印象でしょうか。少ないけどカツオもあるし、お! 時子もある。時子とはトキサケの卵。簡単に言えば、筋子ですけど、お値段がね、お高いです。モリ介が見かけた商品は、遠方のお客さんの注文品でしたので、中身を見ることは叶わず。写真が撮れたらその時はご紹介しますね。そんな中見つけたのがこちら。名前は過去にも何回かは出てるんですが、実際に写真が撮れたのは初めてみたいです。

4月には宮古産のバラメヌケをお送りしてたんですが、こちらの魚、箱書きには「幸神」とある。いわゆるコウジンとか、コウジンメヌケとか呼ばれる希少な高級魚です。標準和名はオオサガというらしい。聞いたことないな~、オオサガ。今回も宮古産の3.6キロ。体長は余裕の60センチオーバー。箱の左上には20センチスケールが乗ってます。で、話はこれだけでは終わりません。その隣には、またもや赤いお魚が。コレも宮古産で、出荷者さんも同じだよ。

箱書きには「メヌケ」。上の魚と同じく3.6キロで、やはり60センチオーバー。う~ん、モリ介にはどっちがどっちやら、見分けがつかない。おそらくは前回と同じくバラメヌケではないかと。ベテラン社員にも聞いてみたけど、ウロコの感じが違うという話。でもやっぱりモリ介にはわからない。生物学上だと、目の下にトゲが有るか無いか、とか、ヒレのトゲの数なんかで区別が可能なんだとか。産地では何らかの根拠をもって区別したんでしょうが、市場での短い取材時間では、結論を得ることはできませんでした。正直言って、市場での商売では、産地からの連絡通りに販売すれば、何らの問題も発生しないので、そこまで気にする事でもないんですよね。運よく手に入れられたら、鮮度抜群の宮古産ですので、モリ介だったらしゃぶしゃぶで楽しむかな。適度に脂も落ちて絶対に旨いはず。食べ比べできたら面白そうだけど、まあ無理ですかね。

そしてお次のネタはこちら。2ケ月ほど前にも取り上げてますが、今朝は宮古産と八戸産が合わせて数十ケースまとまってましたので、お~、久しぶりぃ、と思いながら画像を押さえました。少ないながら入荷は続いてたんですがね。

おなじみの魚、ドンコです。宮古産は小さめサイズが多かったので、写真は八戸産の5キロ9尾を採用。鍋よりは汁というイメージなんですよね、モリ介としては。食べ方としては大差ないようにも思えますが、どうしてでしょうか。モリ介が勝手に思うところとしては、ドンコの身って、煮ると小さく崩れるじゃないですか。だから大きな器でそれぞれが身をすくい取ろうとすると、少々難しい。なので、汁ものとして器に盛ってもらうスタイルの方が扱いやすい、と、こんな塩梅ではないかと。もちろんモリ介独自の意見ですが。刺身にすると水っぽい、というネットの書き込みもあるようですが、モリ介は寿司で何回も食したことがあるけど、そうは思いませんでしたね。肝をちょこっと載せてもらって、食べる寿司はとっても美味でしたよ。続けて食べたアイナメの寿司とは、肝の味以外は、違いが判りませんでしたが。そういえば標準和名は、チゴダラになったんでしたっけ。いまだにピンとこないし、九州や台湾で獲れる魚と同じ、って、イメージ沸かないな~。元の名前はエゾイソアイナメ。やっぱり北の魚、という事で別物で良くないスか?

おっと時間が過ぎちゃった。今朝の記事もここまで。ここ一週間ほどは雨の心配もなさそう、ってテレビで言ってたけど、モリ介が出勤の支度をしてる間、結構な雨、降ってましたよ。本当に晴れ間が増えてくれるんでしょうかね。気温は明日ぐらいから上がるみたい。27℃って本当? 先週なんかは、あまりに寒くて、手袋をしながらウォーキングしてましたからね。いいんでしょうね、冬物をしまっちゃって。ヒーター類も片付けるとするか。扇風機を出さないと置き場がないんだけど、扇風機があるとなんか部屋が寒々しい気がして気乗りがしない。ドンと暑くなって、扇風機が無いと、出しておかなかったことを後悔するんですがね、毎年。今週中に扇風機を用意することを心に誓うモリ介がお送りしました。また明日お目にかかります。