• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

本日もお送りしていきますよ。お相手はモリ介です。こんにちは。

今日は雨かぁ。でも暖かい朝ですよね。日中も20℃越えのようだし。このぐらいの気温だと、モリ介は、まだまだ半袖を着たいんだけど、ちょっとそうもいかない事情が。それは、両腕に広がった赤いポツポツ。発疹とか言うんですかね。

この間の連休中、気が付いたら腕がかゆい。虫刺されかな、とか思ったら、右腕のあちこちに出来てるんですよ、赤いヤツが。この間布団を干したばっかりなのに、ダニでも出たのかな?今までダニなんか出たことないけどな。とか思いながら薬を塗った。あれ?左腕にもある。ジンマシンか? ジンマシンも子供の時以来経験ないな~。休みで出掛ける用もないのでほったらかし。薬が効いてきたのか、かゆみも治まってきて、そのまま忘れちゃった。翌日の昼頃、あれ?またかゆい。見ると、昨日以上に赤い発疹がパラパラと。何だぁ? そこで、ハタと気が付いた。朝に喰ったサバ? そういえば昨日も食べたなぁ。でも、冷凍の半身(真空パック)をサバ味噌にして食べたんだよな? 加熱済みなので当たる訳ないし。ということは、アレルギー? この歳で? サバなんて子供の頃からずっと食べてきたよ。子供時代は、バッテラ寿司が大好きでしたね。あの薄い昆布がまた、たまらないんですよ。

そして昨日、意を決して病院を受診してきました。だって、サバアレルギーだったら、これからの人生、サバは食べられないわけでしょ。はっきりとさせておかないと。かかりつけの内科に聞いたら、アレルギー関係は、詳しい医師の方がいい、というので、ネットで調べて、歩いて10分ぐらいの病院をセレクト。そこには、アレルギーを調べる特殊が機械があって、ほんのわずかな血液で、何のアレルギーがあるかが判るんだとか。料金5000円かぁ。しゃーない、行ってみるか。予約なのかな? 電話で問い合わせると、新患は予約は受けない、とのこと。空いていそうな時間を聞いてみると、診療開始直後、というお答え。混んでいるときは2時間ほどお待ち頂くこともあります、とも言われた。

よし、午後一番、と決めて、診療時間開始15分前から受付を始めるらしいので、その5分前に病院前に到着。あや~、すでに行列。10組はいるか。小さな子供連れも何組かいる。モリ介も、子供時代は、耳鼻科とか皮膚科は随分と通った記憶が。こんな感じで、親には世話になったのかな、としみじみ。受付が始まって、もらったレシートは12番。QRコードが付いてる。試しにスマホで読み込んでみると、今、受付すると、待ち時間がどのくらいか分かる仕組み。53分? モリ介の後にも5人くらい居たから、53分はかからないだろうけど、40分は覚悟しないと。

診察の結果、アレルギー検査はやりませんでした。というのも、食物アレルギーについては、モリ介ぐらいの年齢になると、もはや発症することは、ほとんど無いんだそう。花粉とか犬、猫みたいな食物以外については、可能性はある、とのこと。何でも食べてみて、もし、同じような症状が出た場合は検査しましょう、ということに。結局原因は不明のまま。もしかして、件のサバ、当市場とお取引頂いていないお店で買ったから、こんなことになったのかと。当社のライバル企業に売り上げをくれてやったことで、バチが当たった? 会計待ちの間、こんなことを考えてました。トータル1時間ちょっと任務完了。2時間待ちでなくて本当によかった。それにしても、先日のモリ介母の時もそうだけど、なんだかんだ、病気やケガに悩まされてる方って、多いんですね。そう言っても、モリ介も、腰の治療は週2だし、他にも呼吸器や内科に月1で通ってる。それでも2時間待ちは無いかな。まあまあ、恵まれてる方でしょうかね。

ついつい話が長くなるんですよね。本題の卸売場へ。今日は荷物が多い。ブリやサンマは売場に入りきらないくらい。カツオはそんなに多くないかな。肝心の脂も、薄めだったような気が。その他では、冬の魚の存在感が大きくなってますね。そんな中、見つけたのが…。

このパックの中身、何でしょうか? 答えはタラコ。マダラではなく、スケソウダラの卵になります。北海道は噴火湾産。500グラム入りで、この箱には20パック入ってました。箱書きには「生子」。中身が見えてなかったら、素通りしてたかも。皆さんお馴染みの、塩タラコや辛子明太子の生原料がこれになります。赤くないって? そう、あの赤い色は着色によるものです。なので、どこのお店にも並んでるわけではありませんが、無着色の塩タラコとか辛子明太子もあるんですよ。着色料は口にしたくない、というニーズも少なからずありますので。でも、今は添加物についても規制が厳しい。体を壊すくらい着色料を摂取する前に、塩分摂りすぎで、体がおかしくなっちゃいますよ。モリ介としては、そんなに気にしなくても大丈夫ではないかと。だいたい、モリ介の幼少期なんて、何を喰わされてたのか、甚だ怪しい。添加物だらけだったと思いますよ。それでもまだ生きてるんだから、人間って頑丈に出来てますな。そして、初見ではとても食べ物には見えないマダラコについては、売場で見つけ次第、お届けしますね。それにしても、助白子は姿が見えませんでしたね。一足早く売れちゃったのかな。

もう一ネタは、というと、迷った結果、これに。

あれ? これってちょっと前にやらなかったっけ? 新イカとか、小っちゃいヤツ。あ、あれはコウイカだ。すみません。モリ介には、ヤリイカとかスルメイカとは違う、って判りますけど、これとコウイカの違いって、見ただけではちょっと…。コウイカは硬い甲があるので、触れば判るんでしょうがね。え~と、このイカは、アオリイカ。久慈・普代あたりで水揚げされたもののようです。3キロ、10尾入りでした。実は、もう一回り大きなアオリイカも入荷してたんですが、こちらは秋田県産。写真だと、大きさなんかもはっきりしないので、県内産でいいかと。調べてみると、地域によって、旬も違うそう。岩手、秋田で獲れてるので、東北では今頃からが旬となるんですかね。お味は、というと、イカ類の中でもトップクラスの旨味を誇るそう。お店で出会ったら、即買い、即呑みでしょうかね。

あ、そろそろお時間。今週は、お陰様で撮れ高いっぱい。紹介しきれなかったネタもまだありますので、来週以降おいおいと。今週もお付き合いいただき、ありがとうございました。また、月曜日にお目にかかります。モリ介でした。