• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介(仮)です。今日もお届けしていきます。お願いします。

あ~、痛い、モモの裏側が。何でかというと、草取りをしてるから。今頃?と

思われるかもしれないけど、ついこの間まで暑かったでしょ? いくら早朝とは

いえ、ぜんぜんやる気が起きなくて。もうちょっと気温が下がったら…、

とか言ううちに、この時期までやる羽目に。実家の裏庭は、早々に諦めて、

今はちょっと離れたところの、道路っ端。アスファルトとコンクリートの間なんて

取れねーのなんのって。どうせ枯れるんだけど、放っておけば、来年余計に

苦労だよね? でも、せいぜい4、50分でギブアップ。モリ介(仮)嫁も

口角が5センチぐらい下がってる。飯食って昼寝~。休みの度にこれだよ。

家の中の作業がたまりまくり。扇風機も片付けたけど、まだ掃除してない。

そのうちに雪に追われるし、”寒くてムリ”とかなるよ。いい歳して、ホント、

進歩が無い。あ、こんなこと書いてるうちに、時間が…。

今朝の卸売場だけど、ブリやカツオの他に目立ったのは、生スジコと生イクラ。

ひと箱、万超えの、それが積まれたパレットの山が何個も。その中に、

スタントパックの生イクラが。山形から送られてきた、1キロサイズ。

日本海側では、漁獲がまとまってきてるのかな~、と思いきや、

「原料は、北海道産です」と担当者。”ほぐし”とパック詰めを山形で

やってるだけみたい。もうちょっとすれば、山形県産の上物も入荷があると

思いますよ。お楽しみに。三陸も含めてだけど、少しでも多くの漁獲が

あることを祈るばかり。先の担当者によれば、北海道産の秋サケは

漁獲が少なくて、集荷にも苦労しているみたい。北海道産の漁獲が終了して、

仮に、三陸や日本海の不漁がはっきりすれば、いずれ価格は上がるんじゃ

ないかな? もちろん、悪いほうに転んだ場合の予測ですけどね。

さっきの北海道産の山積みパレットだけど、あっという間に、何か所かの

鮮魚問屋さんに引き取られていきました。おそらくだけど、年末用の

イクラしょうゆ漬の原料向け、じゃないかな。プロが動く、ということは

今頃の手当てがベター、ということ。手作りのイクラしょうゆ漬は、全然

難しくないですよ。料理が得意でないモリ介(仮)も、何回も作ってる。

原料価格が高くなる前に、チャレンジをお勧めしますね。作り方は

ネットで調べると、いくらでも出てきますよ。イクラだけに。でも

モリ介(仮)がコツとして言いたいのは、とにかく手早くすること。

かなり昔のことだけど、仕事で、卸売場での試食会を開催した事があった。

生スジコから、イクラしょうゆ漬を作ったんだけど、当時は動画サイトも無いし、

ネット記事から見よう見まねでやってみた。ぬるま湯での、生スジコからの

ほぐし、そして、お湯を使っての洗い。手際が悪くて、結構時間がかかった。

結果、見事な”ピンポン”ができましたとさ。あ、ピンポンとは、皮が硬くなった

イクラのこと。パンパンに張ったイクラが、奥歯でも噛めなくて、口の

中を跳ね回る様を表した言葉みたいだけど、うまいこと言うなあ。もちろん

試食会では、もの笑いでしたが、何か? 結果学んだのは、プロがほぐした

生イクラを使う(もちろん柔らかいもの)、とにかく洗いは短く、

色々面倒なので濃縮のめんつゆを使って漬け込む、漬け込み時間は長くて

3時間、小さいシール容器に小分けして冷凍する、これです。洗いなんで

10秒ぐらいだよ。洗うと白く水が濁るけど、これは皮のたんぱく質で

ゴミじゃない(らしい)。水が透明になるまで洗ったら、ピンポンは

高確率で出現するんじゃないかな、と思う。ま、モリ介(仮)のやり方も

ベストではないと思うけど、食べた方からの評判は良いですよ。解凍も

冷蔵庫に一晩おけば、それでオーケー。イクラの中身は油分なので、

解凍はとにかく早い。魚の油なので、D HAもたっぷりなはず。

ぜひたくさんの方に、生スジコや生イクラを使って、お得に楽しんで

頂きたいですね。ということで、そろそろお時間となりました。

モリ介(仮)がお伝えしました。また明日に。